夕方のお話。会議が終わんないし、浜松駅の逆側の小学校の校長に会わなきゃならんし、という状況で、もう約束時間まで10分というところで、もうあきらめて会議を中退し、大学職員の方の自転車を借りて速攻で小学校に向かったのでした。小雨、歩道濡れてる。そして案の定、こけた…。自転車は無傷。でも私…腰痛。
決めました!決めちゃいました!決めたんです!もう自転車なんて乗ってる場合じゃない。やっばりバイクだよ、バイク。つじつまが合わないって?つじつまなんて必要ないんだよ。この一年、ぼくは自分にずっと嘘をつき続けて生きてたんだ。バイクに乗らなくたってぜんぜん平気じゃーん、なんてたいそう偉そうなこと呟いてさ。「嘘つきは泥棒の始まり」っていうのに、もう1年だぜ。泥棒の始まりじゃなくて、完璧、「泥棒」だよ。
悟りを開いた僕は、腰痛のまま、自転車に乗ってバイク屋に直行。いったいこのおじさんとこれまで何度、値段の交渉したんだろうね。しかし、もう僕の「買うなら、今でしょ!」というどうにも止まらない気持ちを察してか、おじさんは観念して安くしてくれたので・し・た。やっぱり僕の熱意が伝わったんだ(と信じたい)。だから…
買います!買っちゃいます!買うんです!HONDA SUPER CUB110を買っちゃうんです。すべては自転車でこけたせいなのです。あの濡れた、憎たらしいタイルのような敷石がいけないのです。あいつらが、ぼくの背中をむちゃくちゃ強引に押したのです。しかも僕のガラスの腰にケリいれやがって!
買うときめたら、今度は色です。110ccのカブは、青空みたいなパールブルーか、それとも全面ブラック?この件、バイク屋のおじさんは次のように馴れ馴れしく、しかもクールに語るわけです。
「あのさあ、今はもう歳なんて関係ないのよ。派手なバイクにのってるライダーがね、メット(ヘルメットの省略)とったら、白髪なんて、ぜんぜんふつうだよ。」
「あのー。僕、結構白髪混じりなんですけどー」なんて言いませんでしたよ。「おめえ、おれに挑戦してんのかよ」とも言いませんでした。なんたって腰痛だしー。バイクの屋の椅子、うちの大学の講義室の椅子みたいで、「腰が痛い人」が座るなんて全く想定されていないから。まあ、腰痛の人、バイク乗らないしー。そういうことで、僕は一晩、色について…
悩みます!悩んじゃいます!悩むんです!こんなことで悩むなんてなんて幸せな夜なんでしょう!今晩は、悩みつくします。もちろんバッハのトッカータをがんがんかけまくります。バッハとバイク、どっちも「バ」がついて相性がよさそうです。だから、きっといい答えが出せるんだと思います。そろそろ今日のブログはシャンシャンとこのへんで閉めましょう。すでにバイクに乗って暴走している状況で、文章は支離滅裂な気がするし。