少し前の調査となるため、現状とは異なった面もあると思うが、地域を単位とする「連携」「情報共有」「情報交換」の課題を知ることができる。
引用
(調査結果より)
<行政への期待と限界>
・現場レベルだけで方向性を定めても、行政が別の方向を向いていれば何もできない
・行政の担当が数年で移動してしまうので話がなかなか進まない
・行政職員の学ぶ場を作り、3年程度の腰掛的な関わりではなく、きちんと取り組んでいただきたい
<専門職への期待と限界>
・地域ケア会議や多職種連携研究会への医療機関従事者(特に医師)の出席率が低い
調査結果には、上記以外に、大変興味深い回答が多くまとめられている。
私はいま、地域包括支援センターに勤務しているが、「高齢者の生活問題=地域包括」と行政が必要以上にこだわり、
電話や数分の窓口対応で支援センターに足を運ぶように誘導していることが多くある。実際には役所内で済む課題であってもだ。
初回面接の重要性については、社会福祉従事者は教育の中で叩きこまれ、職能教育でも繰り返しトレーニングされている。
各々の機関の特色を把握し、役割分担と役割遂行をする。まずはそこではないかと、本論文を読んで痛感した。
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