マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

羹のコース8回目 天然酵母のパン作り

2006年03月06日 18時55分37秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
 羹のコースでは、10回コースの中でパン作りを致します。天然酵母を育てて、国産オーガニックの全粒粉小麦粉と塩だけのシンプルなパン作りです。酵母の餌に少しだけ甘酒を使ったりメープルシロップをほんの少し使うだけです。フィリングに林檎の蒸し煮やレーズンや胡桃をちょっと贅沢に入れますが、半年に一度のパン作りですからそこは気合を入れて作ります。

今回使ったのは、ホシノの天然酵母とちょっと実験で天然のドライイーストを使いました。ホシノの天然酵母は育てる事3~4日。レーズンや他のマニアック酵母と違って(これがまた育てるのが面白い!)簡単お手軽。味はクラストが固い、ハードトースト系、リーンな焼き上がりです。蒸しパンにしてもおいしくなる酵母ですね。皆さんはじめてのパン作りでしたが、とても上手に焼き上げました。
天然のドライイーストを使ってのパンは、さらに簡単、発酵1回というおきて破りのRECIPEに挑戦。ちょっと発酵過剰になってしまったのと林檎のフィリングをたっぷり混ぜ合わせたので、焼き上がりは少し凹んでしまいましたが、味はケーキのような食感で美味しかったです。

 パンだけでは主食に成りませんので、玄米コロッケを。天然酵母のパン粉と高野豆腐をすりおろした衣の2種類の食感をたのしみました。お手当てには、椎茸スープ。デザートは、無何有庵オリジナル、銀手亡(幻の白隠元)を使った<蕎麦のモニコドモンブラン>
です。これは櫻沢先生が名付けの<モニコド>をアレンジしたものです。原型はうどんと小豆の寒天寄せです。どこにもない食べ物ということで<どこにも>を反対にして<モニコド>とつけたそうです。食べ物に不自由した頃に、弟子が苦心して作ったこのメニューに絶賛しつけた名前だそうです。



 

筋トレはじめました

2006年03月06日 01時34分56秒 | 友達 永久保存
久々に懸垂をやってみました。

2回しかできませんでした・・・

これはショック!!

懸垂の過去の最高記録は53回。
いつも15回くらいはできてたのに
たったの2回まで衰えていたとは・・・

職場にはろくぼくがあるではありませんか!

それを利用して懸垂とハンギング・ニー・レイズを
そして、四股ふみとバランス・スクワットを
始めて1週間が経ちました。

筋肉が強化されるのがよーくわかります。

本屋の立ち読みは3時間くらいはできそうです。

左の背中のうずくのもほとんど治りました。

姿勢が改善され視界が変わりました。

血流がよくなったせいか精神も爽快です。

これはいい!







国分寺中学校、食育第2弾「鍋の日」

2006年03月03日 17時43分48秒 | 庵主の日記
 3月1日(水)に、香川県高松市国分寺中学校3年生は3時間目の授業から何やらそわそわ。実はこの日、「弁当の日がやってきた」に続く第2弾「鍋の日」なのでした。その日に一クラス6斑に分かれて、学校の近くのスーパーに買出しに行くところから始まります。そして材料調達がすむと、調理実習です。野菜の洗い方、切り方と始めてのことばかりで、創造を絶する展開が始まります。(笑)
 
 この日は、前日から我が家を宿泊所にし(大歓迎(^^ゞです)、西日本新聞社の「食卓の向こう側」第8巻の取材で、無何有庵ブログではおなじみの佐藤弘さんがおいでになりました。国分寺中学校の竹下校長先生にも許可を頂き私もお伺いする予定でしたが、「確定申告前に何をいっているんですか」と税理士さんにしかられ(-_-;)泣く泣く佐藤さんを学校までお送りするに留まりました。ですから写真がアップできません。

 佐藤さんの話では、本当に楽しかったそうで、各班結構美味しく鍋をつついていたそうです。石狩鍋やキムチ鍋など子どもたちは工夫を凝らして作ったそうです。でも、普段あまり作らないので、味はともかく見た目が非常にユニークで面白かったようです。(詳しくは、食卓の向こう側第8巻を買って呼んでください)

 でも、鍋をつつく給食なんて素敵ですよね。暖かいし、みんなで同じものをつつきあって反省やら自画自賛しながらの楽しい食事風景・・・。案外家庭の中で失われつつある日本の食卓の原風景ではないでしょうか。次回は絶対に味見に行っちゃうぞ!!

