マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

マクロビアンは虫歯にならない、はず。その2

2006年06月20日 20時40分10秒 | ブログ内歯科相談
昨日の書き込みで、久司系マクロビアンを敵に回してしまったと(笑)周りで心配の声が聞こえます。

いいえ、決して批判をしようとしているわけではありません。診療室で毎日患者さまを診ていますと、虫歯になる人、歯槽膿漏になる人の食生活にはやはり共通する問題点が見えてくるのです。

私たちが歯科の立場でマクロビオティックを選択したのは、はっきりと玄米を食べることと砂糖を一切取らないの2点において正しいと感じたからです。

そして、歯科だからこそできる係わり合いを大切にできる(つまり皆さんが健康で喜んでくださる)のがマクロビオティックの食事法だったのです。
私たちは、ストイックに上記2点に関して決して曲げることのないものとして捉えてきたところがありますので、この点に妥協点を見出すつもりがないのもちょっと強引に聞こえるゆえんかもしれません。

マクロビアンだって、虫歯になってもいいし、お病気になっても何のお咎めがあるわけではありません。現に私だって、ちょっと気を緩め邪食が続くと風邪を引いたり熱を出したりするわけですから・・・。でも、虫歯にはならないのです。歯をそんなに磨かなくってもです。

これは、やっぱり糖類の選択と摂取の仕方にかかわってくるのではないでしょうか。

話は反れますが、マクロビオティックが宗教と違う点は、「絶対」がないところではないでしょうか?
ノンアニマルといっても、場合によっては白身なら、川魚なら、貝類なら、有精卵ならと箍をはずします。ノンシュガーといっても、米飴なら、甘酒なら、メープルシロップなら、甜菜糖なら・・・。
そこに落とし穴があるのです。誰が箍をはずし、誰が許容するのか。
桜沢先生の教えでしょうか?
いいえ、私(あなた)自身なのです。

あなたは、岩石のような意思の強さをお持ちですか?

米飴なら、米由来だからいいのよ、いいのよ、いいのよ・・・。知らず知らずのうちに糖類の取りすぎになっていやしませんか?

この続きはまた明日。


マクロビアンは虫歯にならない、はず。

2006年06月20日 00時04分01秒 | ブログ内歯科相談
マクロビオティックを実践していても、虫歯になる方が結構いらっしゃいます。
「おかしいなぁ・・・」

本当に桜沢先生が提唱したマクロビオティックの実践者であれば、マクロビオティックに出会う前に出来た虫歯か、砂糖の害を身を持って実験をされるよほどの方でない限り虫歯になることはありえないことです。(お口の中が虫歯が始まる数値ph5.4を切る酸性状態に追いやられるようなストレスを受けた場合は別ですが・・)

しかし、私の知る限りでは相当の方が、しかも指導者の立場の方をもが虫歯、歯槽膿漏というおおよそ考えられない問題をお持ちでいらっしゃいます。

なぜ?

考えられる理由としては、マクロビオティックを実践していない、ということに尽きます。

「ドキッ」としたツクロビアンは大丈夫です。「ハレの日がちょっと多かったんですよねぇ、ね、ね」。早々に虫歯を治療して、今後は精進なさってください。

「えぇっ?」と声にでてしまった陰性のあなた(口が開くのは陰性な思いです)、何故陰性体質なのか?一番の原因を考えてください。


小児科医の真弓貞夫先生も、玄米菜食をしていれば歯を磨かなくっても虫歯にはならないとまで豪語なさっています。(まぁ、ブラッシングはして欲しいですけれどねぇ・・・)

特に、いまどきのクッシー系マクロビアンは要注意です。久司マクロスイーツは甘アマ過ぎですね。久司先生の教えをゆがめて解釈してはないでしょうか?


