亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

上げられるうちに追加利上げするなら、それは「今でしょ!」

2017年03月14日 17時26分40秒 | 金市場
追加利上げが確実視されている今回のFOMC。今回の利上げ方針は、28日以降に俄かに浮上し、FRB関係者しかも市場への影響力のあるメンバーが“3月利上げ”に声を合わせたのは、このタイミングをとらえ急遽利上げ実施に傾いたイエレン議長など中枢部の判断とみられる。 “市場とのコミュニケーション”と表現されるが、発言自粛期間(ブラックアウト)に入った先週は別として、先々週はその前にということだったのだろ . . . 本文を読む
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2月のトランプ・リスクの上げ幅を失った金、次の節目は3月15日

2017年03月10日 20時06分41秒 | 金市場
NY金は、前日のADP全米雇用報告の大幅上振れ(市場予想18.7万人増、結果29.8万人増)の余韻が残る中での続落という印象の展開。これで8営業日続落。2016年5月以来のこと。ちなみに、2015年7月には10営業日続落もあった。 ただし9日は、NY時間外を含め、24時間の価格レンジは1201.20~1208.90ドルと狭い範囲内での取引だった。基本的に本日の雇用統計を控え模様眺めだが、来週の . . . 本文を読む
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中国人民銀行、外貨準備は予想外に増加も金準備に変化なし

2017年03月08日 18時21分38秒 | 金市場
タイトル一部漏れで、再掲 中国人民元がIMF(国際通貨基金)の準備通貨(SDR)の構成通貨となったことから、毎月発表されるようになった中国の外貨準備。昨年は、3200億ドル近く減り、今年に入ってもペースこそ落ちたものの減少し、マーケットが節目とみていた3兆ドル割れとなっていた。 昨日発表された2月末のデータでは、予想外の増加となった。市場予想は250億ドル減少の2兆9730億ドルに対して結果 . . . 本文を読む
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減らない米貿易赤字

2017年03月07日 23時31分46秒 | 金融市場の話題
週末10日金曜日の米雇用統計まで主要な経済指標のない今週だが、本日の米貿易収支のように、これまで注目度が低かったものの、トランプ政権になり位置付けが変わったものがある。言うまでもなく、米国の貿易赤字こそが貿易不均衡の証しとして、赤字の相手国に問題があるとして2国間で話し合い赤字の解消を図ろうというもの。 ホワイト・ハウスに新設された、つまり大統領直轄の機関である国家通商会議の委員長が対中強硬派 . . . 本文を読む
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利上げは織り込み済み。それでも発表当日、翌日には一度は売られる金

2017年03月06日 20時35分38秒 | 金市場
注目の3日のイエレン議長の講演。「今月のFOMCで、雇用とインフレがわれわれの予想に沿って引き続き進展しているかどうか検証する」とし、進展していれば引き上げる公算が大きいとした。議長は同じ講演で、自身の議長就任以来、初めて国内外で差し迫った問題が見当たらない状況とも話した。つまり、3月は引上げますと言っているに等しい。最後の通過点が、来週10日の雇用統計だが余程下振れなければ利上げということにな . . . 本文を読む
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金市場 先物手仕舞い売りの一方で現物(ETF)買い

2017年03月03日 20時15分53秒 | 金市場
昨日は、夕刻事務所でミーティング。終わったのが6時半頃で、久々に男性陣のみ3名で食事を兼ねて出たら酒が入り話題はまず足元の問題から各所に飛び、白熱しておもしろかったのだが、河岸を変えたところで1人がワープし(笑)、これは遅くなると自分は途中でドロップ・アウト。早朝のNYのチェックから始めねばならず、仕事上やむなし。しかし、ここの更新はならずということに。金曜日の今日やるべきだったが、今日は今日で . . . 本文を読む
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上下に波乱の兆しの弥生3月。トランプ施政方針演説よりダドリー発言

2017年03月01日 20時31分40秒 | 金市場
施政方針演説をライブで見たが、報じられているように特に目新しいものはありませんでした。本格的にスピーチに入る前に、こちらもまず確認したのはプロンプター(スピーチ内容が話し手から見える透明板)を使っているか否かということだった。使っていたので、さすがに施政演説だから当然だろうな・・・と。そして、例のトランプラリーの起点となった“勝利演説”と似た感じだろうと・・・。 結局、自らの言葉に酔うような形 . . . 本文を読む
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