ウマノスズクサの花は変わった形をしている
よくサキソフォン状の花と言われる
花には花弁が無く3個の萼片が合着して筒状になり 先端が広がっている
先端の内側には下に向いた毛が密集しており虫が入り易く出難くなっている
筒部は細くその先の花柱(雌しべの先端)を囲む部分が膨らんでいる
膨らんだ中には花柱が6個 雄しべは花糸が無く 葯が花柱に合着している
更に下の柄のように見えるのが子房
子房に果実が出来るが 熟すと基部から6裂し 果柄も糸状に6裂してぶら下がる
この形が馬の首に付ける鈴に似ているのでウマノスズクサの名がある
ウマノスズクサ科のつる性の多年草 有毒植物 関東以西に分布している
ジャコウアゲハの食草(幼虫の食べる植物)