そうです。糖類の取り方、選択のしかたで虫歯を作るマクロビアンになってしまうのです。

甜菜糖、メープルシロップ、黒糖、蜂蜜などなど・・・。(毎日の野菜ジュース、果実ジュース、果実もそれ自体がph4を切りますので注意。黒酢なんて危険。)

甘味は出来るだけ、米由来のものを少量、ハレの日に。

この原則こそ、桜沢先生が提唱されたマクロビオティックです。メープルシロップなどは白砂糖よりはマシというレベルのものです。
このことがウソかホントかはあなたのお口の中に答えがあります。
虫歯、歯肉炎(歯肉の腫れ・・・膨らむ力は陰性)、歯槽膿漏があるマクロビアンの方は、よく考えてください。歯が溶けるような食事が正しいかどうか・・・。
次回、砂糖の話につづく)

おにぎり山の謎

2006年06月19日 23時27分17秒 | 友達 永久保存
豊島に行ってきました。

NHK文化センター高松の
自然観察という講座を受講してます。

講師は植物学のスペシャリスト、
五所野尾先生。

この先生がまたおもしろい。

五所野尾先生のガイドのお陰で
物言わぬ自然と少し会話ができつつある。

なぜ、香川の山はおにぎり山が多いのか?

ひそかにあれは超古代人の
人工ピラミッドに違いないと
信じていた僕の妄想は
五所野尾先生のアカデミックな
説明によってガラガラと崩れ落ちた。

と同時に長年の疑問が解決され
溜飲が下がりホッとした。

やっぱりお勉強してる人は魅力的だ。


おにぎり山は三層構造になっていた。

下層が花崗岩
中層が凝灰岩
上層が安山岩

風雨による侵食で
一番硬い安山岩が
そのまま残るそうだ。

うまく解説ができないけれど
おにぎり山の姿には
ちゃんとした理由があることが
わかって満足。

よかったね。







京まくろび  善右衛門的。カフェ

2006年06月19日 14時33分38秒 | 庵主の日記
マクログでも超有名な、京まくろびのお店「善右衛門的。カフェ」に行ってきました!

京阪三条駅を鴨川沿いに上がってちょっと東入ルところにある、善右衛門さんのお店は想像していたよりもこじんまりとした、とっても素敵なお店でした。

カウンターテーブルに6席ぐらいと8人ぐらいは座れそうなテーブル席がありどこに座っていても、店主・善右衛門さんとの会話が弾む。そんなお店です。

夕方5時には閉店という、善右衛門さんのライフスタイルがうかがえる芯のあるお店ですから、お客さんも素敵なこだわりを愛する方ばかりのようでした。

お仕事帰りの一杯の珈琲という訳にはいかないところが京都人たる美意識。その代わり営業時間は絶対に期待を裏切らないという、常に最高を目指す善右衛門さん的カフェでした。かといって堅苦しさなどは微塵もありません。



ご一緒していただいたのは、幹事役していただいたguru2さん、asobiさん、はじめてお会いするguguさん。guguさんは京都に住んでいらして自転車で来られました。(http://gugu444.exblog.jp/d2006-06-18)
guguさんはお母様がマクロビアンで、二代目マクロビアン。いいなぁ、小さいときから正食で育ったんだそうです。食の話や心の話に盛り上がりました。
そして、待ちに待ったランチの登場です。

   


玄米ご飯は、フィスラーの圧力鍋で炊き立てをご用意いただきました。蒸気の香りが既に甘く、ぺこぺこのお腹にはたまりません。これだけでおご馳走です。

前日は、香川から遅くに大阪入りしホテルにPC持ち込んで缶詰で仕事でしたから、ろくなもの食べていません。イカリスーパーで買った白ご飯とヘネシーのミニボトルというなんという取り合わせの食事・・。朝食もいつものように抜きでしたから、ハレのおばんざいに感激です。

奥様のお病気を契機にマクロビオティックをはじめたという善右衛門さんは、京都のおばんざいの良さに、桜沢先生の教え、正食協会、リマ、久司先生とそれぞれの素晴らしいところを取り入れた、まさに「善右衛門的。」京まくろびを提案。囚われのないいいものがいい!と五感で感じたままを料理にしている、そんな気が致しました。

「だから、おいしい!」

人気の秘密は、このお料理に写し出される善右衛門さんの生き方そのものなのでしょうね。マクロビオティックにさえ迎合しない、骨太なマクロビアンです。中庸のなせる業ですね。

閉店間際まで居座って、最後は記念撮影をしていただきました。緊張の一瞬。とっても素敵な善右衛門さんにお会いできて、本当に最高の一日でした。また、遊びに行きたい、行きます。どうぞ、よろしくです。

