リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

EVシフト(3)

2021年07月21日 09時56分36秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
EVに関しては次のような問題があげられます。


EVは少しは売れているといっても実際は補助金があるからこそ。
電池の製造まで含めると実はEVはディーゼルより二酸化炭素を多く排出するのでは。
電池製造に必要なレアメタル採掘時の環境汚染問題がある。
テスラなどのスポーツモデルは実は全く反環境車である。
EVは航続距離が短く、充電に時間がかかり、充電ステーションも不十分。
EVのお値段はとても高い。(電池が高価だから)
廃車時の大量廃電池の処理が未解決。


まぁ適当に思いつくまま書いたので、はずれているのもあるかも知れませんが、少なくとも昨今のマスコミで大々的に話題になっているEV化=環境対策というのは、きちんと議論を積み重ねて出した方向性ではないことがわかります。

多分余程の画期的な電池が登場しないかぎり、2035年に内燃機関全廃なんてありえないでしょう。いくらなんでもわずか10数年で技術的問題が解決されるとはとても思えません。

画期的な電池とは、製造時のより少ないエネルギー消費、電池材料調達で環境問題を引き起こさず十分な供給量がある、廃電池問題も解決し、満充電時間5分、航続距離1000km・・・こうなったらイヤでもEV化します。でもそうなったらあのリアクションタレントのあのTV番組は成り立たなくなりますが。

こういった経緯でのEV化、そのうちに壁にぶつかって方向転換を余儀なくされるかも知れません。もちろん私は今のEVみたいに不便で高価なクルマは買いません。

専門家によるきちんとした議論ここをごらんください。
EVの行く手に待ち受ける試練(前編)

コーネリアス

2021年07月20日 13時19分03秒 | 音楽系
過去のいじめが問題視され、東京オリンピック開会式の音楽を担当していた方が非難され辞任しました。東京オリンピック・パラリンピックが多様性と調和を基本理念としている以上そういう人物は受け入れがたいと言うのは当然でしょう。

You Tube でいくつか作品を聴いてみましたが、とても才能のある人だと感じました。あっちの優秀なミュージシャンと同じレベルの精度のボーカル(純正に近い精度で音程を合わせることができる)ができる人だし作品もとても高度です。でも団体で歌うグループ全盛の今の日本ではそんなことはどうでもいいことでしょうけどね。

どんな音楽を書いたかは聴いてみたかったですが、いままで発表したレベルのものであれば世界に出しても全く恥ずかしくないものだったでしょう。作った人間がアカンかっただけで、作品には罪はないんですけどね。いまはそういうことをいう時代ではないのでしょう。

でもそういうことを言っていた時代もあったようで、カラヴァッジョなんかまさに代表格です。

Wikiによりますと、
カラヴァッジョは激動の生涯を送った。裏社会の住人たちの間でさえ喧嘩っ早いという悪評があり、カラバッジョの不品行が当時の警備記録や訴訟裁判記録に数ページにわたって記載されている。そしてカラヴァッジョは、1606年5月29日におそらく故意ではないとはいえ、ウンブリア州テルニ出身のラヌッチオ・トマゾーニという若者を殺害してしまう。

さすがに当時彼をかばう人はいませんでしたが、彼の作品自体はそのことで美術界の表舞台から消え去ることはなく今に至っています。でもそのうち時代がPC, PCっていう変な方向に動いたらそのうちカラヴァッジョはアカンということになるかも。

F56ミニ、3回目の継続車検

2021年07月19日 18時14分41秒 | 日々のこと
7年前に初度登録しましたF56ミニの継続車検に行って参りました。検査場は四日市検査場、1984年に初めてユーザー車検をして以来場所も建物も全く変わっていません。お隣りの一般社団法人北勢自動車協会の建物もこの37年間全く変わっていません。何か妙な安心感はあります。(笑)



写真中央の北勢自動車協会の事務棟で光軸調整をしてもらうテスター券を購入、そして重量税、自動車審査証紙代、自動車登録印紙代を支払います。写真左が北勢自動車協会工場のライン、右奥に見えるのが四日市検査場です。道ひとつはさんだ向こうになります。



北勢自動車協会の工場のラインで光軸調整中です。写真右端のおじさんがヘッドライトのどっかに細いドライバを入れ、ちょいちょいと回しテスターで合格になるように調整しています。2年程前から遠目も近目も両方ロボット検査するようになりました。それまでは遠目だけの検査で、車検のために近目の部分にガムテープを貼っていたものでした。ただ、検査が厳密になったのかほとんどの車が近目で不合格になるようで、前回もF56は不合格でした。でも遠目が合格したらライトのチェック自体は合格します。



