今年は多くの有識者、医療関係者の方からマクロビオティックのご批判をいただきました。
内容の多くは
「マクロビオティックを実践している方は、ものの見方が偏りすぎて他者を受け入れない。これではマクロビオティックは危険である。」
と、いうようなものでした。
そうですね、マクロビオティックは習い始めると陰陽に囚われて、ご自身の中庸のポイントを見ずして、陽性化、陽性化とされていくと、ご批判を頂く結果となるでしょうね。
女性は男性よりもちょっと陰性で丁度いいのに、男性の陽性さよりも陽性になっていく方もいらっしゃいます。
レストランでおいしそうにステーキを食べている方を見て、眉間に皺を寄せるマクロビアンもいます。
そんな場合じゃないのに、頑なに医療(西洋医学)を拒み、食事でという方もいらっしゃいます。食事でと思うなら、悪くなる前に実践しておれば問題も大きくならないのですが・・・。
思いが強すぎて、周囲との親和性を失う方もいらっしゃいます。
そして、ステロタイプに判を押したような型どおりの方法を実践する方もいらっしゃいます。
そんな方々とは対照的に、ファッションや健康志向での知的欲求からの学びの方は、もうすでに時代はマクロビオティックからローフードに移行されていらっしゃいます。
興味はどんどん変化します。
マクロビオティックのこれからは、広がった(思うほど広がってはいないのでしょうが)マクロビオティック人口の整理になるのでしょうね。
マクロビオティックを実践される方が、もっと自由にいきいきと健康でいれば、ご批判をくださった皆さまからも、もう少し見直されてくるのかもしれません。
これらの方々は、一旦はマクロビオティックに興味を持たれ、浅くではあっても実践された方です。
残念なことに、料理を習われた程度なためのご判断と、病人のマクロビアンしかみていないことによる誤解なのかもしれません。
彼らには、ココロもカラダも不健康な状態の方が必死にマクロビオティックを実践されている姿を見て異様に思われたのでしょう。
私も、片眼的な時期がありました。
一番ココロがキュンとなる失敗は、熊本の菊池養生園でのこと。
こちらで働いていらしたとても素敵な栄養士さんに、熱くマクロビオティックを語り、多少の肉や卵(良質の飼料で育てた豚や牛、平飼いの有精卵)を使っていることでさえ批判してしまったことでした。今でも、胸が痛む失敗です。
また、玄米の炊き方にもいろいろあって、ご批判を頂くことがあります。
わたしとしては、玄米をしっかり浸水して<発芽モード>にすることが大切と考えています。ただ、実践のハードルが高くなるのであれば、暫くは洗ってすぐに炊いてもいいですよとはお伝えしております。毎日続けられることでの恩恵もたくさんありますからね。
塩加減は、一升に小さじ1を基本(当然各自調整すること)塩がどうしてもダメな方には昆布を入れてくださいとお伝えしております。
これは味付けではなく、ナトリウムとカリウムの比率の調整だということも忘れてはいけませんね。
私が学んだ正食協会のクッキングスクールでは一升に付き大さじ1と指導されてきましたが、私は、これは多すぎると思っておりますので、そのところは協会とは違っております。
岡田校長が絶対に大さじ1を入れてくださいと強調された時期がありますが、これも時代的に、クシマクロビオティックが広がり始めた頃のことで、協会との塩梅の指導の違いの格差がとても大きかったため、陰性過多になることを懸念してのことと理解いたしております。また、陰性過多で協会に駆け込んだ方も多くいらっしゃったことも事実のようですから。
最近ではそんなに入れることを指導していないようだとの友人からの情報もあり、なにごとも終息していくのが陰陽のおもしろさと思っております。
また、クシマクロビオティックでのピンチソルトやウオーターソテーもすべからく全員にそうしなければいけないということではなく、必要に応じてということを失念しないように取り入れていけばなんの問題も起きないのではないかと思います。
以前に、飯のコースの最終回にリマのレシピ、正食協会のレシピ、久司先生のレシピ、大森和慧先生のレシピできんぴら牛蒡とひじき蓮根を作り比べたことがありますが、
一番味が薄いと思っていた久司先生のレシピが一番鹹かったのでびっくりしたことがあります。このあたりも、クシマクロビオティックのレシピやクシ系の外国で活躍されている指導者のレシピとの差があることも確かのようですね。
いずれにしても、全てが正解ですし、全てが不正解になることがあることを知っておかなくてはいけないのですが、それが手落ちとなるとマクロビオティック批判を招くことになるのではないでしょうか?
