秋らしい花が目に付くようになってきた
アキノタムラソウは山野の道端などに普通に見られる50㎝以下位のシソ科の多年草
葉は対生し3~7個の小葉からなる奇数羽状複葉
茎の上部に長さ20㎝程の花穂を出し 1㎝程の花を付ける
花は青紫色の唇形花で数段輪生する 夏期は7~11月
花冠の外側には白い毛が多い
葯の下の花糸の様に見えるのは葯隔で退化した葯は下唇に隠れている
葯ははじめ上唇に沿って伸びるが 花粉を出し終わるとうなだれたり横を向く
雄しべが花粉を出し終わってから 雌しべの2裂した柱頭が開いて 他の花の花粉を受け入れる
雄しべ先熟で自家受粉しないようにしている
タムラソウ(田村草)の意味は不明だが仲間に ハルノタムラソウ(4~6月) ナツノタムラソウ(6~8月)があり キク科のタムラソウ(アザミに似た花)とは無関係