ケルビムのクロモリロード。渋い。
最近、峠の行き帰りにクロモリロードとすれ違う頻度が増えたのにゃ。静かなブームなのにゃ。ワシも、鉄パイプをそのまま組み合わせたような無駄のないデザインに魅かれるのにゃ。でも、実際に乗ったら、どうだろう。ワシが求めているのはスピードにゃ。ペダルを漕いだ分だけ進む感覚。自分の苦労が確実に報われているという実感。クロモリロードにもBB30やBB86が導入されたら、考えてみようかにゃ。
何をバカな、と思われるかもしれないが、このブログでBB30をほめたら、2011年モデルで最初からFSAのBB30対応クランクを装備する完成車が増えたのにゃ。いや、ワシと同じことを考えている人が大勢いる、ということか。もしかして、クロモリロードも・・・。
そのシマノのカタログを読んだが、どうやらBB30に取り組む気はまったくないらしい。「太軸は曲げ・ねじれに弱く、パキーンと折れてしまうこともある」、と、擬音まで駆使して批判しているのにゃ。FSAのBB30対応クランクにシェアを食われているのは間違いないのだが。
理論的には問題でも、そこをなんとか技術で克服できないものだろうか。
ワシの目当ては、FUJIのバラクーダ。特殊なアルミ製で、BB86を採用しているとか。でも・・・・・・。遠くてよくわからん。ならばとカタログを買ったけど、ホイールやタイヤ等の詳細なスペック、そして、フレーム・ジオメトリーが載ってない。こんなんで、500円。シマノやトレックは100円で売っていたし、ブリヂストン・アンカーに至ってはタダで配っていたぞ。こういうのは企業のイメージ、いや、信用に響くと思うけどね。
和田峠の今までの記録は、20分49秒01。八王子側のふもとの標識からのタイムにゃ。
今回は、21分15秒66。にゃあ。アルテグラ仕様がティアグラ仕様に負けたのにゃ。「コンポとスピードは関係ない」、というのは本当だったのにゃ。
このへんがワシの限界らしい。これからはタイムを計らないで、のんびり走ろうかにゃ。
雛鶴峠をクリアした勢いで、TTにゃ。今までのベストタイムは、13分46秒79。その時の使用機種はキャノンデールCAAD9 6。メイン・コンポがティアグラで、クランクがFSAゴッサマープロ・コンパクトBB30。ホイールがマヴィックのキシリウムエリートで、タイヤがヴィットリアザフィーロ。
今回はコンポをアルテグラに交換、クランクとホイールはそのまま、タイヤはパナレーサーのレースタイプA、というスペック。トイレがある小さな駐車場からスタートにゃ。結果は・・・・・・。
13分35秒25。新記録にゃ! なぜかアルテグラが不調で、最初から最後までほとんど27Tで通した(スプロケットのみ105)のがよかったのかも。あと、意識的に息を大きく吐いたのも。そうすれば、自然に吸う量も増えるから。フォームとかはてきとーなのにゃ。そして・・・・・・。
ここがゴールで間違いないのにゃ。一体、どこからが雛鶴峠だったんだろう。少し手前の雛鶴神社から? だとしたら、10分くらいでクリアしたことになるが。
風張峠にたとえるなら、奥多摩周遊道路の手前で強制終了されてしまった感じ。クライマックスというものがないのにゃ。ガイドブックによると、クラブ・チームの選手たちがこのコースを練習で走っているそうだ。高速で走ってこそ意味があるのであって、素人が風景を楽しみながらチンタラ走るのには向いていないのにゃ。