マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

調和道丹田呼吸法

2006年10月24日 16時18分28秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
先週の木曜日、恒例になった年に一回の調和道丹田呼吸法「秋の道場」を開催いたしました。

無何有庵では、ホリスティック医学での日本の第一人者、帯津良一先生が会長を務めておられる調和道の呼吸法を取り入れて早4年になります。

毎週木曜日、夕方からほとんど欠かさず呼吸法と自律神経免疫療法を実施。

歯科以外のお病気をお持ちの方々がご参加されとてもいい結果を得ることができております。

呼吸は、吐く息を大切に、長く。高血圧の方が呼吸を意識して整えると上下2~30の数値がストンと下がります。本当に呼吸って凄いんだなぁって感じます。


今回も、調和道の本部から指導員の勝田先生にご来庵頂きました。勝田先生は、年齢よりもウ~ンと若く見えていつも笑顔の素敵な先生です。

丹田を鍛える!腹を作る!って、よく男性指導員の先生がおっしゃいますが、うら若き女性にはちょっと・・・。
女性に優しい指導をしてくださる勝田先生は女性の参加者が多い無何有庵にとって本当に感謝です。

今回で勝田先生は3回目。もう、本当に大好きな先生です。



20人近くの方々が、お集まりくださり2時間のフルコースでご指導いただきました。呼吸法をすると、気持ちがリラックスして、眠たくなったり、涙が出たり、おなら(笑)がでたりと副交感神経優位となり、本当に気持ちよく眠れたり、身体がポカポカしてきたりします。

皆さんも、呼吸法を知らないでも、歌を歌ったり、詩吟をしたり、般若心経を唱えたりするだけでちゃ~んと呼吸法になります。
是非、やってみてくださいね。


右佳先生のココロビオティッククッキング CAFE STUDIO

2006年10月24日 08時48分40秒 | スタッフ講座マクロ日和&なごみCafe
明後日から始まる、右佳先生の新講座「マクロ日和」の進化形。
<右佳先生のココロビオティッククッキング 
              マクロ日和 CAFE STUDIO


カフェスタジオとしたのは、丁度<ゆるりまんま>と<料理教室>の間ぐらいのイメージで始めるからです。

どうしてもお仕事があって昼間に来ることのできない方が多いこと、料理教室よりもっとライトなほうがいいって方に発信できるものをと右佳先生が企画をしてくれました。これ、いいね~。私なんかには考えも及ばないナイスな発想です!

今回は、あまり告知もできていないのですが、もう11名のお申し込みを頂いております。お陰さまで明日のゆるりまんまも11名のお申し込みを頂き本当にありがたくうれしく思います。(メニューの告知もできていないのに・・・

さて、<マクロ日和 CAFE STUDIO >は、まず時間は夕方6:30スタート。
お仕事帰りに気軽に寄っていただけるように、まずは腹ごしらえ♪
皆さんにおいしい夕食をご用意してお待ちしております。

召し上がっていただきながら、マクロビオティックのお話をいろいろ(陰陽のことやお手当てや楽しいマクロビ知識を学んでいただきます)して、そのあとメニューの一品をデモンストレーションでお料理実習いたします。

約2時間のクラスです。皆さんのお時間が許せば延長の日もあるかな。

来月は、11月30日(木)。
人気沸騰の予感なので、興味のある方は是非お早めにお申し込みください。
メニューはまだ決まっておりませんが、裏切らない右佳先生です!



妻夫木聡さんの歯~☆

2006年10月23日 23時54分03秒 | 庵主の日記
今日は、午後から主人と自然食レストランに行って、映画『涙そうそう』を見てきました。ホホホ・・、2日連続、デートですね♪

映画は、もう始めから涙、涙で、泣かせの映画ってわかっちゃいるけど、水滞ぎみの私は目が腫れあがるほど、涙の映画でした。
ストーリーは、よくあるパターンではありますが・・・。

主演の妻夫木聡さん、素敵な笑顔で歯がきれいでした。
日本ハムの新庄選手も「歯が命」ですが(新庄選手はちょっと審美的ではありますが)、やっぱり綺麗な歯と歯茎はいいですね。

