「善悪の彼岸/道徳の系譜」

2023-04-29 16:10:28 | 

を読んだのだった。ニーチェ著。ちくま学芸文庫。

 和英対照聖書と並行して読んでいたのにゃ。ニーチェを読むのは、「悲劇の誕生」、「ツアラトゥストラ」以来。一言で言うなら、矛盾に満ちた作品なのにゃ。

 ニーチェといえば、「権力への意思」。人生は、権力を獲得するための戦いの連続なのにゃ。その彼が、意外なことに、「自己責任論」を否定しているのにゃ。それは、神・世界・偶然・社会をその責任から放免しようとするものなのだ、と。

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