トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

カンレンボク実

2015-11-24 | 樹木 草花


大きな木に面白い形の実が付いていた
2㎝程の小さなバナナ状の実が丸く球状になってついていた

カンレンボクはミズキ目ヌマミズキ科カンレンボク属の落葉高木で20ⅿを超える
強い生命力で多くの実を付けるので子孫繁栄に例えられ キジュ(喜樹)の別名がある
中国原産 日本には大正時代に渡来した
雌雄同株で夏に小さな花が集まった球形の花序をつける
10~11月にバナナ型の実を球形につける

果実や根をはじめとして全体にカンプトテシンという抗がん作用のある物質が含まれている
毒性も強く副作用があるため臨床試験は中止された
その後日本の会社がカンプトテシンの構造をもとにイリノテカンという抗がん剤を開発し 肺がん 大腸がん 婦人科がんに使われている