白い歯って憧れなんですよね、やっぱり。

私は、歯を磨くときペーストを使わないので、どちらかというとステインがつき玄米ごはん色かなぁ・・・(笑)。

そろそろ脱色しなきゃと、気づきをくれた良い映画でした。



JEUGIAカルチャースクール<女の養生訓>開催

2006年10月23日 22時54分11秒 | 庵主の日記
今日、JEUGIAカルチャースクール天満屋高松で、『秋のマクロビオティック講座<女の養生訓>いきいき暮らせる玄米ご飯』を開催いたしました。

JEUGIAさんの講座は、座学講座のためか中々人が集まりにくかったり、私も忙しさにかまけて、暫く休眠していたのですがJEUGIAさんのほうが新聞にチラシを折り込んでくださり、久しぶりの開催となりました。

今回のテーマは、

秋のマクロビオティック健康講座
「女の養生訓」~いきいき暮らせる玄米ごはん

■家族の健康、感じていますか?
 ①ご主人の年齢、食生活、仕事のステージ、夫婦のあり方・・・。
 ②子どもの年齢、食生活、友人関係、親子のあり方・・・。
 ③親の年齢、食生活、同居・別居、現病歴、世代間格差・・・。

■食生活が大切なわけ
 ①医療の在り方
 ②栄養学の限界

■主食について

■調味料を変えよう

■質疑応答


ということで、2時間の短い時間でしたが、玄米ご飯の炊き方、デモンストレーション、試食から調味料など本物と添加物だらけの物の食べ比べを交えてお話をしてきました。

まだ、小さなお子さんがいらっしゃる若いママさんや、ご主人を何とか玄米生活にと考えていらっしゃる方など、本当に素晴らしい交流を持たせていただくことが出来ました。

今日は、診療室は休診日だったので、主人に手伝ってもらい二人で交代でお話しすることができて良かったです。

もう本当に時間が足りないよ~って感じで、いつも時間が押してしまうので今回はJEUGIAさんのご配慮で、ずっと使っていてもいい部屋を開けてくださって、使わせていただきました。

次回からは、シリーズで企画をしましょうということになりました。
できるだけ早くにご案内できますよう頑張ります。
ミニ料理教室もできるといいなぁ~って思っています。
クッキングスタジオが無いので、カッセットコンロでの対応になりますので、本当に一品、二品の内容になりますが、考えて見ます。

ご参加くださった皆様、お疲れ様でした。そして、拙い私の話を最後までお聞きくださってありがとうございました。

是非、またご参加くださいね。



四国の紅葉

2006年10月23日 22時35分59秒 | 庵主の日記
昨日、主人と犬のよねを連れて(ラブラドールのごはん君はちょっと臭かったので置いてきぼりにしちゃいました。ごめんね)、阿讃山脈を越え、東祖谷渓の方まで紅葉を見に行ってきました。

久しぶりの山道ドライブ。
夫婦ともども、山岳コースのドライブが大好きでワクワクしながらの日曜日でした。

 

標高が1500mぐらいまで来ると、本当に紅葉が美しく、紅い目にも鮮やかな光が飛び込んできます。(カメラが相当古いデジカメなので、写りが悪いのですが・・・)



車から降りると、道路のすぐ横の清流がこんなにきれい!

 

綺麗な水の流れを見つけると、じっとしておられないポチとよねでした♪
パシャ、パシャ、パシャ


マクロビオティック料理教室<羹のコース>秋冬・第2回目

2006年10月23日 21時06分15秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
先週の土曜日、中級クラスの料理教室<羹のコース>を開催いたしました。

今回のメニューは、手打ち生パスタの玄米クリームソース、蓮根ハンバーグおろしリンゴのポン醤油、かぼちゃとくるみのキャンディートタルト、お手当てで食養野菜スープを作りました。

前回、高野豆腐のあべかわが微妙~な反応だったので、ちょっとリベンジ。

先日、中島デコさんのところで習ったエリックさんとさなえさんのスイーツ「マカロン」を特別に伝授!!ということで盛りだくさんの内容となりました。





今日は、レギュラーメンバーのお代わりシスターズのお1人がお休みで、皆さん、その分頑張って?くれたので、やっぱり賑やかなひと時でした。(爆)





今日の主食は、全粒粉の生パスタ。無何有庵では主食はご飯と決めているので、パスタでは・・・ということでパスタソースに玄米ご飯をクリームにして使いました。これ、結構いろいろなものに使えます。ドリアやグラタン、和え物、などなど。甘味に変えればデザートのソースにも使えます。

