一般向けの書籍。ケアマネジャーの「労働」について、リアルに描かれている。
専門用語については、注意書きで説明がされている。
これからケアマネジャーになろうと考えている人、ケアマネジャーに何を頼んだらよいのか?と悩んでいる家族、
介護保険ってなんだろう?と漠然と思っている人…広くいろんな層の人にとって、読みやすい本。
引用
・傍からみれば、ケアマネは口が達者で、すごい度胸を持っているように思えるかもしれない。介護サービス提供事業所の人には「ケアマネうざい」とか、「ケアマネ何様」と嫌われることもある。でも、そんな一見強そうなおばちゃんでも内心はハラハラドキドキしているのだ。
私は6年ほど、在宅介護・在宅医療の領域で仕事をしていたことがあるのだが、役所の方々の存在、家族とのやりとりなど、うなづける場面が多くあった。
介護保険サービスを利用する方たちにとって、ケアマネジャー次第でその生活がよくもなれば、過ごしにくくなることも、多かれ少なかれあると感じている。ケアマネジメントの質を維持するために、更新研修が長時間化し、資格の更新性も設けられている。それでもなお、一緒に仕事をしている中で、「???」と感じるケアプランはあるし、「そういう言い方をしなくても」と感じるケアマネジャーも存在する。
一生懸命頑張るケアマネジャーが公正に評価され、そして介護保険サービスを利用する人たちが心地よく生活できることためには、本当は何が必要なのか?をあらためて考えさせられる。
ケアマネジャーはらはら日記
岸山真理子
フォレスト出版
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