足心道 三島祥園先生

2006年06月19日 14時06分20秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
昨日18日、正食協会3階で足心道講座がありました。第5回コースの最終回で、足から手、全身までのボディケアを習いました。

三島祥園先生は87歳。

とてもご高齢とは思えない迫力で足心道のいろはを教えてくださいました。
ただ、手順、方法を伝授するのではなく、未病のうちからの毎日のお手入れが健康を作り維持していく最高の方法であることや、物事への考え方捕らえ方までをも教えてくれました。

食の大切さ、心の持ち方、日々の暮らし方に「霊主体従」を信念に生きてこられた三島先生の生き様そのものを垣間見せていただいた講座でした。

9月からまた新講座を設けられているとのことで、今度は74歳になる母を連れて受講しようと思っています。お元気な三島先生に刺激を頂き、きっと母もこれからの人生を一日一日大切にして暮らしてくれるのではと思っています。

三島先生、次回もよろしくお願いいたします。

つぶつぶCooking

2006年06月19日 00時14分46秒 | 友達 永久保存
木村克美先生のつぶつぶCookingに参加してきました。

もちきびの炊き方や料理法に興味がありました。

料理も簡単で美味しかったけれど
木村先生の雑談もよかった。

コメント力の高さが素晴らしい。

暮らしをエンジョイされているので
その体験からあふれ出る
いろんな情報はおもしろかった。

言葉の端々からだけでなく
雰囲気からも「生活の達人」
ぶりが感じられた。

「あんな人になりたい」
と思う人が
また一人増えました。





飯のコース<第5回>おかわりシスターズ出現!?

2006年06月18日 00時24分51秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)


今日は、飯のコース<第5回>の教室でした。
春夏コースも早、半分を迎えました。

レギュラーメンバーもすっかり仲良くなって、キッチンのあちらこちらで笑い声や楽しいおしゃべりが弾みます。料理教室は修行の場ではありませんから、まず、縁をつむぐ。私が、大阪の正食クッキングスクールに通って一番良かったことは、料理もさることながら、お友達が出来たこと。今でも付き合いが続く宝物です。受講生の皆さんにも、修了した後も付き合いが続くいい関係をつむいで欲しいですね。




















今日のメニューは、ひじきの混ぜご飯・飛龍頭・冷製胡瓜の利休汁・玄米あられ・お手当てで青菜パスターです。

<ひじきの混ぜご飯>

マクロ常備食の定番としてのひじき蓮根、第2回目に習ったおさらいです。混ぜご飯の具として今回は使います。
ひじきは、磯臭さが出るので蓋をしての蒸し煮はしません。皆さん、覚えているかなぁ?ひじき蓮根は是非毎日いただきたい常備食ですが、同じパターンで頂くのは飽きちゃいますので、色々な形に変えていただきます。今日はご飯に混ぜて。

食養を目的としたときの味付けは本当に濃い味なのですが、混ぜご飯にすると丁度いいからさです。

ムシムシする今日はガラスの器に盛り付けて、昨年7月につけた紅生姜をトッピングしました。



<飛龍頭>

皆さんの今日のお楽しみは、何と言っても手作りの飛龍頭。がんもどき、ひろうすなど呼ばれる豆腐と山芋の贅沢な逸品。お野菜や海藻、胡麻を練りこんで、ごま油で揚げます(ごま油100%で揚げると、なんて香りが良いのでしょう・・)。

飛龍頭は、熱々をそのまま頂いても美味しいですし、煮物に使ったり、おでんや鍋に入れてもおいしいです。今日は爽やかに、陽寿(梅醤ペースト)と麦味噌、ごま油、醤油、ラー油を混ぜた梅味噌を添えていただきました。





<冷製胡瓜の利休汁>

夏に美味しい冷汁。出汁なしでも胡麻ペーストでコクを出し、梅酢がきゅっと味を締めてくれます。

何故利休なのかというと、白胡麻。千利休が白胡麻好きだったことから、白胡麻をたっぷり使った料理には利休という名前がつくのだそうです。

普段のお味噌汁も、少し目先を変えるとちょっとおご馳走ですね。




<玄米あられ>

我が家では、神様、仏様に上げた玄米ご飯のお下がりを干しておいて(糒・ほしいい)にして冷凍保存で貯めたものを、揚げ物の最後にかりっと揚げるのが定番なのですが、息子はポテトチップスよりもおいしいと大好評のおやつです。