食養野菜スープは、甘い野菜のスープとか、ダイエットスープとか呼ばれている、キャベツ、玉ねぎ、かぼちゃ、人参を使った野菜のフォンです。
食養で使うときは全く味付けしませんが、塩・コショウ、して、月桂樹の葉っぱを2枚ほど入れて味をつけるとおいしい野菜スープとしてもいただけます。ポトフなんかに使えば超贅沢なお味に・・・。
でも、皆さん、このままで美味しすぎる~ということで、今日はシンプルにそのままのお味を楽しみました。

そして、盛り付けも大切。季節のきのこのソテーや、蒸し煮したキャベツやアスパラ、プチトマトをあしらって、柚子の皮とピンクペッパーを散らしました。
羹のコースはちょっぴりおもてなしメニューなので、あしらい程度ですが陰性のきついものも少~し使います。



 

今回のスイーツは、もうもう、大満足のご様子で、作る前からワクワクしているメンバーさん。マクロビパテシエの作る手元も、心なしか嬉しそうでしょ!

 

そして、この日の最年少パテシエ・Rちゃん、ほら、こんな可愛いサブレを作りました。

次回は、11月4日(土)。

人参ごはんのガレット
高野豆腐のエスカベーシュ
利休汁ナバラン風
小豆かぼちゃプリン
お手当ての<玄心>

和テイストなのにフレンチな気分を演出いたします。
単発のご参加もOKですので、お時間のある方は是非ご参加くださいね。





マクロビオティックでお仕事

2006年10月23日 20時12分19秒 | 庵主の日記
マクロビオティック(でっかく生きる方法)を知ると、やっぱり伝えたくなるのが人情!だって、みんなに幸せになってほしいし、争いごとがなくなって欲しいし、楽しい世の中になってほしい。次代を背負う子どもたちに負の遺産を残さず、夢いっぱいの地球を守って受け継ぎたい・・・。そう思いますよね。

私の周りにも、そんな若い方々が溢れています。こんなうれしいことはないですね~。いつもお料理教室に来ている皆さんに、是非、マクロビオティックのお料理を少しでもたくさんの方に伝える役目を引き受けてねってお話します。

お家で持ち寄りのホームパーティーをしたり、子ども会のバザーでマクロビのお菓子を販売したり、料理教室をしたり、カフェやレストランを開業したり・・・。
せっかく大切な時間とお金を使って習うのだから、家庭の中だけではなく、余裕ができたら是非チャレンジして欲しいと思います。

それは、ボランティアのお仕事もあるし、ちゃんと生計を立てるお仕事もあります。どちらも、本当に頑張って欲しいなぁと思うのです。

そんなことを考えていると、グッドタイミング!
無何有庵のブログにも時々覘きに来てくださる柿本先生ご夫妻の娘さん、オーガニックベースの奥津典子さんのブログに、オーガニックベースを開業されたころのお話を書いてくださっていました。

すんごく、共感!
年齢こそ、一回り以上も違う私ですが、食養塾 無何有庵としてそこに至るまで、さらに今日に至るまで・・・。
そうそう、う~ん、辛かったよなぁ、そんな時あった、あった!などなど、うなづきながら読ませていただきました。

等身大の素直な横顔と、ご両親譲りの謙虚でいながらも一つ筋の通った姿勢がよくよくうつし出されていてとても素敵な記事でしたので、是非、マクロビオティックを伝えて行きたいという方々に読んでいただければなぁと思います。

勇気や、励ましをいっぱいいただける内容でした。

飯のコース第2回、基本食。

2006年10月22日 22時20分58秒 | 庵主の日記
先週の金曜日、飯のコース第2回目を開催いたしました。
定員を大幅に越して14名のご参加を頂きました。レギュラーの方が11人いらっしゃるのですが、今回のご参加はご都合で8名、単発の方が6名のにぎやかなクラスになりました。

今日のメニューは、小豆と黒豆の豆ご飯、ひじき蓮根、根菜の蒸し煮・葛あん仕立て、青菜と揚げともみじ麩のお味噌汁、三年番茶を使ったお手当て法をお話いたしました。前回作ったごま塩を家で復習された方々から、もう一度!のリクエストを頂き、アンコールでごま塩を急遽メニューに追加しました。これが、絶品の仕上がりになりました。皆さん、確実にものにしていっているって感じです。

飯のコースの初めの数回は、陰陽のお話や、食材の取り扱い、蒸し煮などの基本的な説明、+脱線話で、予定時間より大幅にオーバーしてしまいます。
でも、皆さんとても熱心にご質問などを下さるので、本当にやりがいをいっぱい頂く時間でもあります。ありがとうございます。

