
道端に生えていたナガミヒナゲシ オレンジ色に目立って可愛い花
果実(花の左側)が細長いことから付いた名前
ケシ科の野原や荒れ地に生える1年草
地中海地方原産でアメリカやアジアに帰化している
1961年に東京で見いだされ、最近では各地で道端や市街地に帰化している
根生葉はロゼット状で、茎葉は1~2回細深裂して無柄 互生する
4~5月にかけて茎の上部に長い花柄を出して、4cm程の橙色の4弁花を付ける
黒っぽい雄しべに囲まれた子房は円筒形で、花柱は無く柱頭が放射状に筋の入った帽子のように見える
果実は2cm程の長楕円形で、先端に8本ほどの放射状の柱頭が残る
熟すとこの放射状の帽子の下に窓が開き、多数の粉粒ほどの種を風に吹かれた柄がユラユラとまき散らす