マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

それでも「ストイックに3年」の取り扱い注意事項(笑)

2009年11月20日 11時10分26秒 | 庵主の日記
「ストイックに3年」やってみようかな?って思わなくてはいけないのか
なんて、どうぞ考えないで下さいね。

やってみようっていうからには、それなりの思いがあるからだけのこと。
やらないよっていうのも、それなりに思いがあるからで、
その違いに、なんら格差があるわけではありません。

全ては、ご自身でお決めになることです。

やってみたけどやっぱりや~めたってことも、アリでしょ。

だいたい、マクロビオティックを絶対に実践しなくっちゃいけないなんて決まり
どこにもないのですから(笑)

ストイックっていうイメージが
何だか断食を毎日するとか、7号食を3年間みたいな勢いのストイックさで
皆さんに伝わっている気がするのですが

「そうじゃないからね~」

しかも、誰も彼もということではなく
マクロビオティックの指導者として、迷いがあるならばという
超限定された方へのおすすめの一つということですよ。

それも、たま的考察ということも加えておきますね



ぜひ、脱力して取り組んでくださいね。




















ストイックなパンダ?

2009年11月20日 08時39分34秒 | 庵主の日記
昨日の記事に補足です。

>食のアプローチは
>本当は、指導される方が3年くらいしっかりとストイックに
>食養をなさった方がいいのかもしれませんね。

ストイックに3年間・・・。

どうも皆さんのストイックの捉え方がとってもマイナスイメージなので
ちょっとイメージチェンジしなくっちゃ!文責感じます。
きっとね、皆さんマクロビオティックを意識しすぎているんだと思います。

なので、私のマクロビオティックストイック論をちょっとお話いたしますね。

マクロビオティックの指導に係わっているためか、
結構「私はゆるゆるマクロなんですぅ~」って仰られる方がいっぱいです(笑)。
なんだか、とっても可愛らしいって思います。

私的には全然OK!

断然OK!です。

だって、何かしら食に関心をもち、できるところをマクロビオティック的にしているわけですから、素敵な変化じゃないでしょうか。

ただ、マクロビオティックの指導をされる方においては
「私はゆるゆるマクロなんですぅ~」ではちょっとね

指導される側から見るとやっぱり存在感というか信頼感というか
説得力が求められていますから。

で、「ストイックに最低3年ぐらい・・・」となるわけです。

でこの<ストイック>感が皆さんが持っていらっしゃるイメージと私のイメージがちょっと違うのかもしれません。

無何有庵の料理教室では、基礎クラス<飯のコース>応用クラス<羹のコース>おもてなしクラス<霽華のコース>と分けていますが、どのクラスも厳格なマクロビオティックです。

普段の食べ方、特別な日の食べ方、使い分けをしながら、「霽の日」と「卦の日」をちゃんと調整します。

霽華のコースのメニューを毎日いただきましょうなんては絶対に言いませんし、なぜ言わないかもご説明いたします。

未精製の穀類を主軸に、少しの野菜と豆類と海藻類を使い、調味料は古式製法にこだわり、ノンケミカル、シュガーフリー、アニマルフリーはどのクラスでも変わりがありません。

間違っても、霽の日だから黒糖なら使ってもいいですよなどとはいいません。
スイーツに甜菜糖を使ったり、メープルシロップ(使っても年に1回程度)も使いません。最近一つ緩めたのがケーキを作るときのアルミフリーのベーキングパウダーかな(笑)
米飴も、玄米甘酒もスイーツに使うくらいで、お料理には殆どといって使うことがないです。玄米甘酒をソースに使うくらいかな。

飯のコースに至っては、基本食のみ。

ストイックでしょ?

それでも皆さんがおいしいとおっしゃられて笑顔をほころばせてくださいます。

これまでのわたしのテーマは、「硬派なマクロビオティックをスタイリッシュに」でした。

盛り付けや、彩りや、メニューの開発など、
それはそれは楽しい作業です。

何ものからも束縛されることはなく、
何も不自由に感じることがないのです。
それどころか、楽しい♪

楽しいことを毎日できることほどシアワセなことはないですよね。

「え~、だって家族がぁ・・・」って声が聞こえてきそうですね(笑)
そのことは、また後でお話いたしますね。


最近、お正月のおせち料理についてお問合せがありました。

松見家は、動物性のものはどうされるんですか?とのご質問でした。
そのお返事にはこう書いてお送りいたしました。

『食のとり方は霽(はれ)の日と卦(け)の日を使い分けられるといいです。

神様にあげる食事を想像してください。

普段は、水、洗い米、塩、ローソク(灯明)、榊です。
米を、水と塩を用いて、ローソクの火で炊き、榊という野菜をいただくのです。

そして、お祭りごとには、その上に海の幸、山の幸、お神酒が加わります。
ですから、お正月の様に、一年の始まりの祝い事には
ありがたく動物性のものを頂くといいのです。』