愛媛県、高知県、岡山県と県外の方もご参加くださって、右佳先生と気持ちの引きしまる思いです。飯のコースが始まり基本食を皆さんにお伝えするたびに、私達は気持ちの良い緊張と充実感に包まれます。
どうぞ、ご参加なさったみなさんの食卓に、さりげなくいつもの顔になって下さいますよう、そんな思いをこめて丁寧に、今回のメインディっシュ、ひじき蓮根を作りました。

ご参加いただいた方のご主人が、お持ち帰りいただいたひじき蓮根を召し上がって「しびれるおいしさだね」と褒めてくださったとか・・・。

こんなうれしいことはありません。
感謝するとともに、これからも顔晴ろう!って元気をいただきました。ありがとうございます♪

今回、蒸し煮をいっぱいしました。これは、関西(正食クッキングスクール)特有の料理法のようで、関東(リマクッキングスクール)ではほとんど使わないそうです。

スチームでもなく、ウォーターソテーでもなく、う~ん、調理法としては丁度間ぐらいの感じになるのかなぁ・・・?

それが、本当に野菜の甘さを極限まで引き出してくれます。お野菜って、こんなに甘かったんだ~って皆さんが驚かれます。ほんの少しの梅酢か塩を使うだけでOK。味付け無しでも美味しいから、この後ペーストにして離乳食にだって使えます。

これぞ、究極の濃い美味しさの薄味ですね!
これは、全てのマクロビアンに教えてあげたい、美味しいマジックです。

ご参加の人数が多かったからか、写真を写すのを忘れておりました。
今日はコメントだけのご報告でスミマセン

竜ヶ岳の名水

2006年10月22日 22時08分04秒 | 友達 永久保存
徳島の竜ヶ岳へ
湧き水汲みに出かけた。

かなり有名な湧き水らしく
休日ともなれば県内外から
訪れる人たちで
長蛇の列ができるそうだ。

待ち時間を避けるべく
朝の3時半に出発した。

5時ごろに到着したら
たまたま今回は
誰もいなかった。

時間に関係なく名水を求めて
訪れる人は絶えないそうだ。

竜ヶ岳について調べてみた。

高さ400mの大絶壁が約2kmに渡って続き、
天空にそびえたつ絶壁は
「東洋一の断崖」
と呼ばれているそうだ。

暗闇の中だったのでその絶景を
拝むことはできなかったけれど
とびきり輝くお星様が僕の心を捉えた。









自然医食デザイン、稼動開始~!

2006年10月22日 07時42分00秒 | 庵主の日記
マクロビオティックの新しい拠点、<自然医食デザイン>でいよいよ活動が開始されました!

本格的マクロビオティックお料理教室も始まります。
講師は、長年正食協会講師も勤める島田弘子先生で、しっかりとマクロビオティック料理を伝えて行きたいということで10人限定の特別お料理教室です。
開催間近ですが、お時間のある方は是非ご参加してみてはいかがですか?


<秋のマクロビオティック料理教室>

日 時:10月25日(水) 10:30~13:00
    10月28日(土) 17:30~20:00
    (シリーズ企画ではなく、一回ごとの開催です)
場 所:自然医食デザイン事務所
参加費:各回会員様3500円、非会員4000円
講 師:島田弘子


申し込み・問い合わせ:自然医食デザイン
    TEL06-6539-2661 FAX 06-6536-2663

今朝、書きわすれたものの追記です。

島田先生のお料理教室のメニューが決まりました!!

●きのことオリーブのパスタ ミートソース風
●かぼちゃとレンズ豆のスープ
●ひじきと里芋のサラダ
●黒ごまブラマンジェ

が、メインとなります。洋風のおしゃれなマクロレシピですね~。

料理教室

2006年10月21日 01時15分47秒 | 友達 永久保存
無何有庵での料理教室に参加させて頂いた。

マクロの定番であるひじき蓮根の
マスターが目的である。

おかずを作るのがめんどくさい僕でも
これならできると安心した。

出来上がった料理はいつものように
体と心をホッとさせてくれた。

たまさん、右佳先生、ありがとうございました。

塩梅の理(えんばいのことわり)

