ツツジも今は盛りです。色とりどり、微妙に色も違っていて心癒されますね。
そのツツジの最後に咲くのが白ツツジです。
私はこの白ツツジの香りが好きです、が夫は匂わないといいます。
私の嗅覚は鋭い、とこの白ツツジに関しては思います。
出がけに松の下の白ツツジを見てびっくりです。
たっぷりと小山のように咲かせていたのに、今年は花を付けない枝もあります。それに枝がまだらです。
あの往年の姿がありません・・・・いつから?
いつも下の草ばかりを気にしていました。
そしてさらに気になりました。
亡くなった義父の誕生日には必ず満開になったという赤ツツジです。
バブルの頃、是非あのツツジを譲ってほしいと、都会の造園業者が来たことがありました。
あの頃は一朝一夕で完成した庭を欲しがった人が大勢いたのだと思います。
たしかにツツジ1本に付けられた価格としてはいいお値段だと思いました。
まさか庭木を人様に譲るなんてことはありえず、我が家の庭で咲き続けています。
が、そのツツジも・・・・年ということでしょうか、こちらも往年の姿がありません。
あーそうなんです。松が成長して、どちらも日影の身になっているのです。
30年ほど前、道路の拡張で移植を迫られた我が家の松でしたが、その憂き目にあったのが、ツツジだったのかもしれません。
80年以上前に義父がその祖父と、2人で担いで植えたという義父にとっては思い出深いツツジでした。
その色がとてもよかったのです。
おまけに古木だったから、欲しいと言わしめたのですね。
お湿り以上の雨が昨夜から降り、庭の木々も生き返ったようです。その新緑のさまざまなみどり色にツツジが映えていました。
義父の愛したツツジ・・・なんとかしなくてはと思うのでした。
依田 美恵子
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