リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

アップルのいじわる?

2021年01月11日 11時22分07秒 | 日々のこと
iPhone で撮った写真や動画をPCに移そうとするとき、なんかAppleのある意図を感じるときがあります。

例えば写真1枚を自分のDropboxに移すときは、写真を指定して「送る」のアイコンをタップし、送り先のDropboxを指定、最後にDropboxのフォルダを指定します。送り先を指定するときになぜかDropboxは下の方にあり、いつももう少し上の方に来るようにカスタマズできないのかなと思います。この方法は1枚のみにしか通用しません。2枚以上指定すると指定先にDropboxは出てきません。

ところが下のほうにあるDropboxではなく「”ファイル”に保存」を選択し、次に選択先をiCloud Driveにすると何枚でもスイスイと送ることができます。しかし「”ファイル”に保存」からはDropboxも指定できますので、そうしますと数枚は送ることができるのですが、それ以上はダメです。おまけに送られたファイルの拡張子が.jpgから.heicに変わります。以前のWindowsのネイティブ動作では.heicファイルは開けませんでしたが、最新のWindowsでは開けるようになっていますのでその点に関しては特に問題はありませんが。

クラウド経由ではなく、USBで接続というのはどうでしょう。Windowsの標準アプリ「フォト」ではUSBで接続してインポートできる仕様になっているのですが、エラーが出てiPhone を認識してくれません。あるいは認識だけはするのですが、やはりエラーが出てしまいます。同じUSB接続でもiTunesだと問題なくiPhoneは 認識されファイルのやり取りができるようになります。

ここまでの事例をまとめると、AppleのクラウドやアプリであるiCloud Drive や iTunesは問題なくデータの送信はできますが、AppleからするとサードパーティになるDropboxやMicrosoftのものは制限がかかったり使えなかったりします。これはDropboxなんか使わないでわが社のiCloud Driveを使ってください、そして容量が足りなくなったら有料サブスクして容量を増やしてください、あるいはMicrosoftのアプリなんか使わないでわが社のiTunesを使ってついでに何曲か買ってください、というメッセージなのでしょうか。こういうのって独禁法違反にならないのでしょうか。まぁ私のやり方がまずいだけの話かも知れませんが。

私はクラウドストレージをDropboxに2T確保しています。もちろん年払いのサブスクです。これに加えて有料のiCloud Driveをクラウドストレージにすることは無駄なのでそのつもりはありません。

実は唯一の解決法が残されていました。それは、iCloud Drive からDropboxへの以降は問題なくできるので、iPhoneから写真や動画データをiCloud Driveに移し、PCでiCloud Driveを開きそれを今度はDropboxに移す方法です。この方法だと複数データでも可能ですし、拡張子を変えられることもありません。iCloud Driveには無料で使える容量があって(確か5Gでしたか)それを使うわけですが、そこはいつもカラにしておかなくてはなりません。本来できうるべき方法よりはワンステップ多いし容量の制限もありますので使い勝手は悪いですが、気をつけて使えば問題ありません。この方法は100枚を超える写真の場合に使えます。数枚程度まででしたら、最初に書きました1枚ずつ送った方が便利です。

Easy Baroque Pieces (6)

2021年01月10日 13時17分47秒 | 音楽系
フランスの時代以降のバロック・リュートのソースは、どちらかというとヨーロッパの中央部から東部の方に多いですが、西部のフランドルにもいいのがあります。

王立音楽院や王立図書館に所蔵されている一連のコレクションがそれです。Fetis Collection MS2913, MS2914 あるいは MS II 4087, 同4086などです。これらの中にはハイドンの「カッサシオーナ ハ長調」とかクロップフガンツの華麗な「協奏的三重奏曲 ハ短調」といった室内楽曲も含まれていて、かなりハイレベルは曲が多く見られます。

でも丹念に探してみるといいのがあります。それがMS II 4089にありますブローム作曲ニ短調のパルティータです。それから「モデラート」と「フィナーレ」を選んでみました。★3つです。ブロームは18世紀に活躍した人ですが詳しいことは分かっていません。ヴァイスよりあとの世代の人だと思われますが、作風は割と保守的で少しギャラント味がするかなというところです。

