「介護保険時代の在宅ケア~在宅ケアの真髄を求めて」
佐藤智・大熊由紀子/編著 日本評論社
在宅ケアを行っている会員制組織「ライフケアシステム」が主催したシンポジウムの内容がまとめられている。
「在宅」の意味について・・・
物理的なもののみを意味するのではなく、英語で在宅という意味で用いられる
「feel at home」を参考に、「本当に自分が安心できる」ということを指すのでは…と提唱。
上記の意味で「在宅」をとらえると、生活の場が施設であっても、その人にとっての「在宅」になるのだろう。施策面などはこの意味を用いて論議をするとややこしくなるが、援助論や思想としてはもっともな意味の取り方だろうと思う。
山崎章郎氏は、ターミナルケアと在宅ケアは分けられるものではないと説いている。こ
の十年近くで、色々な定義、意見などなど…が出てきたんだなぁ…と感じた。
佐藤智・大熊由紀子/編著 日本評論社
在宅ケアを行っている会員制組織「ライフケアシステム」が主催したシンポジウムの内容がまとめられている。
「在宅」の意味について・・・
物理的なもののみを意味するのではなく、英語で在宅という意味で用いられる
「feel at home」を参考に、「本当に自分が安心できる」ということを指すのでは…と提唱。
上記の意味で「在宅」をとらえると、生活の場が施設であっても、その人にとっての「在宅」になるのだろう。施策面などはこの意味を用いて論議をするとややこしくなるが、援助論や思想としてはもっともな意味の取り方だろうと思う。
山崎章郎氏は、ターミナルケアと在宅ケアは分けられるものではないと説いている。こ
の十年近くで、色々な定義、意見などなど…が出てきたんだなぁ…と感じた。
広井氏、彼の研究テーマは社会保障を経済から見ているとこらが評価されます。
さて、私自身で困ったいるのが言葉、介護も研究されているので、その心配はないのかも知れません、単に私が使用している言語に混乱しているだけかもしれません。
しかし研究の現場はどうなのでしょうか。
定義をされずに使用される学術用語、特に介護の研究では厳密な語彙の定義から始めないことには研究をめぐる議論に意味を持たせることが難しいのではと思っています。
広井氏の論文は初めて読みました。そういう方なんですね。情報ありがとうございます。
介護を含む社会福祉の分野は、他の分野に比べて研究としては、まだまだ未熟だと私は感じています。定義づけは、学術的に成り立った…というよりも、「どれだけたくさん使われているか」に重きが置かれ、ベースが不安定ゆえに、解釈も一定ではない…というのが、私にとっても困った現状です。