お正月にお祝いして、神様のお下がりを頂いて
そのご馳走三昧だったカラダを七草粥でリセットする。
日本人はちゃんと調整する方法を持っています。

マクロビオティックは日本語ではないので
その食事法は、なんだか日本のものでないような錯覚に陥りますが
れっきとした日本の食事学。

久司道夫先生がアメリカに渡られたときに
桜澤先生から教えられたとおりの食養を実践すると
ぜんぜん病気の方の改善が見られなくて
そこから久司先生は、毎日毎日、道行く人を何万人と見つめて、その顔や動作や背格好を観察して、アメリカに通用するマクロビオティックを構築されたと聞きます。

(だから、久司マクロビオティックは日本人に合わないと揶揄する方もいらっしゃいますが、全ては、マクロビオティックの理解の浅さからくる誤解です)

日本人のための食事法ということの意味することは
日本人が日本人のアイディンティティを守ってきた時代までの食事のあり方の実践という、ごくごくシンプルなものなのではないでしょうか?

讃岐のお寿司がどうしてこんなに甘いのでしょうか。

讃岐三白といわれ「塩」「綿」「砂糖」がとれたこの土地の人々は
いつもふんだんに「砂糖」を食べたわけではありません。
それはそれは高級品でしたから。
ですから、祭ごとのときだけは「砂糖」を贅沢に使ったのです。
人がたくさん集まるところに宴が始まり、散らし寿司で祝う。
砂糖を惜しげなく使ったお寿司は、それはそれは甘くて美味しかったのでしょう。
讃岐の寿司は甘い!びっくりするぐらいに。
でも、毎日食べるものではなかったのです。

マクロビオティックをストイックにするって
こういうことなんです。

お祭りごとは毎日ありません。
一月に1回あるかないか。

ですから、主食の代用品でパンは月に1回程度。
幕内秀夫先生は21食に1回、つまり一週間に一回が限度と申します。
そんなスタンスです。
おいしいパン屋さんを巡り歩くよりも
美味しい玄米ごはんを炊くことこそストイックというものです。

パンダやコアラは、決してストイックではありません。
神様に与えられた自分にぴったりの食べ物をなんの疑いもなく、素直に、受け入れて、あたりまえに食べるのです。
与えられ物さえ食べていれば、病気になどならないのです。
こんなにシアワセなことはありません。

ストイックに3年間。
それはそれは、おいしい人間のための食事をするということなのです。
霽れの日は、人間だけが与えられた神様からのプレゼント。
どうして、毎日プレゼントを欲しがりますか?
3年後には、思いもよらない素敵なプレゼントが待っているというのにね。

マクロビオティックは、人間が人間らしく人間を全うする素晴らしい哲学なのです。それを実践する時、はじめて宇宙の一員として共生することができるのではないでしょうか。


家族の問題は、料理の腕をあげることです。
美味しいお料理は、マクロビオティックであれ、なんであれ、
美味しいものは美味しいのです。

美味しいものを拒む者はいないと思います。


どうぞ、「ゆるゆる」から「脱力」にシフトしてみませんか?


































食の指導の難しさとは。

2009年11月19日 11時58分17秒 | 庵主の日記
最近、食の指導が難しいと悩まれる指導士の方が多いようなので
少し、考えてみました。



食のアプローチは
本当は、指導される方が3年くらいしっかりとストイックに
食養をなさった方がいいのかもしれませんね。

そこから、コントロール可能な、他者からの束縛のない食事の実践によって、初めて酸いも苦いもわかる清濁併せ持っての受容ができるのかもしれません。

得てして、頑固に正食を実践なさってこられた方は、この清濁併せ持ってが出来ず攻め(責め)の指導となるので厳しくかんじますね。

でも反対に、ストイックな実践(最低3年くらい)を一度も経験していないと、今度は逃げの指導となり、これもまたうまくいかないようです。

そして一番大事なのは指導してもらう側が、本当に食の改善を必要と感じているかどうかですね(笑)

