『遺族によるホスピス・緩和ケアの質の評価に関する研究2』日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団』
ホスピス・緩和ケア病棟から退院した患者の遺族から、「ご遺体へのケア」を一緒に行った家族の体験と評価を明らかにするため、質問紙調査を実施。その結果を報告している。ご遺体へのケアへの率直な思いを知ることができる。
引用
・看護師からご遺体へのケアを行うか声を掛けれられ、行った家族…81%
・看護師と一緒に「ご遺体のケア」を行った場面のことを思い出して、時々つらい気持ちになることがある
…「どちらともいえない」+「そう思う」+「とてもそう思う」31.9%
・見送ることへの心の準備ができた…「そう思う」+「とてもそう思う」…74%
・看護師と一緒に行っている時に、さらにつらい気持ちになった…「どちらともいえない」+「そう思う」+「とてもそう思う」…41.1%
・考察⇒家族は「うれしさ」や「良かったこと」として、「良い思い出」になったと感じられているが、悲しみが癒されたり、気持ちの整理がつきやすくなったりした、とまではいえない。
・結論⇒家族の満足度に起因するご遺体へのケアは、故人の容姿の穏やかさと尊厳および家族の意向が聞き入れられることである。
調査結果において、「やせた(むくんだ)体をみているのはつらかった」「体の傷や腫瘍、治療の管が入っているところは見たくなかった」「陰部は見たくなかった」等の項目があり、各々「どちらともいえない」+「そう思う」+「とてもそう思う」の数値が半数を超えていた。しかしもしかしたら、長期的に在宅介護をした家族であったら、この数値は違いがあるかもしれないと思った。
湯灌は亡くなった本人よりも、遺された家族のために行う…ということが多いようだ。そしてまた、湯灌は日本独特の風習であると別の書物で読んだことがある。
病院死が一般的になる以前、自宅で介護をしそして看取ることが日常であった時代、湯灌もまた多くの家庭で行われていたそうだ。
在宅での看取りが見直され、そして推進されている現在、湯灌もまた見直されて来るのかもしれない。
ホスピス・緩和ケア病棟から退院した患者の遺族から、「ご遺体へのケア」を一緒に行った家族の体験と評価を明らかにするため、質問紙調査を実施。その結果を報告している。ご遺体へのケアへの率直な思いを知ることができる。
引用
・看護師からご遺体へのケアを行うか声を掛けれられ、行った家族…81%
・看護師と一緒に「ご遺体のケア」を行った場面のことを思い出して、時々つらい気持ちになることがある
…「どちらともいえない」+「そう思う」+「とてもそう思う」31.9%
・見送ることへの心の準備ができた…「そう思う」+「とてもそう思う」…74%
・看護師と一緒に行っている時に、さらにつらい気持ちになった…「どちらともいえない」+「そう思う」+「とてもそう思う」…41.1%
・考察⇒家族は「うれしさ」や「良かったこと」として、「良い思い出」になったと感じられているが、悲しみが癒されたり、気持ちの整理がつきやすくなったりした、とまではいえない。
・結論⇒家族の満足度に起因するご遺体へのケアは、故人の容姿の穏やかさと尊厳および家族の意向が聞き入れられることである。
調査結果において、「やせた(むくんだ)体をみているのはつらかった」「体の傷や腫瘍、治療の管が入っているところは見たくなかった」「陰部は見たくなかった」等の項目があり、各々「どちらともいえない」+「そう思う」+「とてもそう思う」の数値が半数を超えていた。しかしもしかしたら、長期的に在宅介護をした家族であったら、この数値は違いがあるかもしれないと思った。
湯灌は亡くなった本人よりも、遺された家族のために行う…ということが多いようだ。そしてまた、湯灌は日本独特の風習であると別の書物で読んだことがある。
病院死が一般的になる以前、自宅で介護をしそして看取ることが日常であった時代、湯灌もまた多くの家庭で行われていたそうだ。
在宅での看取りが見直され、そして推進されている現在、湯灌もまた見直されて来るのかもしれない。