最近ふと気になって以前編曲した997と998を引っ張り出して弾いてみました。BWV995を一音上げてイ短調で編曲して8年程前のリサイタルなどで演奏しましたが、この「一音上」のキーによる編曲というコンセプトで、997と998も一音上げてそれぞれニ短調、ヘ長調で編曲したのです。
順序としては997が一番最初で1992年、998が2008年そして995が2013年です。よくも懲りずにやっているものですが(笑)、実際に使ったのは最初に書きましたように995だけです。
997はアーチ・リュートで原調(ハ短調)で演奏していますし、998はぐっと下げてハ長調で前の前のリサイタルで演奏しました。
これらの曲は何調でひいても技術的な困難点は出てくるものですが、一音上の調で編曲したこれらの古い編曲は楽器の使うポジションに無理があるというのが理由でお蔵入りしたものですが、4年前に購入したLars Joennsonの楽器ではまた弾いたことがないので試しに弾いてみたのです。
バロック・リュートは楽器によって結構差があって、例えばヴァイス作品に確か1か所だけだったと思うのですが、11コースの1フレットを押さえるというのはLarsの楽器では弦の下にフレットがないので不可能です。前使っていたMaurice Ottigerの楽器では可能でした。
あるいは普通使わないような5コース6コースの高いポジションが全く実用性がない場合からそこそこやろうと思えばできるという形状になっていたりもします。
Larの楽器で弾いてみた感じですが、1992年当時使っていたDurbyや2017年まで使っていたOttigerの楽器より弾きやすいです。普通の曲ならこれらの楽器はそんなに弾きやすさはそんなに変わらないのですが、997や998のように鍵盤由来(ラウテンベルク用)の曲では無理をしないと弾けませんので弾きさすさに差が出てくるのです。
旧編曲の2曲はバスのラインをオクターブ下げたり、オクターブ弦だけを使うという方法を思いっきり多用すれば案外使えそうな感触でした。でもこれらの編曲は音が高いので、実は元調のハ短調、変ホ長調が実は一番弾きやすい調なのかも知れません。998を変ホ長調で弾くのはそれこそ70年代初め、バロックリュートを弾き始めた頃に編曲したことがありますので、初心に帰るという感じになります。その頃は誰のバロックリュートを使っていたのでしたっけ?
順序としては997が一番最初で1992年、998が2008年そして995が2013年です。よくも懲りずにやっているものですが(笑)、実際に使ったのは最初に書きましたように995だけです。
997はアーチ・リュートで原調(ハ短調)で演奏していますし、998はぐっと下げてハ長調で前の前のリサイタルで演奏しました。
これらの曲は何調でひいても技術的な困難点は出てくるものですが、一音上の調で編曲したこれらの古い編曲は楽器の使うポジションに無理があるというのが理由でお蔵入りしたものですが、4年前に購入したLars Joennsonの楽器ではまた弾いたことがないので試しに弾いてみたのです。
バロック・リュートは楽器によって結構差があって、例えばヴァイス作品に確か1か所だけだったと思うのですが、11コースの1フレットを押さえるというのはLarsの楽器では弦の下にフレットがないので不可能です。前使っていたMaurice Ottigerの楽器では可能でした。
あるいは普通使わないような5コース6コースの高いポジションが全く実用性がない場合からそこそこやろうと思えばできるという形状になっていたりもします。
Larの楽器で弾いてみた感じですが、1992年当時使っていたDurbyや2017年まで使っていたOttigerの楽器より弾きやすいです。普通の曲ならこれらの楽器はそんなに弾きやすさはそんなに変わらないのですが、997や998のように鍵盤由来(ラウテンベルク用)の曲では無理をしないと弾けませんので弾きさすさに差が出てくるのです。
旧編曲の2曲はバスのラインをオクターブ下げたり、オクターブ弦だけを使うという方法を思いっきり多用すれば案外使えそうな感触でした。でもこれらの編曲は音が高いので、実は元調のハ短調、変ホ長調が実は一番弾きやすい調なのかも知れません。998を変ホ長調で弾くのはそれこそ70年代初め、バロックリュートを弾き始めた頃に編曲したことがありますので、初心に帰るという感じになります。その頃は誰のバロックリュートを使っていたのでしたっけ?