マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

こういうことじゃないよなぁ。

2011年07月13日 08時12分31秒 | 庵主の日記
今朝、ネットでこんなニュースを見つけました。
たしかに、事故などで不運にも歯を失ったような場合は、インプラントだってありかも知れないと思いますが(もちろん、安全であるという前提で)、歯を守るということは、こういうことではないと思います。

壊れたから、再生技術でというのではなく、壊さないことを何よりも一番にすることが
本当の意味での最先端だと思います。

以下、記事の転載です。


「本物の歯」で入れ歯=5本まとめて移植、再生―マウスで成功・東京理科大など
時事通信 7月13日(水)1時10分配信

 高齢化や事故で歯を失った人が、「本物の歯の入れ歯」の移植を受け、自分の歯が再生する―。夢の治療の実現を期待させる基礎技術が、東京理科大と東北大、東京医科歯科大の研究チームによってマウスで初めて開発され、12日付の米オンライン科学誌プロス・ワンに発表された。

 東京理科大の大島正充助教や辻孝教授らは、マウス胎児から歯のもとの細胞を採取し、歯の原型「歯胚(しはい)」の段階まで培養。プラスチックの型枠に4、5本並べて入れ、腎臓皮膜下に一時的に移植した。

 2カ月弱かけて大きさがそろい、エナメル質や象牙質、歯髄、歯根膜を備えて歯槽骨でつながった「再生歯ユニット」に成長させてから型枠を外し、歯を抜いた跡に移植した。1本移植した場合の詳細分析では、顎の骨と結合し、歯髄に血管や神経もでき、餌をかみこなせることが確認された。

 人間の場合は、歯のもとの細胞をどのように準備し、体内や試験管内でユニットまで成長させるかが課題。移植に伴う免疫拒絶反応を避けるには患者自身の細胞が望ましく、少年なら親知らずの歯胚、大人なら皮膚細胞に遺伝子群を導入して作る万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を利用できる可能性がある。

皆さんはどう思われますか?