今回は、天板に薄く広げて100度のオーブンで小1時間焼いて乾燥させた糒を使いました。飛龍頭を揚げた後で、一気に揚げます。塩をふりよく絡めて出来上がりです。





待ちに待った試食会。ゆったり一時間ぐらいかけておしゃべりしながら腕によりをかけたお料理をいただきます。

無何有庵では、以前は料理の量がとてもボリュームがあって週に何回か頂く私自身が身体に負担が・・。
そう、食べすぎです。ってことで適量の盛り付け。

「そ、そんなぁ~」って毎回元気な食べっぷりを見せてくれるのが「おかわりシスターズ」!

ほらほら、食べ過ぎないでねぇ。玄米ご飯のお代わりは大目に見るから~。

お手当てのお話にも、質問飛び交う熱心なみなさん。
今日も楽しい教室でした。お疲れ様でした。

ヨンデンプラザサンポート高松・エコクッキング<第一回>

2006年06月15日 21時46分28秒 | 庵主の日記

今日は、ヨンデン(四国電力)プラザ・サンポート高松・トライアルスタジオにて、マクロビオティック・エコクッキングを開催いたしました。今日のテーマは<もったいないをフレンチ風に>ということで、野菜の皮や芯、残りご飯などを使ってのお料理です。

マクロビオティックはもともと皮も芯も全部(一物全体)使うので、本来は皮だけとか芯だけとかいった料理は案外少ないかも知れませんが、一般家庭では結構捨てられてしまうものなので、ここを捨てないでねって言うことで、あえて・・・。皮の抗酸化力や芯の部分の生長点の話も交えて、牛蒡の皮や茎、南瓜の皮、人参やキャベツの皮や外葉、芯を使ってお洒落なフレンチに仕立てていきます。



<冷たいご飯のフリッター>

残り物ご飯を残りものに見せない工夫の一つとして、圧力鍋で炊いた玄米ご飯に①みじん切りにした人参の蒸し煮②コーン③青海苔をそれぞれ混ぜて、山芋と地粉で作った衣をからめて油で揚げたフリッターを作りました。
付け合せには、蒸し煮キャベツとベビーリーフ、ソースはトマト味噌。
玄米初めての方が多い中、先入観を覆す美味しさだと皆さん玄米ご飯に興味津々でした。蒸し煮キャベツも、火を通すことで生よりも食べやすく甘味があって量も食べられると好評でした。



<野菜の皮を使ったテリーヌ>

テリーヌは、コンソメをゼラチンで固めたり、生クリームなどを使ってムース状にしたりしますが、マクロビテリーヌはやっぱり一味違います。いろいろな方法がありますが、今日は稗粉を使って穀類の力で固めたマクロならではのテリーヌです。
テリーヌ型がキッチンスタジオになかったので、それぞれ個別のガラスのカップを使うことに。稗粉は、本当にお役立ちな素材で、稗粉を水に溶かして火にかけるとだんだん粘りがでてきて冷やすと固まる性質があるので、ババロアやムース、今回のテリーヌなどに使えます。おかずだけど穀類っていうのは良いでしょ♪

野菜はコーンとグリンピース、人参の皮と牛蒡の皮の蒸し煮を使いました。
マクロでは牛蒡だって皮ごと、さらさず灰汁を取らず、っていうのは当たり前なんだけど、初めての方は本当にびっくり。土臭ささが甘い香りに変わって灰汁がうまみになるなんて・・。
味付けは塩。出汁もなしで月桂樹の葉っぱを入れておいた水で稗粉を溶き作りました。今日は、スプーンで頂くテリーヌです。使い終わった月桂樹の葉っぱを飾りにしました。