食の事や健康の事には関心があるのだけれど、改善となると二の足を踏んだり、他力本願的な期待を持たれている方は、なかなか改善に至りません。

でもそういう方ほど、大変な状態だったりすることがあまりにも多く、指導する側としては放置できない気持ちに陥ってしまいます。

でもね、放置するしかないのかもしれません。
お節介ゴコロや知識の押し売り(これは指導士の方は特にいつも肝に銘じておかなくてはならないことです)は厳禁です。


さて、ここで、食が大切、いやココロが大切という議論が生まれます。
食だけではうまくいかない。
やっぱりココロが優先だと。

私は、この意見には半分頷けて、半分頷けません。

無何有庵の講座のスタートに必ずする「ココロメソッド」で
皆さんに無言の氣を送ってもらった方が、パワーが出たり落ちたりというのを
目の当たりにされた方がたくさんいらっしゃると思いますが、
確かに、氣とかココロの不思議な力は存在していて
私もとても大切にしています。

どんなに良い選びぬかれたオーガニックの素材で、マクロビオティックの調理法を用いても、作る方のココロが食べてくださる方の方に向いていなかったら、元気の源どころか健康も損ねる恐れさえあります。

また、反対にあれこれこだわらない食材を用いても
本当にココロがこもっていればそれは家族の幸せにつながります。


私の師匠のN先生は、心食動息、どれが欠けてもうまくいかないと教えて下さいました。
私のわずかばかりの経験ではありますが
たしかに、優劣はないのですよ。

また、完璧を目指してうまくいくかというと、そうでもないのです。
何故かというと、万物は常に変化をしているからです。
完全な中庸がないように、少しづつ、完璧ではないのです。
それで丁度いいのです。

元気があるから病気があるわけで、元気だけが存在したり、病気だけが存在したりはしないのですから。

食材がどうで、作り方がこうで、こんな考えで、あーだこーだ言わないで
魔法のめがねを通した森羅万象をしっかり受け止めて、
ただ、ただ、ココロを込めて
マクロビオティックのお料理をそっと出してみてください。

きっと「おいしい」と笑顔がほころびます。

何を食べても自由なのです。
その意味はとてつもなく奥深く
実践の向こう側に答えが待っているように思います。



そして、

医者でない私達ができること。
神でない私達ができること。

限られたことしか出来ないからこそ
優しさと愛情を込めて(時には厳しく)
まごころを尽くすのでしょうね。



最後に、

何よりも、指導する方が、どこまで責任を持っての指導なのかを、しっかり自覚することが大事だと私は思うのです。














月のめぐり

2009年11月18日 23時43分11秒 | 庵主の日記
新月から満ちる月に入りました。
この14日間、いろいろなものを吸収する時期です。

年末の暴飲暴食は、できれば二週間後から。
全てが身につきますから(笑)。

暖炉の薪の用意はここ二、三日に済ませて。
今から樹木は水をうんと吸い上げてきますからね。
まぁ、春の頃に比べればうんと少ないですが。

この時期に、神社などのご神木に補聴器なるものをあてて音を聴くと
水を吸い上げる音がきこえるかも。

新月、満月は不思議なことがたくさん起こります。

お願い事も、ここ二、三日うちに、勇気をだしてお早めにね。












冷蔵庫にリンゴがいっぱい!

2009年11月18日 17時10分56秒 | 庵主の日記
毎年、我が家には3箱のリンゴが届きます。
1箱は、自分で注文した無農薬の紅玉。
そして残りの2箱は長野から届く減農薬のリンゴ。

我が家は本当に果物を食べないのですが、
ただ、ただ、リンゴが冷蔵庫にある、この幸せ感

只今、リンゴの無水煮を作ってます。

実は、昨年の秋に届いたリンゴ・・・
かなりしわしわなんですが、水分がなくなった分甘さは濃厚。
無農薬リンゴは、腐らずにしわしわになるんです。

あ~今年は、この冬中に無水煮して保存して使おう!
って、毎年思うのでした・・・

ついでに、蕪葉と人参葉のふりかけと花梨がいっぱい収穫できたので花梨酒も作ろ~。

























12月の特別教室

2009年11月18日 08時08分56秒 | マクロビおもてなし料理 霽華(さいか)
お陰さまで定員に達しましたので、これからのご予約はキャンセル待ちになります。