2006年10月18日 22時54分45秒 | 庵主の日記
塩梅(えんばい)とは、味の基本となる塩と梅酢のことです。

マクロビオティックは今、茶道、華道の世界のように、桜沢先生が作られた道筋から、あたかも分派したかのように流派らしきなるものがあるように感じる方もおられるようです。

桜沢先生の直弟子といわれた方々が、それぞれのステージで開花させたマクロビオティックの、目指すところは同じであろうと思います。しかしその細部において、微妙に違いがあるように見えています。

その違いを企業(スポンサー)が商業ベースで捉えその部分だけをクローズアップするため、若き指導者たちはそれぞれの師の特徴(考え)として師事するようになり、状況や変化に対応できない流派として固定化されようとしているように見えてなりません。

影響力のある、70代、80代の直弟子の多くは桜沢先生の教えを時代とともにどう変化させればいいのかという大きな課題を、未だ解決できておらず、若き指導者やマクロビオティック実践者に不安と迷いと意にそぐわない結果を招いているようです。

しかし、私達も、桜沢先生の弟子です。生きてお会いこそしておりませんが、桜沢先生が作られたマクロビオティックに惹かれて今があるのですからね。

どうぞ桜沢先生の本を何度も何度も読んでみましょう。

大森先生や久司先生、松岡先生、菊池先生、山口先生、岡田先生の本や教えをもう一度振り返ってみましょう。

後援者がついていない書籍が一番本当の姿を見せてくれるでしょう。
利益を生み出すための講演会での話はどうしても義理立てがあるので、大切なところで役に立たないでしょう。あるいは自らが利益を求めての活動をされていらっしゃるのであれば、論外ということです。マクロビアンならば、そのくらいの判断力は持っているでしょう。

スポンサーがついていることが悪いとも考えません。スポンサーがつくほど商品価値のあるものなのですから・・・。利益を追求することもいいではありませんか?
見極めることができればどうってことのない問題です。(全ての人に平等に与えられるものが真実です。桜沢先生はマクロビオティックは財を築くものではないとおっしゃいました。また、財が無いからといって何も困りません。自他を比べる必要もありません。私達は、マクロビオティックという錬金術を持っているのですから・・・)

そして、私達自身で学び、考え、判断をしなければなりません。
桜沢先生は、オールオーケィ、ノンクレドといわれました。

どんなに直弟子の師の言うことであっても、ノンクレドです。
もちろん私などが申すことなどはノンクレドです。(一番怪しく疑わしい・・笑)

自分で考え、検証することを忘れた多くの若者は、今、マクロビオティック難民となっているようですね。自分の風邪引きも治せないマクロビアン・・・。

塩梅(あんばい)は按排、按配、案配と語呂が同じで混同されて使われたもので、加減、具合、様子、状態、調子、程度、程合いなどの意味を持ちますが、マクロビオティックでの食事、穀物菜食において、塩加減、動物性食品の摂り方、甘みの取り方など、決まりはないというのが結論です。強いて言うならば、変化に対応するということが基準ではないかと思うのです。陰陽をはかる羅針盤を持つことです。

指導する立場の皆さんは、そのところをしっかり見極められるよう研鑽していかなければならないところだと、私は思うのです。

そういう意味でも、こうでなければならないという指導者についている方は、要ノンクレドではないでしょうか・・・。老婆心ながら・・・。

ピンチソルト、ウォーターソテーもアリと思うゆえんです。

どんな時?どんな状態?どんな場合?どんな人?どんな季節?どんな土地?・・・
リマ先生がよくおっしゃられたアニマライズももちろんアリアリです。
のんびり行く方は中庸という確かな方法もあるわけです。マクロを知りながら病気になるのは誰のせいでもありません。あなたの問題なのです。

どうぞ、他力本願にならないように、それが、マクロビオティックの醍醐味なのですから・・・。

偉そうなことを書きました。
あくまで私見です。

昨日届いた顕彰会の会報の中に、桜沢先生の教育法という記事が載っていました。
「コンパ」No.362~連載より抜粋 「泣き笑いMI塾」山口卓三先生の記事だそうです。

