生産者の都合

2010年01月19日 | 住まいづくり
事務所にいる時間の多い私は、突然のお客様の来訪にも、アポを取ってこられても、ちょっと時間差が出る間のお相手でもなんでもこなす。・・・・なんたって世間話なんておちゃのこさいさいは年の功だから。

 最初に商社の方からメーカー同伴のアポをいただいた時、当社には馴染まないお話では・・・とやんわりお断りしたが、本日お見えいただいた。社長が午前の会議を終えて駆けつけるまでの間「お話お聞きしていて」とのことだったから。

 最近生産を始めたという商品説明のお話をうかがいながら、「大変失礼なことをお聞きするんですが・・・・、当社の住まいの工法をご存知でいらっしゃいますよね」とお聞きした。「ええ存じています」「これを使うということはかなり後退を意味するのですが・・・・。」

 エコだCО2削減だの耳障りのいい言葉が今世界中を駆け巡る。化石燃料を使わない自然素材と言えば、ますます耳障りはいい。素人ならのるんだろうな。

 「これって生産者の都合の商品ですよね」・・・・ああ我ながらなんときつい言葉。

 どんなに素材としてはよくても、それがどのように使われるかが問題なのだ。

 最低レベルの代替品ではないか・・・なんでまだこんな程度の情報しか持ち得ないのだ。

 最近開発されたという商品・・・・わたしが見たって、どんなに自然素材だから何でもいいなんて思えない。サラリーマンは惚れもしない物を売らなければならないから大変なんだろうけど。

 ちょうど社長が帰って来た。「社長の視点は私とは違うかもしれませんから」と私はそうそうに退席した。

 たぶん社長は私より「大人」だから、静かにお話をうかがっていただろうな。感想はたぶん私と50歩100歩だろう。「価格も聞かなかったよ」と言っていたから。
  依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


ポチットお願い!にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村 住まいブログ
ブログランキング・にほんブログ村へ  






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「無限の太陽エネルギーで省エネとCO2削減」

2010年01月19日 | 住まいづくり
    「無限の太陽エネルギーで省エネとCO2削減」
          1月23日(土)
     最新の太陽熱温水器のシステム見学会  本社    1時より
     太陽エネルギーセミナー        モデルハウス  2時より

     現在社屋で実験中の太陽エネルギー利用の温水暖房システムを
     御覧いただけます。(毎日温度測定しているんですよ)
     この太陽熱温水システムは真空ガラス管式の集熱器で、
     密閉循環ソーラーシステム専用の集熱器です。

     社屋は暖房、我が家は給湯で実験中です。

     太陽光発電パネルの一般的な変換効率が15%程度であるので、
     エネルギー換算で言えば4倍程度性能が高いと言えるそうです。
     (詳しくはセミナーで!!)

     以前の屋根置き太陽熱温水器より、進化しているんですよ。
     是非御覧下さい。

                中島 みゆき
     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何回目かの成人式を迎えて。

2010年01月19日 | 読書
朝、私より先にご出勤なされていたお客様。「おはようございます」と事務所に入ったらお客様が迎えてくれました。県外から見えて当社が一番先だから、こんなことが度々なんですねぇ。

 時間があったと見えて「依田さん○回目の成人式なの」と、わたしの宅建の資格証明書を見られたらしい。・・・・せっかくここまで取った年だもの隠すことはないわねぇ。
 でも来社される方がお若くなったというのは・・・・もう実感・実感です。

 65歳まで延長といいながら、大手ほど早いような気もしますねえ。

 今年も成人式が終わった。成人式というとあのセレモニーばかりが取り上げられる。現代版では「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする若者を励ます」ことが趣旨らしい。

 成人の義務や権利というものも20歳になれば、当然あたえられる。

 昨夏戦後65年ということだっただろうか、ずっと語らずを通してきた戦争経験者が「今語り継がねば」という意の話を「ラジオ深夜便」で語るのを聞いた。

 分かりきっているはずで、知っているようで全然実感として知らない事だったのは・・・・実際戦争に行って戦っていた人たちの年齢。・・・・私は恥ずかしくて夜中に涙した。1銭5厘で人は招集された。末期には若い人だけでは足りなかったし。

 それは士官学校というものなのか・・・その実その軍関係の組織は理解していないが、でも確実にそこを出た20才前後からの人たちが、戦場で指揮をとったものである。そのためにどんな教育がなされたか。その教育の仕方を聞いたのだった。上級生が下級生を仕込むということも含めて。

 人間的な経験の少ない若い上官であっても、何十人もの部下の命を預かる。そのためには、一瞬の躊躇も許されない。そのための訓練がなされた。それは現代ではどんなに不条理といわれようとも、戦争とはそういうものだったのだと・・・私は知った。

 今も世界中で戦争はなくならない。国を越えたテロもとどまるところを知らない。人間は愚かだ。ただ愚かさだけで物が片付くであれば、とっくに世の中は変わっているはずだ。

 昔、武士が元服を迎えると、父親から切腹の作法を教えられることを知った。元服すれば当然戦場へ行って生死を賭ける。

 ここ60年ばかり、現代の成人も含めても、私たちはどんなに幸せな時代に生まれたことか。自国だけがいいとからいいとは決して思わないけれど、「日米安保」を考えた時代の私としても、いまやや普天間基地から始まる、日本の安全問題を人事のような気分で見過ごしていいのだろうかとこの頃不安を覚える。香港で眺めた普天間のニュースの映像は日本国内で流れるものとは、はっきり違って見えた。オブラートに包まれているのは私たちか。

 戦争なんてありえないと思いつつも・願いつつも・・・もしやの時に戦場にかりだされるのは、私たちの息子や孫であるのだから。その時過去の女たちと同じように私が何をできるのやら。

