マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

32本

2011年07月04日 10時44分26秒 | 庵主の日記
21歳になる息子の親知らずが生えてきています。
32本。治療歯なし。歯並びまずまず(親知らずの影響で下顎の前歯が少しガタつき始めたかな。

まあ、それでも一応親の務めを終えた感じがいたします。

虫歯もなく、育ってくれました。



32本の歯を持つということは、顎が正常に発達しないと持ち得ません。

小さいうちからよく噛むこと、顎が育つ・歯が壊れない食事とおやつ、正常な鼻呼吸、などなど発達に大切なことはたくさんあります。

歯科では8020運動を推進してまいりました。
80歳で20本の歯を残すという目標です。

松見歯科では8028の推進をし、80歳で28本の歯を残すことに取り組んできました。
松見歯科に来られる80歳以上の患者さまは多くの方が25本以上の歯を残されています。
28本の歯を残されている方は、90歳を越えてもご自身で車を運転してこられたり、自転車、バイク、徒歩でご来院なさります。

しかしそんな活動もむなしく、それ以前に子どもたちの多くは大人の歯が生える前にすでに危惧すべき状態の歯並びであることを知ってほしいと思います。

これはどういうことを意味しているかというと、
そのまま永久歯の生え変わりを迎えると、必ず叢生歯(乱杭歯)となり、歯がちゃんと並ばないという結果をもたらします。

一般矯正をすると、最大8本の歯(第3大臼歯:親知らずを4本、第1小臼歯を4本)を抜歯しなくてはならないということです。

さらに、今、若い女性で、第1大臼歯(6歳臼歯)が欠損という報告もあり、ますます、問題は大きくなっています。



なぜそんなことになるのか?
どうすれば子どもたちの歯並びを歯を抜かずに綺麗にすることができるのか?

とても心配ですね。

そこで松見歯科では、しっかりとした顎の子どもを育てるために、「育てる歯並び」よい歯の子どもシンポジウムを開催いたします。

効果的な「食事とおやつの基本」「噛む練習法・・・チューブトレーニング」「鼻呼吸開発メソッド」「口唇筋力ストレッチ」など健康額歯列育成法<松見メソッド>による自宅でできるノウハウを一挙公開いたします。
すでに隙間のない乳歯列でも、大切な永久歯を抜歯しない治療法や対処法もありますので、症例を通して皆さまにお伝えいたします。
顎がしっかりと育つことは、免疫力もアップします。
元気な子どもを育てるためにも、是非、聴いてほしい内容です。


日  時 7月18日(月曜・祝日)  

      午前9:30(開演)~ 午前11:30 (9:00開場)

場  所 サンポート高松 ホール棟 6階 「61会議室」

参加費 500円


講 師 松見歯科診療所    松見 哲雄 院長
     佃 歯科医院      佃  卓   歯科医師


お問合せ先:松見歯科診療所
      TEL:087-881-2323
      加藤まで
      Eメールはこちら 



子育て中のお母さん、お父さん、お孫さんの歯並びが気になる方、今からご結婚、妊娠、出産の予定の方はぜひお越しください。
抜歯矯正は、最大8本の永久歯を失うことになります。
「抜かずに、育てる!」ことが子どもにとって将来大きな財産になりますよ。

関連記事


























マクロビオティック料理教室 <飯のコース(基礎)> 第4回開催いたしました。

2011年07月04日 08時20分13秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
土曜日は、飯のコースの第4回目でした。



今回は、料理実習の前に座学で理論講座をいたしました。

「マクロビオティックと暮らし」というテーマで、太陽、地球、月・・・気候風土のお話をいたしました。

マクロビオティックが<身土不二>や<一物全体>、<陰陽調和>など、
自然を感じる生き方を提案するのは、
宇宙や自然を作り上げた『天然』の働きを感じることで、
人間という大脳を発達させた生き物がそれ以上にココロを豊かに育み、
<思考>という田(脳の象形)と心を、考(老の変形:老中・大老・老人→自分の生死の間で自己のイノチを見究めることのできる大人のこと)する(拷:たたく→田と心を叩き互いを響かせ、天然に共鳴する)、
つまりバランスを取り、人類が天然の創造したあらゆるものの一部であることを認識し、
天然のままに生きることの大切さを知るためだと思います。

そのためにも、体覚を忘れた私たちは、
まず、この地球上の自然や目に見える宇宙の営みをあらためて感じなおす必要があります。

皆さんに見て頂いた地球と月との関係、太陽と地球と月のめぐり。
そして、男性性と女性性の違い、意味。
生み出す働きを持つ天然に相似する女性のカラダと役割。
女性の生き方について、どうお感じになられたでしょうか?

次回、宿題とともにご感想をお聞きしたいと思います。

さて、今回のお料理は



●三色どんぶり



●春雨サラダ



●小豆かぼちゃ



●人参の花びら菓子
●おまけのかぼちゃのトリュフ



おいしかったですね。