『支援』Vol.11 生活書院
新型コロナウイルスの感染拡大にともない、多くの人は生活の変化を余儀なくされた。
特に支援を必要とする人たちの生活はどうなっているのか?について、特集を組んでいる雑誌の一論文。
周囲の変化により敏感な人たちも、自分たちなりに状況を把握し、咀嚼し、対応しようとしている。
そんな生活の一端を知ることができる。
引用
・(コロナ感染予防ため、マスクをしてひとりで街なかを歩く人々の映像をみて長年自室での生活を続けていた人は)
「自分と同じように皆が自宅で過ごし、外に出ても人混みを避け、マスクをしている映像を見て、自分が普通になったと感じていた。」
・コロナにひきこもり当事者はどのように向き合ったのか、当事者と関わる中で感じるのは、当事者が向き合ったのはコロナではなく、コロナによって変わった人の行動、社会の変化であり、当事者はこれまで以上に自分の想いと自分自身が置かれた環境との間で折り合うことを求められたのだと感じた。
「新しい生活様式」が形成されていく中で、「新しい」ことをポジティブに捉える人、より一層苦しむ人がいるのだと思う。
「新しい生活様式」に取り残される人がいるという感覚をもつこと、そしてその人たちの存在を意識することが
まずは第一歩なのだと思う。