実はブロームの曲は私の教則本の中で2曲使わさせていただいています。それらよりこの「モデラート」と「フィナーレ」は長く少し難しいですが、中級レベルで十分余裕を持って演奏できる曲です。パルティータ ニ短調はこれらの2曲以外にメヌエット1,2(ダカーポします)とポロネーズがあります。パルティータ全曲では10分は優に超える「大曲」ですが、比較的易しい技術の曲で長い曲をまとめて弾くのもとても勉強になると思います。

スマートウォッチ SONY Wena3

2021年01月09日 23時52分43秒 | 日々のこと
スマートウォッチSONY Wena3を昨年末に購入して使っています。ないならないで何とかなりますが、あればあったでそれなりに便利です。他のスマートウォッチと異なり、すでに持っている腕時計をセットできるというのが気に入りました。



これが本体です。スマートウォッチの本体は、文字が移っている部分です。スマートウォッチを腕にはめるとここが手首の内側に来ます。



手持ちの腕時計をセットできます。セットされている腕時計は結婚したときに家内の実家(時計屋さんをしています)から頂いた「セイコー96ツインクォーツ9461-8000 A3」です。年差5秒という優れもので40年経った今も正確に時を刻んでくれます。もうヴィンテージになっていますね。



はずすとこんな感じになります。

機能はアップルウォッチに比べると限定的だと言えますが、SuicaがWena3をかざすだけで使えます。お値段も3万ちょっとなのでリーズナブルだし重量も全部込み(本体+ベルト+セイコーツインクォーツ)で69グラムなので、十分軽いと思います。

でもこれ、万人に勧められるかというとどうもそうはいかない感じがします。まず、このように組んで売っているのではなく、自分で組み立てるのですが、時計屋さんが使う工具が必要になります。実際にやってみると結構細かい作業が必要でした。マニュアルには時計屋さんに頼んでくださいと書いてありましたが。この時点でアップルウォッチよりは商品として万人向けではありません。

それとマニュアルがとても不親切。字も小さすぎるし。(笑)当ブログでも書きましたが、内容も間違っているところがあります。ソニーのヘルプデスクに問い合わせたのですが、マニュアルの記述間違いの件に関してはナシのつぶてという、大メーカーにあるまじき姿勢です。

ハード的にもBluetoothの接続が不安定です。ただこれは初期化して再設定したら安定しました。でも何か初期のBluetooth機器みたいです。Wena3というからには何世代かこなれているはずですが、まるで海外の怪しげなメーカーの品みたいな感じです。

でも指先がそこそこ機用でBluetooth機器を使い慣れている人であれば、安価・軽量で必要最小限の測定(歩数、心拍数、VO2Maxなど)ができ、Suicaが使え(これは便利)、Alexaも搭載(あまり使い道はないかも)、電池も6日くらいもち、何よりも自前の時計がセットできるので、とても実用的なアイテムだと思います。

2度目の緊急事態宣言と東京オリンピック2020※

2021年01月08日 12時26分56秒 | 日々のこと
2回目となる緊急事態宣言が発出されましたが、1都3県以外にも大阪、京都、兵庫、そして愛知も発出希望のようです。北海道は入っていませんが前回と何やらよく似てきた感じです。それでしばらく感染者急拡大が続いたら結局全国に対して発出となったら完全に前と一緒です。

こういうのはきついやつを一気にポンと出した方が効果的だと思いますけどこんなので大丈夫なんでしょうか。前回の発出前よりはるかに感染者数は多い、感染者受け入れ態勢は逼迫している、にもかかわらず人々は何か油断をしている感じがする、よくない状況が揃っています。

昨年の発出もオリンピックが引っかかっていて1週間くらい遅れた感がありましたが、今回もどっかでオリンピックが引っかかっているのでしょうか。昨年の延期決定は「中止」決定にしておけば、あれもこれも忖度しないでベターな新型コロナ対策が打てたのではないでしょうか。