ひいな祭り

2006年03月03日 17時09分11秒 | 庵主の日記

 今日は3月3日、ひな祭り。旧暦ではまだ2月4日ですから桃の節句というよりはまだまだ梅見月。旧暦の2月12日(西暦3月12日)が桃始笑(ももはじめてわらう)といって桃の花の蕾が開きかけるころとしています。
 旧暦の3月3日は西暦で3月31日・・・本来の季節の移ろいで桃の季節はまだまだ先なのですね。



 無何有庵で専属マクロビオティック料理講師を務めてくださっている岡田右佳先生が昨年近くの山に一緒に採りに行った桜の花と葉の塩漬けを使って、桜餅を作ってきてくださいました。ほんのり甘い餡には桜の葉を刻み込んで香りがうれしい、ひいな祭りになりました。


三井式温熱療法始まりました。

2006年03月03日 15時52分29秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
 昨日、午後から三井式温熱療法が始まりました。
施術は、かぐや温熱医院のかぐや先生(佐々木啓子先生)が担当してくださいます。
いつもは、ご主人の仕事場の横にあるかぐや温熱医院での施術ですが、無何有庵に出張してくださるために、簡易ベッドをご用意くださいました。まっさらのベッドでの温熱体験者は、40肩が気になる男性と乳腺が張って痛いという女性のお二人です。うちのスタッフの今川も少しだけ体験いたしました。



「なんか、ワイシャツになった気分!?」と笑っておっしゃった男性は、施術後「あぁ、軽くなりましたねぇ、へぇ~」と満足げ。「乳腺の痛みが、息をするだけで痛かったのに凄くやわらぎました」と皆さん本当に喜んでおられました。スタッフも「凄く気持ちがいいです」と絶賛でした。かぐや先生ありがとうございました。

かぐや先生のご配慮で、3月、4月、5月の3ヶ月間は無料体験(通常は1時間5千円)で施術してくださるそうです。同じ方が何回受けられても良いそうなので気になる症状がある方は当院までご予約ください。第1、3木曜日13時から限定3名のお時間をご用意いたしております。

心臓病に卵醤(らんしょう)

2006年03月02日 10時46分07秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
 患者さまの木曽さんは庭で鶏を飼っています。いつも作務衣姿で尼さんのような雰囲気の木曽さんは半年に1度の定期検診の度に生みたての卵を持ってきてくださいます。
 マクロビオティックでは卵は貴重なお薬です。食養家 石塚左舷は卵は一生に3個までといわれたそうです。マクロをしていなかった頃はバンバン食べていた卵・・・。何生分を生きているのかしら、私。

 久しぶりの卵、何と言っても炊き立て玄米ご飯に卵がけが一番です。晴れの日のおごちそうです。(感謝)

 卵は、有精卵。お手当てに使うのは、「卵醤」という卵1個を割って(黄身だけでも全卵でも良いそうですが、黄身だけのほうがより陽性です)殻の半分に古式醤油を入れ(黄身だけの時は黄身と同量)混ぜて服用します。心臓の弱りに驚くべき速効性があります。卵醤は非常に強いお手当てになりますので、原則として、連用はさけること。2日あるいは3日に一回食前に服用します。
卵醤を服用しない日は梅醤番茶や醤油番茶を服用します。

急性アルコール中毒で倒れた時などにも効果があります。

極陰性の病気に使う、極陽性のお手当です。初めての方は、しっかりと指導していただける方のもとで行ってください。