マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

片思い

2007年03月16日 18時38分56秒 | スタッフのブログ
患者様は歯を残したいと思って来院されている時に、
『でもねぇ…。だけどねぇ…残すのは無理です。』

とあたしは言いたくないです。
正直、本当に残せない状態になってしまったら、その状況はお話しします。
そうなるまでは、少しでも残せるかもしれない。と可能性を感じたら、なんとか残せる方法を必死で考えます。

歯周病の治療は、
自宅での  1.食事改善
      2.ブラッシング
歯医者での 3.歯石とり(歯茎の中の掃除)の3つが重要です。
歯周病の治療の3つのうち、2つは、セルフケアなんです
私たち歯科衛生士にできる事は精一杯残せる方法を考え、技術面の提供、一緒に残すお手伝いをする事です。

たまにお話していて、でも…。だって…。ってできない理由を言われると、私が片思いしている気持ちになります
特にでもー。ってよく言われるのが食事の改善です

ブラッシングの重要性は皆さん良くご存知なんです。
食事って重要視されてないんです。
自分が食べたもの以外に自分の身体は作られないんですよ

モチベートがうまくいかず、私の熱い思いをぶつけて、でも…。って言われた時には失恋してしまった心境です
モチベーションって難しいですよね…
力不足を感じる瞬間です

主治医は自分自身です。当院では、担当の衛生士はあきらめずに歯を残す方法を、必死で考えます
自分であきらめてしまわないで下さい。

救出困難に思われていた歯でも、ご本人さんの残したいという熱い思いで残せた例もたくさん見てきました

衛生士は決してあきらめません
主治医である患者さまご自身も自分の現状を受け止め、あきらめないで下さいね