こんどは検査場の事務棟に行き、書類を提出です。受付に「ユーザー車検」と表示されるようになって久しいです。もう定着しているようですね。30年くらい前は、ここで嫌みな質問を一杯されて困ったものでした。極めつけは、400ccのオートバイの車検のとき、整備者のところに鈴鹿市のバイク屋さんのハンコを押してもらっていましたが、事務官がそれが実在のバイク屋であることを疑いそこに電話をかけるということがありました。それも今は昔、現在は何事もありません。もちろん書類がきちんと揃っている場合ですが。



朝の第1ラウンドで早めにいったのですが、4番目でした。(中にもう一台います)なかなか検査が始まらず15分くらいこの状態で待っていました。検査ライン内は写真撮影NGです。

検査ラインは滞りなく進みました。10分くらいでした。ライト検査も左近目は何と合格、右近目も通るか、と期待しましたがこちらは不合格、でも遠目は左右ともOKでした。

ラインでの検査を終えたら検査ライン横のボックスに行き、そこで検査終了の証明を貰います。そして書類を事務棟に持って行き新しい車検証とフロントガラスに貼るステッカーを貰います。



ステッカーをフロントガラスの決められた位置に貼りこれで完了!

継続検査にかかった経費は:

点検、エンジンオイル、エレメント交換、ブレーキフルード交換(SOUWA CORP) 23500円
自賠責20010円、審査・検査代1800円、重量税24600円、テスター代3300円、計73210円

かかった時間は検査場までの往復約1時間20分、事務手続き・光軸調整15分、ライン待ち時間15分、検査ライン10分の約2時間でした。

ガントルガ・ガンエルデネとムンフバト・ダバジャルガル

2021年07月18日 15時11分53秒 | 日々のこと
今日の大相撲千秋楽はガントルガ・ガンエルデネとムンフバト・ダバジャルガルの全勝対決が見ものです。我が家では外国人力士をしこ名ではなく本名で言う習わしがあって、ガントルガは照ノ富士、ムンフバトは白鵬のことです。二人ともしこ名より本名の方が濁点が一杯あって強そうです。

ガントルガはけがと病気で大関から序二段まで陥落しましたが、今年の五月場所で見事大関に返り咲くと言う快挙をなしとげました。今場所はすでに14勝していますので、横綱昇進は確定したと言われています。そのガントルガが対戦するのが、全休、途中休場が続いていたムンフバトです。

ムンフバトの昨日14日目の取り組みはトリッキーでしたねぇ。思いっきり後ろに下がり正代の突進ができないようにして、そのあと張り手を何発か見舞って結局は勝利しました。なんとか全勝で千秋楽を迎えたいという執念が感じられますが、テレビ解説者は思わず「横綱がするべきことではない」なんて言っていました。

でも私が小さい頃テレビで横綱若乃花(初代)が立ち合いとっさに変わり、一瞬にして勝ったのを何回か見たことがありましたが、そのときは「さすが若乃花」という声こそあれ、汚いやり方だという非難はなかったように記憶しています。こんな変わり身を白鵬がやったことがありましたが、そのときはいろいろ避難されていました。まぁ要はその人の人格によるものか、それとも外国人力士に対する妙な意識が残っているのか。

さて今日の全勝同士の千秋楽対決、どうなるか楽しみです。


EVシフト(2)

2021年07月17日 16時37分31秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
ディーゼル不正検査問題を起こしてしまったVWは、いっそ中国と同調してEV転換した方が儲かると考え、今までとコロッと方向を変えました。ディーゼルで勝負していたら、いつまでも汚名がついてまわるが、EV転換したらご破算になると考えた、ざっくり言うとこんなところかも。

20世紀の終りころ私は何回か上海に行く機会がありましたが、その頃都心を走っている車はタクシーが大半であとは時々バスという感じでした。そのタクシーがVW製のサンタナという車種でした。同じ車ばかり目につく光景はある意味異様でした。でもタクシー代がとても安かった(日本円に換算すると)ので、上海市内はどこに行くにもタクシーでとても便利でした。今はそうは行かないでしょうけど。

VWはこのようにもともと中国には早くから進出していたようですが、このVWのディーゼル不正検査問題を契機とする突然のEVシフトは、欧米の他のメーカーもVWがシフトするならメリットありと考えEVになびきました。EV専業メーカーのテスラは当然大歓迎。Made by Sweden なんて宣伝してはいますが、中国資本になってしまったボルボは当然早くからEV化を宣言しています。もちろん錦の御旗は「環境問題」です。