私はオリンピックにもともと何の関心もないというか、むしろやってもらったら迷惑千番と考えていますので、平気で「中止」ということばを口にしますが、オリンピック大好きな人、それで金儲けを企んでいる人、名誉が欲しい人(=最終的には金儲け)にとっては死活問題。彼らから石が飛んで来そうです。(今では道端の石を探すのが大変なのでやりようがないかもしれませんが)

でも日本の状況だけでなく、参加して頂く他国の状況、ワクチンの接種状況とその効果が出そうな時期を考えると、シロウトの私でももうアウトなんだと分かります。中止決定を遅くすればするだけ軟着陸が大変になるのではないでしょうか。あとは奇跡が起こるのを待つか・・・

※東京オリンピック2020は「とーきょーオリンピック、フレーフレー」ではなく「ふらふら」と読みましょう。(ちょっと強引?)

楽器に関する美しき誤解(2)

2021年01月07日 10時52分23秒 | 音楽系
海外製の楽器といってもピンからキリまであります。キリの楽器はどこにあってもトラブルが起こる可能性が高いでしょう。トラブル以前の設計上の問題もあり、そもそも音もきちんと鳴りません。

同じように日本製の楽器もピンからキリまであります。要は誰がどこで作ったのかではなく、いい楽器なのかそうでないのかということです。その判断に日本の風土云々というファクターは入れるべきではないと考えています。

扱いに関しては、ヨーロッパだと冬の室内の乾燥しすぎは大敵だし、日本の夏の高温多湿も要注意です。あるいは車で楽器を運ぶ時も特に夏の場合は直射日光は絶対に避けなければなりません。これらの注意を怠らなければ、一流の製作家が作った楽器でしたら特にトラブルは起こらないでしょう。反対に不注意な扱いをしていればどこで使っていてもトラブルは起り得ます。

ただ経年的劣化については知っておく必要があります。どんなものでも未来永劫そのままの形で存在しうるわけではありません。微妙でギリギリの力学的バランスで成り立っているバロック・リュートだと10年くらい、構造的により丈夫なルネサンス・リュートでも10数年も経たら何らかのメンテが必要になる時期だと考えるといいと思います。経年メンテと管理上の不注意や未熟な製作によるトラブルを混同しないようにしたいものです。

楽器に関する美しき誤解 (1)

2021年01月06日 16時18分34秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
塗装のことでギター製作家のところに行ってきましたので、塗装のことについて考えてみました。

塗装に関して製作家レベルのことは知りませんが、私がかつて持っていたリュートは皆ヴァイオリンのように顔料が入っている塗料(セラック)を使っていました。ギターでは透明の塗料を使うことが多いようです。

以前スイスのモーリス・オッティジェーのスタジオを訪れた時、リブ(楽器の裏面)の塗装をモーリスが自慢していました。

「どうです、この色!深みががあってすてきでしょ?何度も何度も重ね塗りするとこんな風に深みのある色合いになるんだ」

私が今使っているラースのバロック、先日届いたルネッサンス、そして昨年入手したスティーブン・マーフィーのバロック・ギターも色合いこそ違え、いずれも同様の塗装法で深い色合いで塗装されています。

安物の合成ニスで塗った楽器は、セラックよりもっとテカテカしていて一見よさそうですが、色合いは浅く何かの衝撃でヒビが入ったりします。

ヨーロッパの著名な製作家の楽器の塗装が日本でトラブったりするのを聞いて、こういう風に言う人がいます。

「リュートはヨーロッパで生まれた楽器だからやはり日本の風土にはなじまないのだ。日本で使うのは日本の気候風土を知り尽くした日本の製作家によるものが一番だ」

一見もっともな意見のようですが、日本の製作家がセラックを使ってリブを塗装した場合も同じようなトラブルが起こる可能性があります。セラックによる塗装面は厚さにもよりますが2年くらいは温度湿度に注意しながら扱う必要があります。その楽器のリブが合成ニスでテカテカしていたり艶消しになっていたりしたとしたら、塗装面が湿度温度に強いのは当たり前です。でもその楽器は二級品です。