ある日、生徒のRという少年が女生徒の金を盗んだということで騒ぎになり先生の知るところととなりました。
「君達、猫が台所の魚をくわえて逃げたらどう思うかね?ねこは魚が何より欲しい餌なんだ。盗むなんて気はないよ。それを泥ボー扱いにするのは当らないじゃあないか。猫に捕られる所に置いた人間の方が間抜けだよ。猫に間抜けぶりを教えられたと反省する方がまともだよ。Rはまだ子供だしきっと欲しくてたまらぬ物があって君達の金に目をつけたんだろう。君達の平素の整頓の悪さを突かれたね。
私はいつも秩序付けをやかましく言ってるね。Rもそのことを君達に教えてくれたんだよ」事件はそれでケリとなり誰も彼を白い目で見ることもなくなりました。
冷たさも熱さも実地に触れて見なければ判らないもので、塾生はさらに進んで冒険的に何でも挑戦してみようというのがMIのノン・クレードでした。

桜沢先生は人については一言も批判がましいことは言われませんでした。
「だまされるのはこちらが愚かだからでそれが分かっただけでも賢くなった訳だよ」と平気でした。


歯医者の女房としては、塩の摂り方や動物性食品の摂り方よりも、糖類の摂り方が気になるところです。
このことについて、また、記事を書きたいと思います。



★まだまだマクロビオティックの扉を開けたばかりなので、明日にでも考えが変わることもあります。どうぞ、この記事は今の段階での私の考えだとご理解ください。皆さんの、ご意見もいろいろ聞かせて欲しいです。

★今回、この記事を書くきっかけになったのは、ブラウンズフィールドさんでの薄味の体験についてのことにマクロ美風さんが、コメントを付けてくださったことによります。マクロ美風さんが心を痛めておられるのは、マクロ難民が多すぎてその救済に日々を費やしているという中で、今、困っていらっしゃる方にどう手を差し伸べるのか、指導者の質やレベルに対しての問題などなど山積しているからです。統一見解を出さなければますますマクロ難民を増加させてしまうと懸念し骨折りをされていらっしゃるんですよね。

★マクロ美風さんとご一緒に井戸端会議を企画された「なかなかさん」のブログでは今マクロビオティックの広義、狭義の見解を整理されようと試みておられます。
なるほど~って勉強になりますので、ご覧下さい。記事内にリンクをつける術を持ち合わせていないのでみなさん、何とかしてリンクしてみてください(笑)。きっと明日あたり教えてくれる人が現れるので、明日になればもっと見やすく使いやすくなると思います。

★大好きなNatural Magic Netというブログで書かれているマクロビオティック論は本当にすっきりしています。万事スマートを言葉通り実践なさっています。
記事のバックボーンの厚さに脱帽です。



ブラウンズフィールド第2日目、スイーツクラス♪

2006年10月18日 13時30分03秒 | 庵主の日記


中島デコさんの主宰するブラウンズフィールドの第2日目は、朝5時ごろから始まりました。前夜早くから就寝した宿泊組みは、6時半から出発する九十九里浜でのお散歩に合わせて、のんびりと身支度。
私も、シャワーを頂いたりしてゆっくりと過ごしました。

あいにくの雨でしたが、それもまた美しく、秋の訪れを包み込むようなベールとなって、大地の喉を潤しているようでした。







朝ごはんの9時までにはたっぷりと時間があります。庭に降りると、ブラウン家の小さな家族達が草達に囲まれてこちらの様子を窺っているように佇んでいます。



 

朝食のメインは、黒米のお粥。
あったかで優しいあまさのお粥は、いつもは朝食抜きの私にもうれしい恵みでした。昨日の残り野菜を上手にアレンジした、白和えと軽くプレスした浅漬けのような根菜のおかずは、昨日とはまた一味違う美味しさでした。
さなえさんが言うように、薄味も(かなりの)いいな~って思った瞬間です。

 さて、11時からエリックさんのスイーツを習いました。

■エリックさんのスイーツのレシピ本
「Eric Lechasseur  love,eric  
   Delicious Vegan Macrobiotic Desserts」
の中から、3品。

  

かぼちゃのパウンドケーキ♪

デコさんがご用意下さった粉がとても良かったそうでふっくらと焼きあがり上出来!ってエリックさんがおっしゃっていました。

かぼちゃが見え隠れしてとっても綺麗!
ベーキングパウダーと重曹を使っていますが、山芋では作れないふんわり感。クヤシイなぁ。美味しかったんですよね~。どなたかプロのパテシェの方で、BPや重曹やイーストを使わないで柔らかくケーキを焼く方法を教えてくださらないかしら?


 

ラベンダーサブレクッキー♪

さくさくのサブレ。

サブレ生地を作るとき、生地をこすり付けるように捏ねて作るものと思っていたのですが、本当に簡単。
生地を作り置きして冷凍保存もできる方法もおしえてくれました。
これはいいぞ!