もっとマクロビオティックを広げていきたいと思いますが、
広げ方は、陽過ぎず、陰過ぎず、中庸を持ち、トキとトコロとヒトに応じた食のあり方を伝えていければと思います。
一年を振り返っての雑感です。
内容の多くは
「マクロビオティックを実践している方は、ものの見方が偏りすぎて他者を受け入れない。これではマクロビオティックは危険である。」
と、いうようなものでした。
そうですね、マクロビオティックは習い始めると陰陽に囚われて、ご自身の中庸のポイントを見ずして、陽性化、陽性化とされていくと、ご批判を頂く結果となるでしょうね。
女性は男性よりもちょっと陰性で丁度いいのに、男性の陽性さよりも陽性になっていく方もいらっしゃいます。
レストランでおいしそうにステーキを食べている方を見て、眉間に皺を寄せるマクロビアンもいます。
そんな場合じゃないのに、頑なに医療(西洋医学)を拒み、食事でという方もいらっしゃいます。食事でと思うなら、悪くなる前に実践しておれば問題も大きくならないのですが・・・。
思いが強すぎて、周囲との親和性を失う方もいらっしゃいます。
そして、ステロタイプに判を押したような型どおりの方法を実践する方もいらっしゃいます。
そんな方々とは対照的に、ファッションや健康志向での知的欲求からの学びの方は、もうすでに時代はマクロビオティックからローフードに移行されていらっしゃいます。
興味はどんどん変化します。
マクロビオティックのこれからは、広がった(思うほど広がってはいないのでしょうが)マクロビオティック人口の整理になるのでしょうね。
マクロビオティックを実践される方が、もっと自由にいきいきと健康でいれば、ご批判をくださった皆さまからも、もう少し見直されてくるのかもしれません。
これらの方々は、一旦はマクロビオティックに興味を持たれ、浅くではあっても実践された方です。
残念なことに、料理を習われた程度なためのご判断と、病人のマクロビアンしかみていないことによる誤解なのかもしれません。
彼らには、ココロもカラダも不健康な状態の方が必死にマクロビオティックを実践されている姿を見て異様に思われたのでしょう。
私も、片眼的な時期がありました。
一番ココロがキュンとなる失敗は、熊本の菊池養生園でのこと。
こちらで働いていらしたとても素敵な栄養士さんに、熱くマクロビオティックを語り、多少の肉や卵(良質の飼料で育てた豚や牛、平飼いの有精卵)を使っていることでさえ批判してしまったことでした。今でも、胸が痛む失敗です。
また、玄米の炊き方にもいろいろあって、ご批判を頂くことがあります。
わたしとしては、玄米をしっかり浸水して<発芽モード>にすることが大切と考えています。ただ、実践のハードルが高くなるのであれば、暫くは洗ってすぐに炊いてもいいですよとはお伝えしております。毎日続けられることでの恩恵もたくさんありますからね。
塩加減は、一升に小さじ1を基本(当然各自調整すること)塩がどうしてもダメな方には昆布を入れてくださいとお伝えしております。
これは味付けではなく、ナトリウムとカリウムの比率の調整だということも忘れてはいけませんね。
私が学んだ正食協会のクッキングスクールでは一升に付き大さじ1と指導されてきましたが、私は、これは多すぎると思っておりますので、そのところは協会とは違っております。
岡田校長が絶対に大さじ1を入れてくださいと強調された時期がありますが、これも時代的に、クシマクロビオティックが広がり始めた頃のことで、協会との塩梅の指導の違いの格差がとても大きかったため、陰性過多になることを懸念してのことと理解いたしております。また、陰性過多で協会に駆け込んだ方も多くいらっしゃったことも事実のようですから。
最近ではそんなに入れることを指導していないようだとの友人からの情報もあり、なにごとも終息していくのが陰陽のおもしろさと思っております。
また、クシマクロビオティックでのピンチソルトやウオーターソテーもすべからく全員にそうしなければいけないということではなく、必要に応じてということを失念しないように取り入れていけばなんの問題も起きないのではないかと思います。
以前に、飯のコースの最終回にリマのレシピ、正食協会のレシピ、久司先生のレシピ、大森和慧先生のレシピできんぴら牛蒡とひじき蓮根を作り比べたことがありますが、
一番味が薄いと思っていた久司先生のレシピが一番鹹かったのでびっくりしたことがあります。このあたりも、クシマクロビオティックのレシピやクシ系の外国で活躍されている指導者のレシピとの差があることも確かのようですね。
いずれにしても、全てが正解ですし、全てが不正解になることがあることを知っておかなくてはいけないのですが、それが手落ちとなるとマクロビオティック批判を招くことになるのではないでしょうか?
もっとマクロビオティックを広げていきたいと思いますが、
広げ方は、陽過ぎず、陰過ぎず、中庸を持ち、トキとトコロとヒトに応じた食のあり方を伝えていければと思います。
一年を振り返っての雑感です。