封印した占い

2010年07月23日 | 日々のこと
「占い信じますか?」とみゆきさんに聞かれました。お客様で占いをなされる方がおいでになり、みゆきさんは見ていただいたのだそうです。昼休みみゆきさんは神生館の暦も手にしています。

 暦は家を建てる際に気を使われる方もおられるので、事務所にはいつもあります。私は中をのぞいたこともなかったのですが・・・・みゆきさんはお客様に占っていただいてなんとなく納得しているみたいでした。

 もう20年にもなるでしょうか、東京にスクリーングに通っていた頃、中野のブロードウエイを歩いていましたら占いをする方があちこちにいました。その前を通り過ぎた時に何か強いインスピレーションがわいて、見てもらったことがありました。

 子育てと仕事のハザマで悩んでいた時期でもありましたから、何か妙に入れ込みました。半年後のスクーリングに上京した時もその占い師の下に通いました。

 そして夫と娘と上京した時も、わざわざ中野まで出かけていきました。

 同行者がいると知らない占い師は、すこし離れて様子見をしていた夫の耳にもしっかり聞き取れるほどに、わたしに言いました。「早く後家になる相がある」と。

 私もびっくりしましたが、夫の方はもっとショツクだったのでしょう。急に仲間に入ってきました。「それって幾つ位のことですか?」と尋ねる夫に、うろたえた占い師は充分サバを読んだだろう年齢をいいました。たしか57か58とか。

 夫は「それくらいいけばー」と・・・・30代の終わり頃でしたから50代はずっと先に思える頃でした。

 その後そのことをお互いの中で話題にすることはありませんでした。

 私は・・・・本当に深く反省をし、占いに封印をしたのでした。

 自分の人生だけならともかく、廻りの物の人生までも道連れにしてはならないと肝に銘じたのでした。

 占い師の言った年齢を過ぎ、私はなんとなく肩の荷が下りたのも確かです。

 占いは楽しむものであるべきだと、そして自分ひとりで聞くものであると。
 私は深い後悔に自分に戒めとして封印し続けることにしているのです。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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コメント (2)
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