この話、ホンの最近数年のことです。もはや経済がその方向で動いているので、もうイケイケドンドンで地道な議論の積み上げは通らなくなってきています。

EVシフト(1)

2021年07月16日 16時42分52秒 | ウソゆうたらアカンやろ!他【毒入注意反論無用】
昨今はEV、EVと喧しいです。テレビ、新聞、多くのモータージャーナリストが騒ぎ立てています。こうなってくると事の経緯や冷静な判断はさておいて、もう既定路線ですね。(笑)すでにもう経済がその路線で動いています。

少し前の新聞になかなか興味深い記事を見つけました。小さい記事ですので引用してみましょう。

(引用はじめ)
EV振興には産業政策の側面もある。中国はエンジン技術では日米などにおいつけないとみてEVに注力している。09年に販売補助金を導入し、BYDなど中国メーカーを育てた。欧州はディーゼル車を環境対策車の主力と位置付けたが、排ガス不正の発覚を機にEVにシフトし始めた。
(引用おわり)

なかなか簡潔に事の経緯をまとめています。少し遠慮がちに「産業政策の側面もある」って言っていますが、多分環境の方は後付けで実際は産業政策そのものでしょう。「排ガス不正」というのははフォルクスワーゲン(VW)などが引き起こしました事件です。

上述の記事の背景には多分次のようなやりとりがあったのかもしれません。

中国のエライ人1:我が国の人民の力ではいいエンジン(内燃機関)を作るある!
エライ人2   :それ無理あるね。時間かかりすぎる。パクるのも難しいある。
エライ人3   :いい考えある。もうエンジンあきらめEVにするある。

そして補助金をバンバン出して国内のEV振興につとめていましたが・・・

エライ人1   :中国人民にはEV広まったあるが、世界に広めるのはなかなか難しいある。
エライ人3   :最近いいニュースある。VW(フォルクスワーゲン)がディーゼル不正検査問題で困っているある。
エライ人2   :ホーホー、ドイツに電話してEV派に引っ張るある!

そしてドイツに電話・・・

中国のとてもエライ人 :ウェイ、ウェイ。VWの社長あるか?ディーゼルなんかやめてウチと一緒にEVやろうある。

VWのエライ人:ダス・イスト・グーテ・イデー!昔からあんたんとこでお世話になっとりまっさかい、ほないゆうてくれるんやったら、いっしょにやりまひょか。いつまでもディーゼルスキャンダルがついてまわるんで困っとったとこですがな。なんせ世界一ねろてまっさかい。

ギター二重奏曲編曲が完成

2021年07月15日 23時57分14秒 | 音楽系
四日市のギター愛好家の方から頼まれていました二重奏曲が全てあがりました。頼まれていた曲は:

さだまさし、Birthday
アンジェラ・アキ、手紙
ゆず、栄光の架け橋

6月の終わりころのエントリーでそのことについて少し書きましたが、昨日最後の曲に取り掛かりまして今日の夕方に完成しました。

ゆずの曲は難儀そうなのであとに取っておいたのですが、正解でした。実際とても難儀でした。歌詞によってメロディの形が変わるのは特に日本歌曲ではよくあるのですが、この「栄光の架け橋」は特に詞を大切にしてメロディを少しずつ変えているので採譜が大変。「しゃくり」もとても多く歌い方が技巧的です。

楽器で演奏するとき、そういったボーカルテクニックをどう再現するかはなかなか悩ましいことですが、バロックの装飾記号みたいに、「しゃくり記号」を付けることにしました。音符にそのまま書くと非常に見にくくなるので、この方法だととてもすっきりします。でも直接音符にして見にくくならない所は実音で書きました。

さだまさしとアンジェラ・アキの曲と比べてゆずの曲で特徴的なのは日本語の無静音を上手に処理しているところです。でもそれを楽器で表現するのはとても難しいです。音符的な表現としては左手のスラーで対処することにしましたが、まぁあとはもしお二人に指導する機会があるのでしたら、そこは一つのテーマになると思います。

3曲ともリハーモニーやリテンポ?して原曲とは少し異なった雰囲気を狙いましたが、なにせ上級の方ではないので、技術的な制約→基本的にローポジションで弾けるのが原則、があるのでいろいろ工夫が必要です。1stギターは高い音も出てきますができるだけ5ポジションか7ポジションの固定で弾けるように留意しました。

最近このお二人が属しているギターアンサンブルからも4重奏曲の編曲を依頼されました。このことは少し前のエントリーでも書きましたが、半分は私が作曲したもので組曲風に構成しました。これで四重奏も含めて依頼されていました4曲全て仕上がりました。さて、果たして皆さんに気に入っていただけるでしょうか。


祝日本一!