<屑野菜と残りご飯のポタージュ>

ポタージュも小麦粉、バター、牛乳などを使いますが、無何有庵のポタージュはこの頃玄米ご飯を使います。以前は、バターの変わりに植物性オイルを使って、牛乳の変わりは豆乳って具合に素材を置き換えて作っていましたが、アトピーの方や陰性過多の方などには油、小麦粉、豆乳などはきついですよね。いろいろ作ったし、いろいろアレンジで作れるけれど、ようやく見つけたのが玄米ご飯。灯台下暗しです。ごはんごはんといってきたのに、ご飯に目が行っていなかった。というより、ご飯の威力をまだまだわかっていなかったんですね。本当に美味しいポタージュ♪。料理ってすごい!面白い!どんどん進化していきます。どんなマクロ料理本にも載っていないポタージュです。
作り方は至って簡単!ミキサーで、玄米ご飯と蒸し煮野菜と水をクリーミーになるまで攪拌して、塩・コショウで味を調える。月桂樹の葉っぱを入れるともう洋風。好みで豆乳を入れるとまた格別な美味しさになるんです。やってみて!鍋で暖めるとより粘りが出てきますから好みのとろみに伸ばして、トッピングには玄米フレークを使いました。いり玄米やグラノーラ、ポテトチップスを砕いたものでも良いですね。

<かぼちゃの皮のタルト>

タルト生地は、全粒粉小麦の薄力と強力を100gづつに50ccの白胡麻油と塩少々いれ、カードで砂粒ぐらいになるまできるように混ぜて、水を入れ耳たぶの硬さの生地にする。あまりこねないようにするのがコツ。パートブリゼという練りこみパイ生地。タルトやクラッカー、工夫でクッキーにもなる汎用性のある生地。30分冷蔵庫で寝かせてグルテンの力を弱めサクサク感を出します。
生地を麺棒で伸ばしてタルト型に敷き、ピケをした上にかぼちゃのペースト、ナッツ類ドライフルーツ類をちらし玄米甘酒をかけ、かぼちゃの皮をちらしてオーブンで焼きます。
砂糖を使わなくっても本当に甘く美味しいデザートが出来上がりです。(今回、かぼちゃのフィリングがポタージュに入れすぎて少なかったのでちょっと私としてはごめんなさいのタルトだったので反省

盛り付けはこんなカンジで自由にしてもらいました。

盛り付けは、料理人の心です。食べる方が「あぁ、こんなに手をかけてくれたんだ」と思って食べていただけるように最後のメッセージ。もちろん大皿に熱々をどーんと出して食べてもらうのも美味しさの一つですが、それも最善の盛り付けの選択ではないでしょうか。

このところ数年、マクロの料理本に飽きてきた私は、本当のプロの料理人の「仕事」に近づきたいと思っているのですが、盛り付けはその入り口かもしれません。見て真似をする。まだ、私なんかにもできるステージです。

 

皆さん、美味しかったですか?次回は、もったいないを中華風にアレンジします。また、よろしくお願いいたします。



松見歯科 恒例 <ボーナス査定>

2006年06月13日 22時38分08秒 | 庵主の日記
昨日は、仕事が終わってスタッフ全員集合。恒例ボーナス査定を実施いたしました。ボーナス査定は、日常の業績評定、能力評定、勤怠効果など一般的な査定以外に、個々のレベル(スキル)アップをスタッフ全員で相互確認をするために、それぞれの課題研究発表を致します。

今回は新人の吉原を加えての5人の発表会を2日に分けて実施いたしました。

今回の課題は、 ■今川:初診カウンセリングのデータ表のリニューアル、短期集中治療プログラムの計画書・管理表の作成および説明用ツール作成。  ■渡辺:集中治療の成果記録、食改善と血液画像の変化記録、8028達成者の記録など5項目についての記録を閲覧できる患者さま用ツール作り。  ■横田:歯科予防プログラムの実施具体化について。  ■川田:患者さまの残存歯数調査による年代別・性別・通院年数別等の残存歯指数(全国平均比)の報告。  ■吉原:食品添加物調査によるまとめと食事指導での資料作り   とディープな内容。連日、夜の10時前まで発表と意見交換、評価が繰り広げられます。

実際にツールを作成していたり、PCを使っての発表、膨大な資料の作成など、今回も相当なボリュームでの発表となりました。


私たちが目指す歯科診療は、できるだけ歯を残す(可能な限り歯を抜かない、削らない)ことと、患者様に向いて仕事をするということです。そのために、どうすればいいのかということを、それぞれの立場やキャリア、能力に応じたテーマで取り組んだものを半年に一回の発表で実現化していきます。発表に終わり形骸化しないよう実践的なものの提案が多いです。
また、全員の前で発表するためには相当の予備知識や、事前の準備が必要で、それぞれのできばえに刺激されながら、自分たちのモチベーションを上げるチャンスでもあります。みんな、自己啓発として取り組みますから、仕事が終わってから連日遅くまで頑張った成果です。

ボーナス査定、スタッフが真剣に取り組み打ち込んでいる姿は、本当に宝物です。

さあ、明日は夏のボーナス支給日です!

