しかないな、と思う。
「魔法少女」とは違う。彼女たちはすでに大人だが、希望を捨てていない。現実をふまえつつも、魔法の力で他人の夢をかなえ、世の中を変えようとするのだ。
彼女たちは、自分の利益のために魔法を使ったりしない。なので、ふだんはキャバクラやメイド・カフェで働きながら、情報収集や人助けに励んでいる。例えば、荒川静香が金メダルを獲って、「凛(りん)とした」、が時代のキー・ワードになることを予知し、「リンリン・ハウス」を投資の対象として金に困った人に薦める、といったような。
「魔法おねえさん」の敵は、「魔法おばさん」だ。実は彼女たちは、夢も希望もなくした「魔法おねえさん」のなれの果てで、自分のためにしか魔法を使わない。昼寝をし過ぎてスーパーのタイム・サービスに間に合わなかったので時間を10分もどす、とか、公団住宅に入居するための抽選に当たるように細工する、とか、ろくでもないことばかりやらかす。そのくせ嫉妬深くて、自分の亭主が「魔法おねえさん」の力を借りるなど、もってのほかなのだった。
「イケメン・ライダー」が奥様方に人気だが、オヤジ向けのヒロインがいてもいいではないか。日曜朝の放映は無理かもしれないが。
「魔法少女」とは違う。彼女たちはすでに大人だが、希望を捨てていない。現実をふまえつつも、魔法の力で他人の夢をかなえ、世の中を変えようとするのだ。
彼女たちは、自分の利益のために魔法を使ったりしない。なので、ふだんはキャバクラやメイド・カフェで働きながら、情報収集や人助けに励んでいる。例えば、荒川静香が金メダルを獲って、「凛(りん)とした」、が時代のキー・ワードになることを予知し、「リンリン・ハウス」を投資の対象として金に困った人に薦める、といったような。
「魔法おねえさん」の敵は、「魔法おばさん」だ。実は彼女たちは、夢も希望もなくした「魔法おねえさん」のなれの果てで、自分のためにしか魔法を使わない。昼寝をし過ぎてスーパーのタイム・サービスに間に合わなかったので時間を10分もどす、とか、公団住宅に入居するための抽選に当たるように細工する、とか、ろくでもないことばかりやらかす。そのくせ嫉妬深くて、自分の亭主が「魔法おねえさん」の力を借りるなど、もってのほかなのだった。
「イケメン・ライダー」が奥様方に人気だが、オヤジ向けのヒロインがいてもいいではないか。日曜朝の放映は無理かもしれないが。