構造面でのトラブルが起こった場合は、その原因は日本の気候風土によるものではなく、持ち主の扱いに問題があった場合か製作技術の問題でしょう。製作技術に問題があった場合、その楽器は二級品以下です。

近所のギター製作家のところに

2021年01月05日 21時29分45秒 | 音楽系
昨年末に届きましたLars Joennsonのルネサンス・リュートの塗装で少し傷んでいるところがありましたので、愛知県某所の某ギター製作家のところに相談に行きました。

傷んでいたところはリブの部分で、運送途中で少し温度が高いところに留め置かれたと思われ、内装の布の跡が少しついてしまいました。スウェーデンからどういうルートで来たのかよくわかりませんが、コロナやクリスマスでいつもとは異なるルートを経て来たのかも知れません。3年前に私の楽器を送ってもらったときは問題なかったのですが。

Larsに尋ねましたら、アルコール性で顔料を入れたセラックニスで重ね塗りをしたとのこと。厚手のセラックニスは完全に乾き切るのに2年近くかかります。もちろん塗装後数日もすれば手で触ってもケースに入れても表面がベタつくことはなくなります。ところが温度が30度くらいより上になると表面が柔らかくなり、一定時間触れている部分があるとそこが傷みます。こういう状態がなくなるのが2年くらいはかかるという意味です。それまでは演奏時に体に当たる部分や普段の保管法に注意が必要です。

こういう塗装は最高級の塗装ですが、某製作家氏によると、注文主によっては塗装がよごれたといって文句を言われることがあるそうです。まぁそういう人は安い合成ラッカーで塗装された安い楽器で十分なんでしょう。

さて某製作氏は状態を見たり触ったりした後で、「ちょっとやってみましょう」といって早速作業を始めました。



10分くらい作業を見ていましたが、みるみる綺麗になって行きました。作業に使った布を見ていますと少し色がついているところから、実際には塗装を少し落としていますが、色目的には全くといっていいほど変化はありません。作業すべきところがもう少しありましたし、乾燥するまでに時間が必要ですので、楽器を預けておくことにしました。


Easy Baroque Pieces (5)【訂正&リンクを追加】

2021年01月04日 17時49分48秒 | 音楽系
ウィーンにはなかなかいいソースがあります。演奏が難しい曲中心の写本が多い中、オーストリア国立図書館蔵のMus.Ms.17706写本は冒頭に初心者向けと目される曲が何曲かあります。私の教則本用にこの写本から何曲か選んでいます。2ページ目の冒頭のシャコンヌは短いながらもなかなかの佳曲です。以前アップしましたが、下のリンクからお聴きください。

シャコンヌ(Mus.Ms.17706, P.2)

このシャコンヌは押弦と弾弦だけの視点で見れば、とても簡単だと思いますが、イネガルしながら流れるように弾くこととか装飾を綺麗に弾くという視点を加えると意外と手ごわいです。なめてかかってはいけません。演奏技術というととかく弦を押さえられるかどうかとか速く弾くということだけだと捉えられがちですが、流れるように綺麗な音で流麗に装飾をほどこすというのも演奏技術のひとつです。これらは音楽表現に直接つながる技術です。いきなり押弦、弾弦が難しい曲を弾く前にこのくらいの曲で音楽表現を磨いた方が早く上達すると思います。

ある程度勉強した方の曲選びの目安と練習方法ですが、次のようなことを参考にするといいのではないでしょうか。

ゆっくりテンポでもいいですからほぼ初見で終わりまで通る曲を選ぶ。何日も練習してやっと「音が取れた!」、さて今から「表現をつけよう」というのはそもそも方法論として間違いです。楽譜(タブ)は音を取るためのものではなく、それで演奏するためのものです。表現はあとでつけるものではなく、演奏そのものが表現であり表現のない演奏(練習)はあり得ません。初見なんてできないとおっしゃる方はずっと簡単な曲でタブをスムーズに読めるようになるよう練習しましょう。

