社会福祉士×ちょっと図書館司書の関心ごと~参考文献覚え書き

対人援助の実践、人材育成、図書館学を中心に気まぐれに書物をあさり、覚え書きをかねて投稿中~

「小児在宅医療の現状」田村正徳(2013)

2014-11-26 14:08:08 | 医学
『小児科』Vo.l54 No.11 2013

 在宅医療における小児医療の厳しい現状について、調査結果にもとづき報告している。

引用
・成人と比較した場合の小児在宅医療患者の特徴…(一部抜粋)
 ⇒患者家族が高度なレベルのケアを期待している

・小児在宅医療の課題…(一部抜粋)
 ⇒在宅医療従事者が重症小児に慣れていない
  レスパイトが保証されない
  ケアマネージャーがいない


 成長過程にある小児は、その可能性を信じるがゆえに、患者家族が高度なレベルを期待するのであろう。
病児ではなく、病気を有する我が子は、病気以外の側面で何らかの成長がある。
それを引き出して欲しいと期待することに寄り添い、そして応えていくのことは容易ではない。

医療技術の発展とともに、重症児が増加しているという指摘は、ずいぶんと前からあった。
皆が承知し、それでも課題は山積みである。
人材の育成、診療報酬のあり方の検討…。
コメント
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