子供たちの現状を少し知って。

2007年11月10日 | 日々のこと
 最近の子供たちの現状を知る学習会を先月末に開催し、本日はそれを受けて、今私たちにできることを学習した。

 マスコミで子供が被害者や加害者になる報道を見たり聞いたりする度に心が暗くなる。昔だって確かにあっただろうけれど、何かが変わったと思わずにはいられない。昨日今日変わったのではない、少しずつ少しずつ変わってきたものであろう。

 地域の話を民生委員さんに、学校のお話を養護の先生からお聞きした。さすがにマスコミの話と違って、リアリティがあった。

 不登校・虐待・給食費未払い・うつ病・携帯電話等問題がいっぱいだ。
モラルの低下による犯罪が身近に起きている。と民生委員さんの言葉。
どこか変なんです。今の子供たちの育て方が私たちの老後に繋がっているのです
よ。私たちが育てた子供(今の親世代)なのですから、私たちはメツセージを子供に伝えていかねばならないのでは、と結ばれた。

 保健室から見た子供たち・・・・中学校
親子関係が友だち関係になっている、と民生委員さんと同じ見解で、しつけということが出来にくい状況があることをを示唆された。
 自分を否定してしまうとか、自己肯定感が弱く、本音で自分を出すことの出来ない子が多く、人と信頼関係が結べない。

 一人でもやっていこうという子が少なく、一人でいることが不安。だから嫌な思いも閉じ込めて我慢して仲間になっている。トイレにも連れ立ってというのが男の子にも増えた。

 中学生でも身体は大人でも心は子供。子供たちが安心してできる場所がない子供がいる。

 リストカット・朝食・携帯電話に有害サイト等悩みは深い。

 学校だけではどうすることも出来ない、家庭を含めた地域の人の手がなければと結ばれた。

 過去がすべて良いとは思わないが、長い時間かけて変わってきたもののいくつかは、失いたくないものだ。失ったものを取り戻すことが一朝一夕にできることはないだろう。法律を変えてすむことではない。世の中の経済状況からきている部分も多いが、私たち一人ひとりが「人を思いやる心」を一層実践するところから始めるしかないかもしれないとあらためて思った。

                           美恵子


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