さて件の写本です。多くはフランスのソースで、ガロ、ゴーティエ、デュプレなどの名前が見られますが、ロジー伯やギンターなどの作品も見られます。50ページにあるロジー伯のシャコンヌは、写本2ページ目のシャコンヌととてもよく似た雰囲気の曲ですが、こちらは24の変奏を伴う大変立派な曲です。でも指の技術的にはそれほど難しくはありませんから、初めのミニ・シャコンヌを綺麗にひけるようになったら十分に取り組むことができる曲です。

新年のメッセージ

2021年01月03日 19時25分25秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
ドイツ語でBachは「小川」という意味ですが、J.S.Bachは「小川」どころか「大河」であるとよく言われます。でもT. Bachはその名のまんまの小川、チッチャイチッチャイ川です。

IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長が新年のメッセージを発表しました。今年に延期された東京オリンピックを「トンネルの終わりの光」だなんておっしゃったそうですが、首都圏で緊急事態宣言を知事たちが国に要請した時期だけに、ちょっと無神経な感じもします。推進している人にとってはありがたいメッセージですが、多くの日本国民の反感を買いそうです。

今年予定されている東京オリンピックが、開催するにしても今までのようには開催できませんが、どんな形であれ何としてもやろうとしているのは要するにカネ儲けを企んで人がいるからでしょうか。

どっかのHPにこのチッチャイ川の人の演説がありました。

「すべての人の健康のためにスポーツがいかに重要であるかということは今更ながら明白です。ウィルスとの戦いに勝利するためにはみなさんが健康であることがいかに重要かということです」(なまった英語のメッセージ、筆者による日本語訳)

この人が言うとオリンピックに結びつく話だと感じてしまいます。健康であれば感染しないといういい方にも聞こえます。でもスポーツだけが健康の源ではないということは今更ながら明白です。

私個人的には、この人が出てくるとどうしてもJ.S. Bachをはじめとする音楽家たちを連想し、彼らの名が貶められるような気がしてあまりいい気分がしません。私の勝手な思い込みなんでしょうけど。

娘とFaceTime

2021年01月02日 21時21分23秒 | 日々のこと
健啖家が二人もいる我が家では今日のお昼にはおせちを食べ尽くしてしまいました。最後のカマボコを食べ終わった頃、カリフォルニアにいる娘からFaceTimeがあり、久々に孫たちとも話をしました。カリフォルニアでは公立小学校の児童はいまだ登校できず、自宅でオンラインの授業です。私立は本人家族の同意を得たうえで対面授業をしているところもあるようですが、まだ感染が広がりつつある状況から私立も対面授業ができなくなる可能性もあるらしいです。現時点で、私立であっても対面授業の許可は当局からおりないそうです。

孫たちの習い事もオンラインです。一番上の子はチェロを練習していますが、チェロの先生が特別にガレージで対面レッスンをしていただいています。でも発表会もなく今一つモチベーションが上がらないようです。

こういう状況だと心配なのは教育格差の問題です。年齢がある程度上の子供はオンラインでの授業でもなんとかやれるでしょうけど、小学校中学年以下だとかなり厳しいでしょう。親の教育力があればまだなんとかなるかも知れませんが、それでも10カ月近くこのような状態だと学習の遅れは否めません。学習の大幅な遅れはこれから何年かにわたり影響が出るでしょうし、格差をさらに広げる要因になりかねません。

医療関係の仕事をしている娘は、病院に運び込まれてくる新型コロナ感染患者をみていて、アメリカ人に多い超肥満も感染を広げる原因になるかもと言っていました。もちろん何のエビデンスもなく単なる感想に過ぎませんが、超肥満の人は何らかの基礎疾患を持っていることが多いのも事実です。確かにアメリカのスーパーで買い物をしている人を見ていますと、日本では小太りと言われている私なんか普通かそれ以下に見えるくらい超肥満体形の人が多いです。

お正月は食べることが多く体もあまり動かしませんから、体重も高止まりです。4日からジムが始まりますので、またフィットネスに励みましょう。