食養相談について

2006年06月13日 17時39分34秒 | 庵主の日記
無何有庵では食養相談を実施いたしております。
緊急な場合以外は、お電話での相談は受けておりません。やはり、お顔を見て、問診をしっかりさせていただいて、自然医食での取り組み姿勢をご確認させていただいてからでないとうまくいかないからです。

よく、「健康保険は使えますか」と聞かれますが、自費となります。1時間8400円です(歯科受診での食事指導とは異なります)。料理やお手当ての実習をする場合は別料金となります。例えば、食養プログラムでのマンツーマン料理教室では一回/3時間で10500円です。

また、「治してくれますか」とも聞かれますが「治すのはご自身です」と答えます。

高いですか?いい加減ですか?

そう思われたら、是非受けないでください。

私たちの今まででの失敗はいつも、これらの点を良かれと思ってボランティアで関わった時に起こってきました。不思議です。

食養でお病気に取り組むとき、そのリスクを他力本願にされると必ずうまくいきません。後でいやな思いをしなくてはならないのです。一時間にかかる費用を無駄にせず一生懸命取り組む方、費用がかからないのでそれだけの価値にしか思ってくださらない方。私たちは、前者を選択いたしました。そして、その一時間が費用以上の値打ちのあるものとなるように最善を尽くす・・。

本当に真剣に取り組んでくださる方しか食養相談を受けたくないのです。ですから私のレベルでは高すぎるぐらいの値段をつけました。タクシーに1時間乗ったと思ってください。タクシー会社は沢山あります。何をどう選ぶのかはあなたの自由です。食養も同じ。

さて、あなたはどうお考えになられますか?

おばあちゃん、リハビリ始まりました。

2006年06月13日 00時00分28秒 | 庵主の日記
我が家の長老、96歳の智恵子おばあちゃんは、二ヶ月前肺炎で入院。一時はもうダメかなぁ、なんて思いも過ぎったのですが、なんと肺炎クリア。今日整形の病院に転院して、本格的リハビリが始まりました。約二ヶ月の猶予の中でどのくらい回復してくれるかにかかっています。歩けなかったら、家で寝たきりになってしまいます。何としても頑張って欲しい。
いつも病院食以外に玄米食をお茶碗一杯分ぐらい食べてくれます。
とにかく食があるということはとってもうれしくて、安心です。

担当の看護婦さんと記念撮影。
ちょっと眠たくなって笑顔が出ていないけれど、午前中はとってもニコニコしてました。頑張れおばあちゃん。

自然医食フォーラム会員の集い

2006年06月12日 14時42分27秒 | 庵主の日記
6月10日(土)、自然医食フォーラム解散にあたり会員の皆様との交流会を、大阪の玄米工房あすかさんで開催いたしました。総勢13名の集まりとなりあすかさん満員御礼状態となりました。美味しいお料理をいただきながらの楽しい2時間。皆さん本当にありがとうございました。

フォーラム解散のいきさつについて、少しお話をさせていただき、不覚にもちょっと涙してしまってごめんなさい。やっぱりフォーラムがなくなることはとても辛いことですね。でも、三浦先生が後を継いで頑張ってくださるとのお言葉も頂くことができたし、会員の皆様も引き続き自然医食デザインに移行しての会員登録を頂けるとのことで、本当に安心致しました。

