備忘録

2013-01-25 17:51:31 | 

エリアーデの本を読んで思ったこと。

 旧約聖書の「創世記」。神の言いつけにそむいて「知恵の実」を食べたアダムとイブは、木の葉を身につけるようになる。

 なぜ、そうなるのか。それは、「知性」の正体が、「隠す」ということだからだ。物事の表面を飾り立てて、本質を見えにくくする。もっともらしい説明をつけて、注意を逸らせる。それが「知性」だと、この神話は語っているのだ。

 「王様は裸だ」と叫んだ少年には、「知性」が欠けていた。

 「知的な」という表現には、トゲがある。それは、「もったいぶった」、「まわりくどい」、という意味を含んでいる。

 
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