2021年07月14日 13時40分04秒 | ローカルネタ
昨日は暑かったです。車の中もまるで猛暑のときのように熱く、冷房をMAXにしてもなかなか熱気が収まらなかったです。

夕方になって気象庁のランキングを見てみましたら、なんと35度越えで桑名が全国一の高温都市になっていました!暑かったはずです。



桑名市の気温が高温になるときは、お隣の四日市や名古屋ではそんなに暑くないときが多いようです。多分藤原岳越えのフェーン現象で暑くなるのではないかと想像しています。

今日は打って変わって全然暑くありません。お天気アプリを見ていたら雷雲が接近していましたが、今のところ雷雨には至っていません。暑いのも困りますが、雷も困ります。でもウチは昨年雷雨などによる停電の備えとして無停電電源装置を導入しましたので、停電もドンと来い!です。これから梅雨明けまでこんな天候が続くでしょうけど、落雷や水害などの災害がないよう願いたいです。

F56 MINI のユーザー車検準備

2021年07月13日 15時13分24秒 | 日々のこと
F56のミニのユーザー車検が近づいてきました。書類はすでに整えて、点検も終えました。点検はいつもディーラーでやってもらうのですが、今回は名古屋市のSOUWA CORPORATIONにお願いすることにしました。


大須観音のすぐ近くです。実は四日市のディーラーに行くより高速を通って行くとここ方が早く行けます。

ディーラーだと高くつくので、近所の整備工場に点検を頼んだら外車+ユーザー車検が理由で断られました。その点SOUWA さんはMINI を専門に扱っている業者さんなので安心で、最近私のMINI(F60)でもいろいろお世話になっています。

ネットで検査場の予約も完了しました。ユーザー車検はもう40年近く前(本田紫美君時代からです)からやっていますが、昔は電話で直接担当の人にかけていたのが、自動応答になり、昨今はネットです。便利になりました。来週の月曜日19日の第1ラウンドを予約しました。

昨日は自賠責の更新に近所の自動車ディーラーに行ってきました。あいにく月曜日なので多くのお店が休みでしたがニッサンのディーラーが開いていましたのでそこでお願いしました。何と前回より5000円近く安く、2万10円で済みました。ありがたい限りですねぇ。(笑)

あとはエンジンルーム内の汚れを取ってピカピカにしたら完了です。車検のことは毎回当ブログに書いていますが、前回2年前の記事を見てみますと、その翌年(2020年)の4月に検切れとなる私の車(F60)のことも書いていました。「来年の4月は私の車の車検ですが、4月はコンサートが立て込んでいるので、日程を決めるのが大変かも」みたいなことを書いていましたが、杞憂でした。実際はコロナ禍でコンサートはゼロ。楽勝で日程を決めることができました。(苦笑)全く世の中何が起こるか分からんものです。

11代目本田紫美君

2021年07月12日 14時00分20秒 | 日々のこと
本田家で11代目となる紫美君がまた日本にやってくるそうです。まだ非公式の段階ではありますが、8月に正式発表され、秋には来日するようです。知らんけど。

私の若い頃は本田家の皆さんには随分お世話になりました。初代の紫美君の案内でいろんなところに連れて行ってもらいました。初代はそれはそれは画期的な考え方の持ち主でした。初代の心臓は四武威四四という方法で鍛えられていましたし、ファッションも今では当たり前の三戸八場句というスタイルの先駆けでした。そして何よりすごかったので増喜法を学びクリアしてアメリカに渡って大成功したことです。

その後二代目にもお世話になりましたし、親戚の紫美或四百さんともお近づきになりました。紫美君たちはその後アメリカでどんどん人気になり、英語もペラペラ、ファッションもアメリカナイズされていったためか日本では人気が落ちていき、やがて日本に来ることもなくなってしまっていました。来日が再開されたのが先代でしたか、私はお目にかかり驚きました。初代の小柄で愛らしい雰囲気はなくなり、手足が長くなりすっかりアカ抜けしていましたが日本語は分からなくなっていたようでしたから。

もう初代のひいひい・・・じいちゃんのことなんて覚えてないんでしょうね。まぁあっちの生活も長いですからもうすっかりアメリカ人ですよね。でも10代目も11代目も初代の面影は全くないですが、なかなかカッコいいです。秋になったら会いに行きたいと思います。そうそう少し前に本田家で生まれた、電気の心臓を持った本田井伊ちゃんはなんか初代にクリソツです。こういうのを先祖返りというのでしょうか。