四日市市のアマチュアギターアンサンブルの方から頼まれていた、ノイジードラーのいわゆるイタリア舞曲の編曲が出来上がりました。四重奏にしてほしいということでしたが、リュートのソロ曲を元に4部に分けるだけでは芸がないので一工夫してみることにしました。
この曲は1536年に出版されたノイジードラーの曲集に入っていますが、オリジナルのタイトルは、ein welscher tanz Wascha mesa です。そのまま訳しますと「異国風舞曲ヴァッシャメーザ」になります。どこにも「イタリア舞曲」って出てきません。不思議ですねぇ。ヴァッシャメーザ(Wascha mesa)はパッサメッツォ(passamezzo)のドイツ風の言い方です。
パッサメッツォはイタリア起源の舞曲で定型のバスラインを持っています。ノイジードラーのこの曲は古いタイプのパッサメッツォ(passamezzo antico)です。多分おエライ誰かが「イタリア舞曲」「italian dance」などと言って紹介して、その元を確認することなく今に至っている悪しき例のひとつですね。まぁ「皇帝の歌」説よりはまだいいか。(笑)ということで曲のタイトルは通称名の「イタリア舞曲」で行きます。
さて編曲の「一工夫」とはどうしたかと言いますと、前奏曲(プレアンベル)とそれに続くソロのモノローグ的な間奏曲(インテルメッツォ)(2曲で3分半くらい)を作りました。件のアンサンブルさんのレパートリーは現代のポップス調の曲が大半で(時にはバロックもありますが)いきなり濃いルネッサンス曲に入ると聴いている方が少し違和感を抱くのではと思い、まずはこの3分半で16世紀前半の音楽世界観に誘うわけです。
イタリア舞曲 (1. プレアンベル 2. インテルメッツォ 3. ヴァッシャメーザ 4. フップアオフ)
で、約6分半の作品と相成りました。曲を演奏していただけるのは今年の暮れか来年になるそうです。
この曲は1536年に出版されたノイジードラーの曲集に入っていますが、オリジナルのタイトルは、ein welscher tanz Wascha mesa です。そのまま訳しますと「異国風舞曲ヴァッシャメーザ」になります。どこにも「イタリア舞曲」って出てきません。不思議ですねぇ。ヴァッシャメーザ(Wascha mesa)はパッサメッツォ(passamezzo)のドイツ風の言い方です。
パッサメッツォはイタリア起源の舞曲で定型のバスラインを持っています。ノイジードラーのこの曲は古いタイプのパッサメッツォ(passamezzo antico)です。多分おエライ誰かが「イタリア舞曲」「italian dance」などと言って紹介して、その元を確認することなく今に至っている悪しき例のひとつですね。まぁ「皇帝の歌」説よりはまだいいか。(笑)ということで曲のタイトルは通称名の「イタリア舞曲」で行きます。
さて編曲の「一工夫」とはどうしたかと言いますと、前奏曲(プレアンベル)とそれに続くソロのモノローグ的な間奏曲(インテルメッツォ)(2曲で3分半くらい)を作りました。件のアンサンブルさんのレパートリーは現代のポップス調の曲が大半で(時にはバロックもありますが)いきなり濃いルネッサンス曲に入ると聴いている方が少し違和感を抱くのではと思い、まずはこの3分半で16世紀前半の音楽世界観に誘うわけです。
イタリア舞曲 (1. プレアンベル 2. インテルメッツォ 3. ヴァッシャメーザ 4. フップアオフ)
で、約6分半の作品と相成りました。曲を演奏していただけるのは今年の暮れか来年になるそうです。