映画「テキサスの五人の仲間」を、テレ朝で見る。
寺山修司のエッセー集「世界の果てまで連れてって」に、この映画が出てくる。五人の金持ちが年に一回ホテルに集まって、ポーカーの大勝負をする。そこへたまたまやってきた平凡な一家が巻き込まれて、全財産を賭けることになるが・・・・・という話。ギャンブル好きのダメ男を演じる(映画を見るとわかるが、二重の意味で”演じて”いる)ヘンリー・フォンダが、見事だ。でも、一番の見所は、人間の欲望の荒々しさ、ドス黒さを画面から立ち上がらせる五人の男たちの姿だ。
カモにしたつもりがカモられる、というどんでん返しについては、寺山のエッセーを読んで知っていたが、映画にはもう一波瀾あった。賭けに勝った側も、ハッピー・エンドとはならない。結局、ギャンブル好きの女に振り回される、というオチだった。寺山がどうしてこのオチを省略したのかは、わからない。
寺山修司のエッセー集「世界の果てまで連れてって」に、この映画が出てくる。五人の金持ちが年に一回ホテルに集まって、ポーカーの大勝負をする。そこへたまたまやってきた平凡な一家が巻き込まれて、全財産を賭けることになるが・・・・・という話。ギャンブル好きのダメ男を演じる(映画を見るとわかるが、二重の意味で”演じて”いる)ヘンリー・フォンダが、見事だ。でも、一番の見所は、人間の欲望の荒々しさ、ドス黒さを画面から立ち上がらせる五人の男たちの姿だ。
カモにしたつもりがカモられる、というどんでん返しについては、寺山のエッセーを読んで知っていたが、映画にはもう一波瀾あった。賭けに勝った側も、ハッピー・エンドとはならない。結局、ギャンブル好きの女に振り回される、というオチだった。寺山がどうしてこのオチを省略したのかは、わからない。