リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

EVシフト(2)

2021年07月17日 16時37分31秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
ディーゼル不正検査問題を起こしてしまったVWは、いっそ中国と同調してEV転換した方が儲かると考え、今までとコロッと方向を変えました。ディーゼルで勝負していたら、いつまでも汚名がついてまわるが、EV転換したらご破算になると考えた、ざっくり言うとこんなところかも。

20世紀の終りころ私は何回か上海に行く機会がありましたが、その頃都心を走っている車はタクシーが大半であとは時々バスという感じでした。そのタクシーがVW製のサンタナという車種でした。同じ車ばかり目につく光景はある意味異様でした。でもタクシー代がとても安かった(日本円に換算すると)ので、上海市内はどこに行くにもタクシーでとても便利でした。今はそうは行かないでしょうけど。

VWはこのようにもともと中国には早くから進出していたようですが、このVWのディーゼル不正検査問題を契機とする突然のEVシフトは、欧米の他のメーカーもVWがシフトするならメリットありと考えEVになびきました。EV専業メーカーのテスラは当然大歓迎。Made by Sweden なんて宣伝してはいますが、中国資本になってしまったボルボは当然早くからEV化を宣言しています。もちろん錦の御旗は「環境問題」です。

この話、ホンの最近数年のことです。もはや経済がその方向で動いているので、もうイケイケドンドンで地道な議論の積み上げは通らなくなってきています。