放射能から子どもたちを守る福島ネットワークからの訴え
原発から90キロ離れているが、松本へ逃げてきた。福島県内はホットスポットだらけ。管理区域になっていて本来生活をしてはいけない所でも、何も知らされないまま安全だと宣伝され学校へ通わされている。後から分かって放射能の値が高い場所だった。自分の子どもは学校を休ませたが、学校は安全だから出て来いという、それでもいかないと、いかせない親がおかしいとカウンセリングをしますかという。周囲の人に理解されない、騒ぎ過ぎだといわれ続けてきた。牛が食べた稲わらの問題も、子どもたちが外で遊んで大丈夫なものを、まさか疑いはしない。
学校で福島産牛乳を飲みたくないといっても受け入れられない。子どもに飲むなと言っても、ほかの人と違うことはしたくないという。福島県にいては子どもたちの命は守れない。知らないまま放射能の中にいる。
白馬の民宿を借りて保養プログラムを実施した。尿の検査で明らかに改善された。長野県知事は自主避難者にも住宅を提供すると言ってくれた。保養でなくても自主避難地で生活ができる仕組みが必要。
復興は進んでいるが、被爆もすすんでいる。健康障害が出ないように対応してほしい。