リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

EVシフト(1)

2021年07月16日 16時42分52秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
昨今はEV、EVと喧しいです。テレビ、新聞、多くのモータージャーナリストが騒ぎ立てています。こうなってくると事の経緯や冷静な判断はさておいて、もう既定路線ですね。(笑)すでにもう経済がその路線で動いています。

少し前の新聞になかなか興味深い記事を見つけました。小さい記事ですので引用してみましょう。

(引用はじめ)
EV振興には産業政策の側面もある。中国はエンジン技術では日米などにおいつけないとみてEVに注力している。09年に販売補助金を導入し、BYDなど中国メーカーを育てた。欧州はディーゼル車を環境対策車の主力と位置付けたが、排ガス不正の発覚を機にEVにシフトし始めた。
(引用おわり)

なかなか簡潔に事の経緯をまとめています。少し遠慮がちに「産業政策の側面もある」って言っていますが、多分環境の方は後付けで実際は産業政策そのものでしょう。「排ガス不正」というのははフォルクスワーゲン(VW)などが引き起こしました事件です。

上述の記事の背景には多分次のようなやりとりがあったのかもしれません。

中国のエライ人1:我が国の人民の力ではいいエンジン(内燃機関)を作るある!
エライ人2   :それ無理あるね。時間かかりすぎる。パクるのも難しいある。
エライ人3   :いい考えある。もうエンジンあきらめEVにするある。

そして補助金をバンバン出して国内のEV振興につとめていましたが・・・

エライ人1   :中国人民にはEV広まったあるが、世界に広めるのはなかなか難しいある。
エライ人3   :最近いいニュースある。VW(フォルクスワーゲン)がディーゼル不正検査問題で困っているある。
エライ人2   :ホーホー、ドイツに電話してEV派に引っ張るある!

そしてドイツに電話・・・

中国のとてもエライ人 :ウェイ、ウェイ。VWの社長あるか?ディーゼルなんかやめてウチと一緒にEVやろうある。

VWのエライ人:ダス・イスト・グーテ・イデー!昔からあんたんとこでお世話になっとりまっさかい、ほないゆうてくれるんやったら、いっしょにやりまひょか。いつまでもディーゼルスキャンダルがついてまわるんで困っとったとこですがな。なんせ世界一ねろてまっさかい。