


ツリフネソウは細い花柄の先につり下がって咲く花の姿を 釣舟(吊るして使う釣り花生けの中で舟形をしたもの)に例えたものという
ツリフネソウ科のやや湿ってところに咲く一年草
花序は葉腋から斜上して紅紫色の花を数個付ける
花弁3個 萼片3個からなる
萼片3個も紅紫色で花弁の様に見え下の1個は大きく袋状になり先端は細長い距になってクルリと巻く
この部分に蜜が溜まる 花粉を運ぶマルハナバチはこの中まで潜り込む 花のサイズがこのハチにぴったりに出来ている
花の中は下の2個の花弁が大きく黄色の斑点がある
雄しべは5個で花糸は短く葯が合着して白い塊に見え 雌しべを包み込んでいる
雌しべは雄しべの奥にあり時間がたつと柱頭を伸ばす
果実は肉質の果 熟すとちょっとした刺激で果皮が弾けてくるくると巻き種を飛ばす
1m位は普通に飛ぶ
面白くてつい手で実を触ってしまう