コゲラ
2013-02-11 | 野鳥


ギーッと言う声でチョッとした公園ではいつも見られるコゲラ
キツツキの仲間では日本で最小 15cmの大きさでほぼスズメ大
日本とその周辺にのみ生息する
英名は Japanese Pygmy Woodpeker 学名は Dendrocopos kizuki で最初の採集地大分県の杵築に因むと言われるが キツツキがなまったと言う説もある
オスは後頭部両側に赤斑が有るのだが羽に隠れてほとんど見られない
これまでに一度しか見たことが無い
コゲラは都市の緑地が増えるにつれて都市へ進出してきた
小さい鳥なので硬い生木は孔を開けられないが 枝が少しでも枯れていれば目ざとく見つけて巣穴を掘る
キツツキが嘴で木を叩く音をドラミングと言うが コゲラのドラミングは小さい音で時間も短い
ギィーッと言う鳴き声と 細やかなツゥルルルのドラミングで コゲラー声が上がる人気者

フユシャクの仲間が桜の木に止まっていた 翅が有るのでオスだ 大きさは35mm位
似たようなフユシャクが多いので定かではないが ヒロバフユエダシャクらしい
冬に成虫が発生するシャクガ科の仲間をフユシャク(冬尺蛾)と総称して読んでいる
この蛾は冬季に成虫が発生し繁殖活動をし産卵する
オスもメスも口吻が欠けるか縮小していて食事を摂らないことが多い
氷点下になるような冬の寒さで食べた物が凍結することを避けていると言われている
下の写真はフユシャクのメス
メスは翅が欠けるか縮小していて飛べない
上部の左右にわずかに出ているのが翅(の名残り)
寒さで体温を奪われないように翅を縮小させたらしい
翅が無くあまり活発に動けないので フェロモンを出してオスをおびき寄せる
幼虫は糸を出して風に乗り 生活域を広げている

冬は天敵が少ないので その意味では生き易いのかもしれないが 例え備えが有るにしても寒さが大敵で生きるのは大変だろう
ツグミ
2013-02-06 | 野鳥


去年はなかなか見られなかったツグミも今年は多い
食糧が豊富に有れば群で過ごし 少ないと一羽で過ごす
本格的な冬になっても徐々に移動するらしい 夜空を渡る鳴き声がする事が有る
地上を跳ね歩いては立ち止まって胸を張る
この動作を繰り返しながら土中からミミズ類や昆虫類の幼虫などを食べている 木の実も良く食べている
体の模様に個体差が有って良く観察すれば一羽一羽見分けがつく事が有る
わが家にやってくるのは羽色が赤茶っぽく胸の黒斑が多い
昔は大型ツグミ類は重要な食料鳥で西洋でも中国 もちろん日本でも食べられていた
ツグミ:冬鳥 体長24cm スズメ目ツグミ科だったのだが新しい分類ではツグミ科が無くなったようだ
スズメ目ヒタキ科に分類されている