
メスはとても綺麗なクモ
大きさは25mmほどで オスは5mmと小さく淡褐色で目立たない
典型的な円網を張り 中央部にX字型の隠れ帯を付け その中に足を2本ずつ揃え頭を下に獲物を待つ
糸を重ねた隠れ帯は紫外線を反射し昆虫を誘引する働きがあるという
また注意を引き付け自分の居場所を目立たなくするため とも言われる
横糸には粘球というネバネバした球をつけるので粘り 縦糸には粘球をつけないので粘らない
クモは縦糸を伝わって歩くので足を取られない 又足の裏に油がにじんでいてくっ付かないとも言われる
この日本の美しいクモが最近は減っていると言われさみしい限りだ
高知県で行われている「クモ合戦」はこのコガネグモを使って行われている

青色のアマガエルが飼われていた
体の一部の色素が欠乏して時に黄色や青色の個体が出る事が有る
アマガエル(正式にはニホンアマガエル)の体色は緑色や灰褐色に環境によって変化し 個体によっては暗褐色の不規則な模様が入る
鼻から頭側面に黒色の条線が入りこの模様の無い他のアマガエル類と識別が出来る
アマガエルは前足4本 後ろ足5本の指が有り指には吸盤が付いていて 木の枝を飛び移ったりガラス面でさえ垂直に貼り付ける
皮膚はツルツルした感じだが 粘膜に覆われこの粘膜から体を保護する毒液が分泌されていて 傷口や目 口に入ると激しい痛みを感じ 失明することもあるそうなので注意が必要
食べ物は肉食性で昆虫類 クモ類などの地表動物
下の写真はすべてアマガエルと思うがどうだろうか



キビタキ
2015-07-07 | 野鳥

今日は24節季の小暑 梅雨明けが近く本格的な暑さが始まる頃
立秋までの間が「暑中」この間に暑中見舞いを出す
暗い林の中でキビタキの胸のオレンジが見えるとドキッとするほど美しい
囀り 姿共に美しい鳥なので江戸時代には飼い鳥として人気が有った
夏鳥 ゴールデンウィークの頃に渡って来る
渡りの時期には市街地の公園でも見る事が有る
渡って来たばかりの頃はオス同士の縄張り争いが激しい鳥
嘴をパチパチ鳴らしたり ブゥーンと言う羽音のような声を出して追い回す
時には地上に落下してもみ合うそうだ
山地の広葉樹林に住み 木の中ほどの枝にとまり 飛んでいる昆虫類を飛び立って捕える
枝葉に居る虫も良く獲る 雛に運ぶのはチョウやガの幼虫が比較的多い
秋遅くまで日本に残りミズキやツリバナの実など啄ばんでから南下する
全長14cm

今日は72候の半夏生(はんげしょう)
24節季は半月ごとの季節の変化を示すが 72候は更に5日づつに分けて気象の動き動植物の変化を知らせるもの 夏至から11日目
半夏生の頃に花をつけるので ハンゲショウ(半夏生)と呼ばれるドクダミ科の多年草が花をつけた
水辺や湿地に生えて全体に臭気がある
穂状の総状花序をだし小さな花を多数つける
花は初め垂れているが下から順に開花し 開花するにつれて立ち上がる
つまり咲いている花は常に穂状の一番高い所にある
花に花被は無い 花期は6~8月
花が咲くころには 茎上部の葉は表面が白くなってくる
白くなった葉は8月ころから再び緑色に戻るが 完全に元の色には戻らない
葉の表面が白くなるので別名カタシログサと呼び 半化粧と書く場合もある