母の日のこと

2020年05月11日 | 日々のこと

昨日は母の日。

なぜかこの日が一番寂しい・・・・娘を亡くしてから。

母を亡くしたちーちゃんもそうだろうな・・・・。

朝おこわを2胴蒸して、あちこちにお届に歩く。

実家の一族の独り暮らしの長老お二人にも。

ところがお一人はいませんでした。少し認知症が進まれていたから、お子さんの家に住むようになったのでしょうか。

先日タラの芽を姉経由で頂いたのに、あれは畑に植えてあるのだったのですね。

ついでにもう一人の長老の赤蕗をいただくことにしました。

昨年土地を太陽光発電用に売却したから、もう最後と言われてたくさんいただいてきました。

春先、その看板が立ちました。

どんなかなと覗いたら、セーフでした。隣の土地は工事中でしたが。

そいでいただいてきました。

たくさん採ると後が大変なので加減しました。

ところが畑の脇に、収穫した蕗が置いてあります。不思議と思って下って行きましたら、長老が歩いていました。

もう車もバイクも返上したのですね。たぶん1度では持ち帰れなかったのでしょう。

私にそれも持って帰れ、と言われて・・・・ハイ大鍋に3つ煮ました。

母の日なんですよね、今日こそは「チョークアート」の「カーネーション」を仕上げたいと願っていたのですが。

スーパーで蕗のお供も買い込みました。

赤蕗は柔らかいのです。にしんや干しホタルイカがよく合います、竹輪などの練り物に自家製の干しシイタケもたっぷり入れて、冷凍庫にどっさりと納まりました。

山椒の葉で山椒味噌を作ります。フードプロセッサーではなく、しらじでごりごりと。

ひらじ∨しらじなのか佐久っ子の私・・・・分かりません(笑)

あまりのおいしさに、自分で感動しました。卵を入れたので、半分は冷凍にしました。

夕食に冷凍してあった「フキノトウのごはん」を作りましたら、こちらも絶賛で、みんなお代わりしました。

これ和風のようでいて味付けは洋風なのです、バターとコンソメとシラス入りです。

野菜の荷がとどくので、冷蔵庫には保存容器がいっぱい。もちろん食卓にはたくさんの小皿料理を並べます。

冷凍庫に新しい料理を入れるには古いのを出さなければならないので、新旧が並びます。

小皿割り当て制にして絶対食べてね、というか食べてもらいます。

塩分の取り過ぎにならないように、味付けは薄味が基本、かなりみんな慣らしましたよ。

洗うのは、いや最近乾燥しか使っていないけど食洗機だから、使う枚数は遠慮しないのね。

社長がお取り寄せしてくれた餃子と、嫁ちゃんから頂いたフランス産の高級ワインで母の日が暮れました。

我が家の母の日は、息子ファミリーの都合もあって2週間後に息子の家にご招待をいただきました。

 

長老が住むところは私の生まれたところ、山をいくつか超えれば群馬県というところです。

10歳までここにいました。

夏でも布団を掛けてやすめる、と母が言っていました。

山桜も桃も里より遅れていて、今の時季でも楽しめました。

緑のハーモニーを心から満喫しました。

しかし今いたるところに太陽光の看板が立っていました。

群馬境の道の両側は軒並み太陽光発電が設置されていますが、それがだんだん降りてきて集落にまて辿りついたのですね。

高齢率はかなりです。子どももほぼいません。

空き家もいっぱいです。

太陽光の20年が終わる前に、ここに住む人はいないかもしれないと思いました。

動物除けの柵の中で野菜が作られていました。田んぼを作る人は僅かです。

高冷地のお米はおいしくありません。

戦後、米のために開墾した土地が荒れていましたが、そこに太陽光です。

原発の代わりになるならば、ご先祖様も許してくれるだろうと、その開墾の記念碑の前で思ったのでした。

今日も感染者が少ないことを祈って。

皆様もご自愛ください。

依田 美恵子  

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