10月から連続で開催いたしております、無何有庵マクロビオティック料理インストラクターマスターの若き先生たちのリレー料理教室。

12月はおせち料理。

無何有庵を開校したころは三段のお重に一段9品、27品+お雑煮と30品近くのお料理を作っていました。なつかしぃ~。
下準備から相当大変な企画でしたので、もう、今はあまりにも時間の制約がある毎日で再開が出来ずにいましたが、今年はマスターの三木仁美先生が腕によりをかけてお節に挑戦してくださいます。

日 時  12月10日(木)10:00~16:00

参加費  4,000円

■メニュー

柚子かま宝来なます
くろまめ
牛蒡の八幡まき
リンゴきんとん
子持ち昆布
松ぼっくり進精
紅白菊花蕪
門松
精進たづくり
奉書巻き
蓬莱椿
粋甘粛

●一年を振り返り、12ヶ月仕立てのおせちという意味合いで12品目にしました。

●その後、手作りお品書き、お正月にまつわる飾り物などを用意していくつもりです。

●お持ち帰りいただきますので、忘れずに、お重、または密封容器をご用意ください。

●寒くなってきましたので、ひざ掛け、カーディガウン、室内用厚手のソックス(ゴム底のスリッパはご遠慮ください)など温かい身支度をご用意ください。

●品数が多いので、片づけまで時間が押す場合がございますので、予定時間よりも幾分時間の余裕をお持ちの上ご参加ください。

お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 受付 川田まで。











 

関西の方、是非、来てくださいね~。

2009年11月17日 22時23分17秒 | 庵主の日記
松見歯科 よい歯を作り隊が、神戸に参ります。
是非、たくさんの方にお越しいただけますようご案内申し上げます。

実は、長年のマクロビオティックの友人で患者さんでもあります太田園子さんが
松見歯科の講演会を主催してくださることになりました。
関西では、ナチュラルキッチン アンジュさん、マクロビオティックカフェことことさん、自然医食デザインさんなどで院長やスタッフがお話させていただいたことがあります。

今回も、松見歯科一同、総力を上げて、皆さんの健康を守るためのお話を致しますので、歯のお悩みだけでなく、健康のこと、食のこと、いろいろなニーズにお応えできますようガンバリマスね!

知ると知らないとでは、あなたの歯の人生が大きく変わります。
健康で長生きできる秘訣は歯の健康から始まります。

お誘い合わせてお越しいただけるとうれしいです。




『松見歯科診療所 全国キャラバンNO.35 in神戸』

●歯を大事にすると、あなたの人生が変わる!

『自分の歯のこと』 
『歯を抜かない治療』 
『抜かない為の正しい自己管理法』
などの正しい知識を増やしませんか?

正しい知識を身につけ、歯を大事にする事で、全身の健康や心の状態から、あなたの人生も家族の人生まで変わります!
 
日 時 : 2009年11月29日(日)
         11:00~15:00 講演会
         15:00~16:00 個別歯科相談

場 所 : 神戸学生青年センター TEL 078‐851‐2760
         阪急六甲駅より北側徒歩3分 http://www.ksyc.jp

参加費 : 大人 3500円 中高生 2000円 小学生 1000円
         (いずれも玄米おむすびつき)
         個別相談 2100円(お一人15分 12名様限定)

申込先 : bagky106@jttk.zaq.ne.jp 
     太田園子(おおたそのこ)宛までメールでお申込下さい。 

要予約  ※件名に『歯のイベント申込』、参加される方のお名前(フルネームでふりがなも)また、どこでお知りになったかもお書き下さい。


■どんな話しが出てくるの?■

【歯 周 病】ポケット8mmでも治療や自己管理で助けることができる

【虫 歯】何度も削っていた歯も、もう削らなくてすむ!?虫歯予防法

【歯列矯正】歯を抜いて並べる歯科矯正ではなく、自分の歯は生かして、あごの成長を正常にする正常成長治療とその方法。
歯を抜かないあごを広げる歯科矯正。大人にも適応します。

【鼻 呼 吸】すべての哺乳類は鼻呼吸。口呼吸のチェックと害悪と改善法。

【食 生 活】歯も身体にもいい食事はすごく簡単な方法だった。

【退 化 病】歯がきれいに並ばないのは、あごの発達が不十分だったから。親知らずが、正常に生えないのも退化している証拠。

【母 乳】 歯医者が母乳の話!?実はすごく関係の深い母乳と歯と食事。

【美 容】松見歯科に通院している人は年々若返る!?正しい食事と噛むことは、歯も骨格も筋肉も発達し、アンチエイジング効果が!