 

マカロン♪

これはうれしいレシピでした!だって材料は、ココナッツと米飴と少しの豆乳だけなんです。卵白なんて入れないし、簡単だし。

マカロン作るためだけに、エリックさんの本買ってもいい!って思えたくらいうれしかったなぁ。オリジナリティーの塊だワ、コレ。

その上、本当に美味しいんです。

サクサク~♪




じゃ~ん!!

美味しいスイーツの出来上がりで~す。
至福のときですね。

2日間キッチンでサポートをしてくださった「なかじ」さん、ありがとうございました。












デコさん、こんな素敵な機会を作ってくださってありがとうございました。
エリックさん、さなえさん、本当に有意義な時間を過ごせました、勉強になったなぁ~。心から感謝いたします。

スタッフのみなさん、本当にお世話になりました。
帰りには、駅までお送りいただき、おむすびまで持たせてくださって、本当に本当にありがとうございました。

またブラウンズフィールドに遊びに行きたいです。
香川にも来てくださいね。







ブラウンズフィールドに行ってきました~♪<第1日目編>

2006年10月17日 21時59分25秒 | 庵主の日記
マクロビオティックのお料理好きなら誰でも知っている、中島デコさんの主宰なさるブラウンズフィールドに行ってまいりました!

1万7千坪もある広大な土地で農業を営みながらマクロビオティックを実践し、暮らすことを大切に紡いでいらっしゃるブラウン家の、素敵な宿泊型お料理教室にど~しても参加したくって、主人に手を合わせてお願いしての一人旅でした。


今回は、アメリカからマクロビオティックシェフのエリックさんと奥様のさなえさんが来日。お二人をブラウンズフィールドにお迎えしてのクッキングクラスです。

あ~ぁ!今月も、どうしてこんなに予定を入れちゃったんだろうってぐらい先月から引き続き主婦廃業状態の事態。

見るに見かねた夫と右佳先生が出発前夜、ネットでアクセスを調べてくれ、非常事態にも田舎者の私も対応できるよう少し時間に余裕を持ってのスケジュールを立ててくれましたので、お陰さまで無事ブラウンズフィールドにたどり着くことが出来ました。

二人には感謝してますよ~。

でも、集合時間の2時間近く前に着いてしまい、何かお手伝いをと申したのですが、スタッフの方が素敵なゲストハウスにご案内くださり、久しぶりにゆっくりと本を読んで過ごす時間に恵まれました。

その時に頂いた、ウエルカムドリンク!洋ナシの水煮のシロップ(洋ナシだけの甘さです)に氷とミントを浮かべた、とてもとても爽やかな美味しさでした。ご馳走様でした。

ゲストハウスは、こんな感じです。

 

ロフトもあって素敵でした。古い納屋を改装したのだそうです。手作りですよ~。
バスとトイレの入り口はこれ。



可愛いでしょ!バスルームの中もとってもお洒落で、アフリカに行った時のコテージを思い出しました。

 

ゲストルームのデッキの周りにはこんな可愛い飾りが・・・竹の根っこの部分かなぁ?

さてさて、3時から始まったエリックさんとさなえさんのクッキングクラス。
ワクワクしながら、でもちょっとドキドキしながらのスタートです。

 

エリックさんは日本語をしゃべらないのでさなえさんが通訳をしてくださいました。とっても親切に説明してくださいますので、英語がダメな私でも何となくわかる気がしてきます。でも、さすがデコさんの所、バイリンガルな方々ばかりであちらこちらで英語が飛び交っています。OH!さすが、穀菜人?

 

 

作ったお料理は、椎茸のきび詰め~赤ワインの煮詰めたソース添え、あらめポピーシードロール(今回はパイに)、小松菜・にんじんとインゲン豆のサラダ、メロンとシソの浅漬け、洋ナシのムースでした。



美味しそうでしょ~♪

お料理の感想は、う~ん、やっぱり久司系なので超薄味です。
関西で正食を習った私はリマ系よりは薄味なのですが、やっぱり聞いていた通りかなり薄味でした。
正食クッキングスクールのレシピでも食養メニューのきんぴら牛蒡やひじき蓮根はびっくりするぐらい鹹いのですが(もちろん、食べる量が本当に一箸二箸という少量なのですが・・・)、通常は関西ですし薄味なんですよね。
でも薄い~(笑)
同じマクロビオティックでもこんなに違うんだと、実感~しました。

