マツタケが絶滅危惧種に初指定

2020年07月13日 | 信州の木材

マツタケが絶滅危惧種だと、国際自然保護連合のレットリスト最新版で初指定されたという新聞記事が7月10日にありました。

いつも写している、信濃毎日新聞の斜面のノートに、その記事を思わず書いてしまいました。

先日の松本市の山を見て、夫とマツタケはもう食べられないかも、と話したとこでした。

ここ何十年も毎年お取引先から頂いてマツタケを食べさせていただいていましたが、ここ何年か不作続きのようでした。

10年ばかり前、お客様の前の山で松枯れを見た時の驚き。あれが佐久で私が見た松枯れの最初だったかも。

20数年前、高速道路を走っていて道路脇の山に光る物がたくさん見えました。

それがなんだか分かったのはしばらく後のこと。

松枯れした木を伐採して、薬剤で燻蒸してシートで覆ってあったのでした。

その数がはんぱではなくて。

佐久市はそれでも少なかったのです。確かお隣の南佐久では最近までないと聞いていましたが、現在でも大丈夫なのでしょうか。

運動会の折、小学校の校庭から平尾山を見たら、赤かった・・・その時のショックときたら。

いたるところで松枯れは見られていますね。

植林がいけなかったと聞いたこともありますが、どうやったら自然の山が更新して赤松が枯れない状態がくるでしょうか。

12日の「斜面」に長野県の県林業総合センターで人工栽培の研究が進んでいるとありました。

菌を感染させた赤松の苗木を育成し、マツタケが発生するシロと呼ばれる塊を生み出すことに成功と。

今は苗木を植栽して、マツタケが実際に生えるか確かめる段階。

安定的に発生させる技術を確立できれば世界で初となる夢の技術。

素晴らしいですね。

過去、マツタケの人工栽培ができると言われて投資して会社をつぶした方を知っていますが、今まで多くの人が夢見たと思います。

ただし、成果が分かるのは約20年後だとか・・・・・ハイ、わが身の齢に20足してみました・・・頑張らねば(笑)

マツタケが絶滅してしまったら、あの風味を味わえない未来の人々に申し訳ないわ・・・・人工の匂いはあるけれどもね。

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