【良い歯科選び】歯も身体も真剣に考えてくれる歯医者とは?

そのほか、砂糖の話、玄米の話、進化の過程からみる食と臓器のかかわりなど、マクロビオティックな視点からもお話を致します。

ぜひぜひ、お越しくださいね~。

玄米おむすびの準備もありますので、できるだけお早めにお申し込みくださいませ。よろしくお願い申し上げます。













マクロビオティック考

2009年11月17日 19時05分00秒 | 庵主の日記
桜沢先生が何故食のことを大切にしたかが
私達生命の存在の本質から捉えると見えてきます。
ココロはまさにそこに息づき
成長していきます。

ココロは感受性の記憶(経験)によって成長します。

「受想行識」を説いた釈迦の言葉の中に
ココロの居場所が示されており
ココロ模様の展開図として言葉になっていることを知りました。

生きるということは
食べるということから始まります。

ミクロの生命の細胞にはそのカラダに取り入れるものが毒か毒でないかの判断のみが仕組まれています。
それは、生きるか、死ぬかの壮大な決心です。

そんな小さな生命の集合体としてマクロ化したのが私達動物です。

その一つ一つの細胞にもこのシステムが刻まれているのですが、大脳を持つことの出来た人間のみ、 食の自由と同時に食の不自由(コントロール)という試練を与えられたのです。

パンダは笹だけ食べていればシアワセだし、コアラはユウカリだけ食べられたらちゃんと生きていけるのにね。

そして、進化の過程を見ると私達のココロは、感受性を生み出す「口」という臓器と後に発達した大脳との信号の送受信により、思考回路が作り出されて、それぞれの経験や記憶によって生み出されていきます。
人間が、パンダやコアラと違うところです。

コントロール無し(自由・・無秩序)に入れた生きるためのはずの食(=毒)は、この人間の持つカラダとココロのシステムを破壊し、すぐに死なないまでも本来あるべくココロを育てることが出来なくなってしまうのです。

だからこそ、食が大切。
しかし、痛めてしまったココロは
生きるための選択を拒みます。

卵が先か、ニワトリが先か、それはその方によって
処方箋が変わるのです。

百人居れば百通りの方法となるんですね。


私は、マクロビオティックと言う言葉の意味は
文字通りの「大きく生きる方法」というよりも
マクロ化した細胞の生き方
つまり、「人間の生き方」と最近思うようになりました。

ヒポクラテスが言った「マクロビオス=偉大なる生命」を「長寿」としたところに、マクロビオティックの混乱が始まったような気がします。
まさに、「偉大なる生命を全うする方法」と思うのですよ。

だから、マクロビオティックは人間の取り扱い説明書みたいなものですね。












松見歯科の表彰式

2009年11月17日 12時13分05秒 | スタッフのブログ
こんにちは
歯科衛生士の横田奈生子です。
今日は一段と寒さが増します
お鍋のおいしい季節がやってきましたね~

さて、先日松見歯科では恒例の、表彰式が行われました



拡大床治療が終了したお子さんや、8020(80歳で20本の歯)を達成された方などに、松見歯科より表彰状を大勢の方の前でお渡しするという、プチイベントです


今回表彰されたのは、Sちゃん
4歳の女の子です。

今年5月に来院されたときのお口の中は、

こんな感じでした。
とてもきれいに見えますよね?
どこを治す必要があるの?って思いますよね?


実は乳歯の歯並びは、”すきっぱ”がいいのです


Sちゃんにもそのことをお話して、あごを大きくするため、お口の中にトレーを毎日入れてもらい、5ヶ月間がんばってもらいました(これが拡大床治療です
その結果


こうなりました

十分な隙間ができて、大きな大人の歯がはえてこれるよう準備ができました



5ヶ月間、週に1回遠方より通っていただいたSちゃん、お父さん・お母さん、おめでとうございます

現在、拡大床治療をされている皆さん、表彰式を目指して一緒にがんばりましょうね

どうして乳歯のときは”すきっぱ”がいいのか気になった方、

11月29日(日)
松見歯科全国キャラバン No.35 ~in神戸~
「歯を大事にすると、あなたの人生が変わる!」


ぜひお待ちしておりま~す







東京からこんばんは。

2009年11月14日 20時10分28秒 | 庵主の日記
東京に来ております。

昨日は自由が丘のパティスリーシンプルモダンマクロビオティックで<マクロビオティックナチュラルセミナー>を開催させていただきました。

今回はお月様のことをお話いたしました。
お月様と宇宙の時の刻みをカラダにシフトする
女性にとっては大切なお話。
話し手が未熟だから、ご参加の皆さんにちゃんと届いたかなぁ~。

