マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

身体のゆくえ

2006年10月29日 23時16分24秒 | 庵主の日記
料理の味付けは必要なのか?
今、最大の関心事です。

人間以外の生き物は、味付けをしない。火を使わない。
人間の赤ちゃんは離乳食に味付けはしない。

味付けはいったい何のためにするのだろうか?

いろいろ考えたけれど、
どう考えても、

『食欲を増すため!』

これに尽きる。

ならば小食を提唱するマクロビオティックはどうなのか?
反対に塩気を入れすぎてはいないだろうか?

人間はもともと穀食動物であるからほぼ草食動物に近いのではないかなぁ。
草食動物は弱ったときには、ミネラル補給で塩を舐めるっていいますよね~。

植物や穀物は陰性が強いので陽性の塩が必要。これもうなづける。

要は、その加減なんですよね。

人間の血液の1%は塩と言われている。
人はこの血液の塩分濃度が薄ければ塩気を欲し、濃ければ水が欲しくなる。
つまり、塩気を欲せず水も欲しない塩分の摂り方が重要なのではないかしら?

実験!

①自分にとって鹹過ぎると感じる味付けの食事をとった場合
②自分にとって薄すぎると感じる味付けの食事をとった場合

使う材料はどちらも同じ、献立も同じ。私の体調も変わりなく、満月から新月の丁度間の2日間。昼食時。

①体がざわざわ騒いだ。(土鍋で炒め煮。塩、醤油でできるだけ陽性化)
陰性のものを食べるとよく肩が凝るが、今回超陽性で肩が凝った。筋肉が緊張した感じ。喉が渇く。後味が悪く1時間くらい辛かった。

②薄くて美味しくないと感じた。(ウォーターソテー、ピンチソルト)
生野菜に近い食感。身体が軽い感じ。物足りないが後味は悪くない。

両極に調理した場合、私の身体は②の薄い味の方が楽だったんです。①の方はかなりやられたって感じです。こう、検証すると格段に差が出てくる。でも、②をずっと続けるとどうなるのか?サンプル数を増やさなければならないなぁ。

次回料理教室で実験してみますか?

塩加減一つで身体が違う反応を示す。
あなたの塩加減、身体の行方は?

もう一つ重要なのは、今の私にはどちらも美味しくない・・・。
調理法が重要になってくるんだなぁ~。

ちなみに、無水煮(むしに)・・・水なしで極弱火で少しの塩か梅酢だけで蓋をして野菜の水分だけで蒸す調理をすると、味付けはピンチソルトor梅酢だけで本当においしい!!
これ、全国に広めたいなぁ。

自然医食デザイン<マクロビオティック料理教室>

2006年10月29日 18時00分47秒 | 庵主の日記
今月からスタートした、自然医食デザインのオフィスでマクロビオティック料理教室!

講師は、正食クッキングスクール料理講師 島田弘子先生。
島田先生の教室は、私も何度も受講いたしましたが、もう!もう!本当に、素敵です。お料理が、都会的でお洒落。ナノに基本食がしっかり盛り込まれていて、これぞマクロビオティック料理って感じです。
無何有庵で作るかぼちゃとくるみのキャンディートタルトの原型は島田先生が教えてくださったスイーツです。これ、いつも人気のおいしさなんですよ。
島田先生は、これからの季節には、和テイストのメニューもお得意です。毎年お節の講座も開かれるほどです。

■次回開催予定
11月22日(水)午前10時30分からの平日コース
11月25日(土)午後17時30分からの夜間コース

10人限定の少人数制。参加費は4000円。
四国の皆さんも、是非とも遠征して、井の中の蛙とならないように視野を広げるのもいいですね~。

皆様もご参加しませんか?

無水煮<むしに>!

2006年10月29日 09時39分26秒 | 庵主の日記
私が提唱して止まない「蒸し煮」の威力。
スチームでもなくウォーターソテーでもない。
braiseともちょっと違う。
MUSHINIなのです。

そんなことを話していたら、夫が素敵な名前を付けてくれました。

無水煮<むしに>

凄い!天才!

そうです、無水煮<むしに>です。

単なる無水調理ではありません。
野菜の持つ美味しさを極限にまで高めてくれる、マクロビオティックマジックなんです。無水煮<むしに>のマクロビオティッククッキングテクニック(陰陽を取り込み、時にはごま油を使い、時には長時間調理する)を知るだけで、美味しいと健康を手に入れることができるんです。さらに、その人に応じた野菜の役割、調理の法則、哲学と愛情のエッセンスのつまった、人生をも変える調理法です。

無何有庵では、基本食にこだわり、無水煮<むしに>にこだわり、美味しさにこだわり、美しさにこだわり、心も体も元気にする、そんなマクロビオティックのお料理を提案します!

言っちゃった♪