つぶつぶクッキングの大谷ゆみこさんが、この久司系の薄味についてかなり批判されておられますよね。人間の身体の1%は塩だから、減塩はキケンであるとおっしゃっています。私もそう思っておりますが、夜のディスカッションで、さなえさんが反対に塩気の強すぎるものに対しての批判をされました。
薄味によって、身体がふんわりと解きほぐされ、リラックスすることの大切さについてお話くださいました。
う~ん、確かに!
野生の動物は、味付けなんかしないものね~。草食動物は草だけだぞ~!
病気になったり弱ったときには岩塩を舐めたりするけれど、他はいわば生野菜だわよね。(もちろん運動量が違うから、生でいいのだろうけれど・・・)

それから、すごく納得できたのは、年がら年中この味付けではないということ。その日によって塩気を強くしたり味を濃くしたりしているっておっしゃったことです。そうだよね。納得!納得!(久司系~なんて言い方も失礼だと反省。ごめんなさい。)

大谷さんの理論では、1%の塩気の料理ってことになるんだけれど、これって、ほとんど塩気を感じない鹹さ・・・?
身体の1%と料理の1%では違うんでしょうね。身体を維持するための塩加減、
ちゃんと実験してみたいよね~。

冷え性の人にはどうなのかな?暑がりの人には?
住む場所や季節にも違いが出るだろうし、食材の陰陽の違いでも変わってくるよね。

ピンチソルト、ウォーターソテー・・・。
いい宿題を頂きました。

でもでも、関西でする野菜の蒸し煮は本当に野菜の濃い美味しさが引き出されるんですよね~。人参や牛蒡がお菓子のように甘いんだもの!こんなのもエリックさんとさなえさんに味わってもらいたいなぁ。

エリックさんとさなえさんのお話は、二人の馴れ初め、マクロビオティックとの出会い、お病気の克服のお話と本当に良いお話を聞かせてくださいました。
デコさんは、今回はあくまでホスト役でおられて、私達と同じようにお話を聞いていらっしゃいましたが、でもやっぱりきらりと光る素敵なオーラを発していらっしゃいました。

 

ディスカッションのあと、ブラウンズフィールドのスタッフさん演芸部のお二人がとても素晴らしい唄とファイヤーダンスを披露してくださいました。
カ~ッコイイ!
これは、見ごたえありましたよ。

その後10時過ぎ、「え~、こんなに早くねるの~?」って時間に、いやぁ、ありがたい。ぐっすりと休ませていただきました。デコさんをはじめ、皆さん本当にいい一日をありがとうございました。

えっ!お酒?
何のことかしら・・・。
年に一度の休肝日でした。


マクロビオティック料理教室 秋冬コース始まりました。第2弾!

2006年10月16日 19時11分12秒 | マクロビオティック料理入門 養(よう)

飯のコースを終え、ステップアップコースとして羹のコースがあります。

飯と羹は、道元禅師の典座教訓の中の、飯頭、羹頭から頂いた名前です。
飯は文字通りご飯、羹はおかずという意味です。

中級クラスの羹のコースは、飯のコースでのご飯を中心とした基本食から少し霽れのメニュー。ちょっとうれしいおかずのバリエーションが広がります。

第1回は、松花堂弁当。




ご飯は松風ご飯。
秋の恵み、栗やきのこを使った炊き込みご飯です。




 

おかずには、かぼちゃを丸ごと使って緑の皮と黄色い身、種の部分はグルテンのミンチに味付けしたもの。小さなかぼちゃに形を整えたかぼちゃの物相葛あん仕立てです。切り分けると本当にかぼちゃを切ったようになります。



また、車麩に味を含ませて焼いたステーキに、時雨味噌を添えたマクロビオティックの定番メニュー。






デザートは、高野豆腐のあべかわ。

ほんのり甘くきな粉の香りが美味しい和テイストな変わりメニュー。

(これは、ちょっと好き嫌いがあったみたいでしたが・・・)


台所にあるごく普通の食材が、ちょっと手をかけると、少し器を変えると、しっかりおもてなしメニューに変身です。

次回はイタリアン。生パスタを打って、玄米クリームソースで頂くおいしいスパゲティを作ります。

単発でのお申し込みもできますので、興味のある方はお問い合わせください。