来月は今回のシリーズの最終回。
ホントは10回シリーズでしたが、9回でひとまずまとめることにいたしました。

■最終回 12月11日(金)11:00~14:00■

お話<カラダの声を聴こう>

●毎朝、鏡に映る自分をチェック

●季節のめぐりと調整法

●カラダのキモチ、ココロとカラダのラブストーリー


お昼ごはん<PSMM特製ランチ・デザート>&茶話会


■参加費 3500円

■会 場 東京都世田谷区奥沢5-26-2

パティスリーシンプルモダンマクロビオティック店内にて

03-6459-5517

■お申込 同 上



お陰さまで今回で第8回を向かえる事ができました。
8ヶ月、何だか早かったなぁ~。

たくさんの方にご参加いただいたことも本当に感謝で一杯です。
私のような未熟者の話を真剣に聞いていただけて
毎回、準備がワクワクしながらも緊張感で包まれて、あらためて私自身が毎回大きな学びとなりました。
こんな機会を与えてくださったPSMMの皆さんの暖かいお気持ちにもココロからお礼申し上げます。

お陰さまで、無何有庵ではしていなかった話にも取り組み、これからさせていただく講座の新しいカテゴリーとなる土台となりました。

来年は、春からの料理教室定期講座をお休みさせていただきます(ごめんね)。お料理は無何有庵を巣立った若きマクロビ獅子たちにど~んと安心して任せて、私は新境地に足を一歩前に進めてマクロビオティックをさらに身近に、日常に、空気のように感じるためのマクロビオティックプリンシプルな講座を。

パティスリーシンプルモダンマクロビオティックの講座も来年1月から新しい内容でスタートいたします。
昨日はいつもそっと傍で応援をしてくださる水野さんとの打ち合わせで、鳥肌が立ち身震いするような想いを語り合いました。

テーマは<ココロビオティック>。

「調和」をキーワードに、ココロのことまぁるくお届けしたいと思います。
私にとって大切なあの人のココロがそっとほぐれることを想いながら
ひとりよがりな強がり、深い悲しみを溶かすことができるといいな。
しなやかなメンタリティを育てて、
苦難多き現代を自由にバランスよく生き抜いていきたいのです。

生きるということをココロから伝えたい・・・。

本当にやりたいことが、見え始めました。
新月に近づいて、思いがぎゅっと強くはっきりと見えてきました。


そんなやこんなやの、今宵です。






























クリスタルボウル演奏会 in 無何有庵

2009年11月13日 11時02分26秒 | スタッフのブログ
こんにちは受付の川田です

今日もお知らせです

11月14日(土)PM5:30~歯の話
          PM6:00~クリスタルボウル演奏会
を開催します

参加費 3000円(定員20名)
場所  無何有庵 となっております

演奏は牧野持侑さん

30個ほどのクリスタルボウルが大集合です

クリスタルボウルにはリラクゼーション効果があり過度な肉体疲労や精神的疲労を癒してくれる効果があります

日常の忙しさから解放されて、ゆっくりとした時間を過ごしませんか

コチラは前回の様子ですご覧下さい

全国キャラバン詳細

2009年11月13日 11時01分52秒 | スタッフのブログ
こんにちは受付の川田です
日増しに寒さがつのりますね
みなさま、カゼなどひかぬようお気をつけ下さい


さて、全国キャラバンの詳細をお知らせします。

抜く治療からあきらめない治療へ

本気で治したい方、その気持ちに応えてくれる歯医者さんをお探しの方、予防をしっかりしていきたい!という方、ぜひご参加下さい

日時:11月29日(日)
   AM11:00~3:00 講演
                 《講演内容予定》
                ・子ども、大人の拡大床、歯周病など症例発表
                ・食事と歯(身体)の関係
                             など
   PM3:00~4:00  個別歯科相談(限定12名)
                          ※お一人15分 

会場:神戸学生・青年センター(ホール)

参加費:講演会 大人 3500円
         中高生 2000円
         小学生 1000円(全て玄米おむすび付き)
        