さて、この日のメインェベントは、出会いです。発起人のguru2さんのご尽力で(ありがとう~)スペシャルゲストに、望診法でおなじみの山村慎一郎先生、フォーラムの会員でもありますがブログ界のマクロビ女王マクロ美風さん&アシュラム・イグノラムスのhinaさん、マクロ料理界の西の女王しまんた先生、自然医食デザインのDr.三浦・・・そうそうたる有名人もご参加くださり、司会の私はドキドキで気付けに一杯引っ掛けて挑みました。ちんねんちゃん、横でいてくれてありがとね。
マクロ美風さんは今回初めてお会いすることとなり本当に楽しみでわくわくしていたのですが、お会いするとそのわくわくがさらに広がって美風さんの周りには本当に美風がそよっていました。とにかく明るくて気取りのないしかも美人!細いからだのどこから沸いてくるんだろうってびっくりするパワーをお持ちですぐに人をひきつけてしまう魅力を持っていらして・・・。素敵な素敵な女性でした。会えて本当にうれしかったです。
そして山村先生も、望診法講座でお世話になってお会いするたびに大好きになりました。望診法仲間が、よく講座の前夜にお食事にお誘いしてくださっていたのですが、なかなか機会に恵まれず今回「やったぁ♪」ってカンジ。二次会では、横に座らせていただき、シアワセでした。
hinaさんは本当に少女のような笑顔でカワイイ(失礼しました)んです。周りにお花を撒き続けて下さっているようなイメージ。
シマンタ先生の爽やかな笑顔と白い歯は、参りました!ってカンジ。もう、なんでこんなにすてきなんだろう。

そして、いつも美しいombrageのyouさんkumikoさん、かわいいちんねんちゃん、この頃つるんと一皮むけてピカピカののこのこさん、わたし、相当好きなasobiさんの笑顔にも会えたし、今回初めてだけど、次回マクロビオティック井戸端会議を主催されるみっくさん、しっかり予約しちゃいました。これからもよろしくです。

今回店休日にもかかわらず、美味しいお料理を作ってくださったあすかさんにも心から感謝いたします。

二次会は肥後橋のイタリアンレストランRoccaさん。山村先生、マクロ美風さん、三浦先生を筆頭に7人で押しかけ、店長のkurumiさんシェフさんすみませ~ん。しかも夜中まで・・・
お陰さまで、とびっきりの楽しい時間をすごすことが出来ました。マクロ対応でのオードブル、おいしかったです。焼酎も濃厚。三浦先生差し入れのオーガニックワインまで持ち込みしてしまって・・。

マクロ美風さんが、本当のマクロビオティックを伝えたいとお話くださって、心にしみました。私も頑張ろう!美風さん、24日もよろしくお願いいたします。
ちんねんちゃんと山村先生の掛け合い楽しかったですね。みなさん、また是非遊んでくださいね。

ココロビアン、ご懐妊!

2006年06月12日 01時36分02秒 | 庵主の日記
今日は、大阪での素敵な出会いなどいっぱいご報告があるのですが、先にうれしいニュースをお知らせいたします。

以前、4月12日にがん患者様の支援について書いたコメントの中で、マクロビオティックをしてもちっとも子どもが出来ないと不妊を嘆いておられた方のことを書きました。

その、倉敷に住むYさんから、うれしいメールが届きましたのでご紹介いたします。



たまさん、お久しぶりです。
私、やりました!ついに、二世懐妊です。
私たち夫婦に、赤ちゃんを授かったのです。
一年半前に、子どもができないことをたまさんに八つ当たりして、本当にごめんなさい。でも、あのときのたまさんの「マクロビアンの前にココロビアンになってね」といわれたことがずっと胸に刻まれていて、マクロをもう一度ちゃんとやろうと決めたんです。
今までは、玄米ご飯をお薬のように食べてきたことに初めて気がつきました。他力本願だったんですね。子どものことをあきらめたわけではなかったけれど、それに囚われることなく、マクロを楽しんでみようと思ったんです。夫婦二人が元気で仲良く暮らせればそれで十分と思えるようになったんです。そうすると、主人の肝臓もすっかり良くなって、もっと驚いたことに、妊娠できたのです。不思議!
たまさん、ありがとね~。
一年半前のことがなかったら私はマクロを捨てて相変わらず子どもの出来ないままだったと思います。
うれしくて、うれしくて夫婦で涙流して喜びました。

今度、近いうちに母乳育児の相談に参りますので、またよろしく。



Yさん、本当におめでとうございます。
良かったね。きっと元気な赤ちゃんが誕生しますよ。