
カントウタンポポと言うと対になって出てくるのがセイヨウタンポポ
手持ちの古い図鑑でも、タンポポ戦争でカントウ種が追いやられて姿を消している、と書かれている
しかし環境省によるサンプル調査では、セイヨウ種を父(花粉)カントウ種を母(結実)とする雑種が圧倒的で、セイヨウ種と言われたうち85%がこの雑種だったと言う 純粋なセイヨウ種はわずか15パーセント
カントウタンポポ:キク科の野原や道端に生える多年草
分布は関東地方、山梨 静岡県
葉は根生しロゼット状になる
20~30cmの長さで倒披針形 羽状に深裂するか欠刻がある
葉腋から20cm程の花茎を伸ばし、4cm程の黄色の頭花を一個付ける
頭花はすべて両性の舌状花で先端には5歯がある
総苞は2cm程で、総苞片は狭卵形で直立し上部に角状突起がある
果実はそう果で褐色 冠毛を持つ
葉 茎 根に薬効がある
胃腸病や便秘 解熱 イボ ぜんそくなどに効く また乳の出をよくする効果もある
葉は茹でて、サラダ おしたし 各種和え物に 花は酢の物に 根は煮物やきんぴら 乾煎りしてひきコーヒーが美味しい