    個別歯科相談 2100円
 
お申し込み先:bagky106@jttk.zaq.ne.jp(太田さま)
歯を大事にすると、あなたの人生も変わります

みなさまのご参加お待ちしております。


楽しいスイーツクラスのお知らせ

2009年11月13日 10時33分08秒 | マクロビオティックスイーツ 茶菓(ちゃか)
大阪でマクロビキッチンアンジュを主宰なさっている平山先生
無何有庵でスイーツのクラスを開催してくださいますよ~。

平山先生は、私のお姉さん的相談役でいつも何かと助けていただいている
大切な大切な大先輩です。

お料理もスイーツもとてもすごいんです。

で、浪花スピリッツが気さくで素敵でたまりません。

そんな素晴らしい平山先生をお迎えして
これまた、ちょっとウキウキするメニューでご指導頂けます。
大阪まで行かなくても、無何有庵で受講できるなんて超ラッキ~

是非、ご参加くださいね。

日 時 12月 8日(火)11:00~15:00

受講料 3500円

メニュー

キャラメルリンゴのマフィン

他、2品。

ランチメニューは<胡麻風味のパスタ>です。


お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 受付 川田まで。


お早めにお申し込みくださいませ~

また会えるよね。

2009年11月06日 15時13分45秒 | 庵主の日記
大切な友人が、私達より先にこの世を卒業された。

誰よりも美味しい野菜作りの名人だった。



この1日から九州に行くことが決まってすぐ
泊まりに行きたいと連絡した時に
今ICUに入っていると知らされた。
意識不明の状態・・・。

阿蘇・小国の素敵な隠れ家<たゆたゆ>。

私達夫婦が第一号客として泊まらせていただいた。

とにかく会いたい。

脇園さんの奥様とは正食協会の料理教室でご一緒した同期の桜。
脱サラして阿蘇に移住しご主人と二人暮らしで頑張ってきたんです。


彼のブロク


<ありがとう、感謝します。>

で最期となった。



こちらこそ、あなたに出会えて感謝で一杯です。

また、会おうね。














九州行ってきましたv(。・ω・。)v

2009年11月05日 13時06分50秒 | スタッフのブログ
お久しぶりです。
歯科衛生士の今川さえです

11月1、2日は院内旅行を兼ねて
3、4日は講演会のために
九州に行ってきました

九州の山並みは、ところどころ紅葉しており
地平線にどこまでも続いていきそうなほど雄大でした
香川では木が生えている(はげ山も多いですが)山を見慣れていたので、広野が広がり、木がぽつぽつと見える山を見て、驚きました


1日は『くぬぎの郷』で宿泊ました
夕方に到着していたため、朝、窓外を見て、またまたびっくり!

こんな景色が広がっていました。
すがすがしい気分で、くぬぎの郷の周りを、みんなで少々散策

朝食は、かまどで炊き上げたごはんをいただきました

おいしくて、一杯目をそのままでいただき、
二杯目はとろろごはんでぺろりといただきました

2日目、くぬぎの郷で知り合った方のお店にお邪魔しました。

こんな素敵な焼き物を営まれている『ふ~』さん
ベランダからは、

この山並みです。

大自然に抱かれ、のクローバーも2つ発見しました


これは2日目の宿泊地、山暖簾さんの景色です。
九州は本当に山々に抱かれた、居心地のよいところでした

3日はハウステンボスで講演会
したんですけど、そのときの写真は私のデジカメにはありません
70名ぐらいの方がご参加下さいました。
院長と横田と私の3人で、食事と歯と体のお話を90分させていただいたのですが、お子様連れの方から、70代、80代の方まで、様々な年齢層の方が集まってくださいました。
皆さん熱心に聴いてくださって、質問もいくつかいただきました。

講演会の後、大好きなミッフィーと写真を撮りました

講演会を聞いて下さっていたかたが、ミッフィーのショーがありますよ
と教えて下さいました。
ありがとうございました

4日は佐世保の女子中学校・高校でお話をしてきました。
食事と歯と体の話。
私の実体験のお話をさせていただいたのと、血球検査をあわせて行ったので、モチベーションがあがったようで、よかったです
一ヶ月後、比較を行う予定なので、継続してくれているとうれしいな

医療関係につきたいと志望している学生さんもいらっしゃったので、病気の専門家ではなく、患者様の健康の専門家になってね!と伝えました
5年後、10年後、どうなっているかとても楽しみです