 晴れ着を着た新成人たちを見ながら、この幸せが永遠に続くならばと、○回目の成人式を迎えた私は吐息した。
 依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


ポチットお願い!にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村 住まいブログ
ブログランキング・にほんブログ村へ  






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マカオ・香港旅行記・・・・10

2010年01月19日 | 
この日は1日自由行動。どこへ行っても少なくとも1日は自由行動の日を入れる。朝ゆっくりと起床。NHKで日本のニュースをチェック、ついでに天気予報も、やっぱり寒波だ。それにしても香港の天気予報、アジアだけでなく、ヨーロッパに北米の天気まで毎回雨雲まで出している、温度は当然だけど。・・・やはり日本って本当に閉鎖的というか島国なんだあと感じる一瞬だ。

 NHKといえども、ニュースは英語と中国語、ときたま日本の大臣の肉声が混じる程度。
それでも漢字は便利、なんとなく意味が分かるもの。それでも日本人の最低覚える当用漢字の数ってご存知ですよね。1850字位で義務教育の範囲で881字。人名用漢字は985字なんて記憶がありますが。

 でも最近パソコンだと出てくるんですよね。実際は書けないというような文字、おおよそパソコンには7000字弱はいっているのではないでしょうか。
 中国も簡体字なんていうのも出てきますけれど、日本より覚える数は3倍もあるのではないでしょうか。

 いつどやラジオで清の時代には5万字もあったなんて聞いて、生まれる時代と場所を間違えなくて良かったと思いましたけど、ギネスブツク並みにいうならば20万字という世界もあるようですよ。・・・ここまでの話は真偽の程の責任持てませんが。

 香港のお店は開店が遅いです、ショツピングセンターもおおよそ11時頃から、その分、夜も10時ごろまでとか。絶対本格的な「飲茶」を食べると決めて、ガイドブック片手にホテルのエレベーターに。中で高いコック帽子をかぶられた方が、目ざとく私たちのガイドブックを覗き込まれて「ペラペラ」と。ご親切に日本語の分かる人呼んでくれますと。

 ホテルの近くの飲茶のお店を教えてもらったんだけど・・・・昨日と同じところ???なのかな。あの高いコック帽子の方にチップを渡すべきなのか、失礼なのか悩んじゃいましたねえ。・・・どう見ても総料理長タイプだもんね。・・・声をかけていただいてとってもうれしかったですね。

 とりあえず今日は1日散策をすることに、ホテルの朝食は付いていたけど、それを抜いて8時半開店のお店を目指してトットコトットコ。商店街もまだ閑散。

 ようやく訪れたお店は・・・・無くなっていた(ガイドブック2010年版だよ)。同じく飲茶の店にはなっていたけど11時開店なんて待っていられるかーとなり、第2希望の店に。尖沙咀駅から5分が曲者。これは今日の散策コースを逆戻りするということなのね。まあ時に空腹と食欲には勝てないのでトットコトットコ。これが見つからないのよ。廻りをぐるぐる回ってみて・・・・工事中の建物があるのでこちらも撤去・・・なんて想像力たくましくしていたの。念を入れてガイドブックの英語字を見て・・・ニューワールドセンターの中じゃあないの・・・もう自分に怒り状態ね・・・。

 それでもようやくに「東海海鮮酒家」の窓際の席に座われた。そこでまずはビール、香港のでいいですと。一番しぼりに慣らされた身であっても、最近の中国のビールもおいしくなったー。何しろ私の水分補給にはこれが一番必要なんだもの。
 当然「酷」でチェック。これがおいしいのなんのって。ついついにこにこしてしまいましたよ。隣のテーブルのご様子などもチェックして、本当に飲茶らしい飲茶を堪能しました。
 香港に来たかいがあったわと夫ともどもにこにこ。

 料理にきちんと手がかかっているかどうかだと思うのです。団体旅行向けは仕事をくれる旅行会社だけを向いているという印象。だからお客様は私たちではないのですね。
 
 テーブルの担当に「この酷分けて」と交渉開始。マネージャーに聞いてきますといって「一瓶詰めてきてくれました」おー感激。お代は当然直収。・・・これを1日中抱きかかえて歩いて・・・おまけにスーツケースの中で割れた時の被害を考えると(泣泣)

 ショツピングセンターの中の高級スーパーを覗く。さすがだと思う。めずらしい果物をパチリパチリやっていたら、ノーと言われてしまった。

 香港人は基本的には「寝ている魚は食べない」のだそうだ。「寝ている」とはうまい表現。だから冷凍ものはあったわー。でも本当にお客様がいないのー。きれいな制服を着たレジのお姉さんが何人も立ちんぼしていました。その中を何も買わずに出てくるのも勇気がいりますね。
 
 午後のネイザンロードものすごい賑やかさ、貴金属・カバン・漢方薬のお店が目立つ通りで、10メートルおきににかかる言葉「社長・・社長 ニセモノ見る?」「だんな・・・ニセモノ 時計・バック・・・」律儀に要らないを繰り返す夫。最初のうちは隣で聞いていても我慢が出来たけど、1日聞いていたらすごいイライラとなる。どう見てもカメラとガイドブックのせいよね。

 野菜や果物・肉・魚の売られている青空市場を覗く。これが面白いのね。並んでいる物も珍しい物も多いし当然ラッピングも無い世界、市場がその国の国民性を一番表すみたい。「かえる」なんて見ちゃうとぐっと食欲が後退する気分もあるけれど。食というのがとても身近なものに見える。

 依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


ポチットお願い!にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村 住まいブログ
ブログランキング・にほんブログ村へ  






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする