アカゲラ
2016-06-07 | 野鳥
林の中でアカゲラがドラミングしていた
赤 黒 白の色具合が美しいキツツキ類
特に赤色が目立つということで江戸時代中期からこの名で呼ばれている
留鳥 本州西南部には少ない 都心の林でも時折見ることがある
林内での行動が多いが低い草地や農耕地などの地上に降りて採食することがある
昆虫類を好むが木の実も食べる
枯れ木 生木どちらにも穴を掘って営巣する
前後2本づつの鋭い爪 加えて硬い尾羽の3支持点で体を支えドラミングを行う
ドラミングは声の代わりに音を遠くへ響かせて つがい相手の募集や縄張り宣言 近距離のコミニケーションでも使われる
雌雄ほぼ同色 雄の後頭部には赤い斑が有るが雌にはない
大きさは24㎝
道端に面白いデザインのトケイソウが咲いていた
トケイソウ科のつる植物
ブラジル原産 江戸時代に渡来した
種類は500種以上もあり栽培種も多い
雌しべの先柱頭が大きく3つに割れているのを時計の長針 短針 秒針に見立てて和名がトケイソウ
英名はpassion flowerで「キリスト受難の花」の意味で 雌しべを磔のキリストに 放射状の部分を後光に例えている
花は6~8月に咲き萼と花弁が5個づつ有り同じ色形なので花弁10個に見える
副花冠が放射状に広がり時計の文字盤のようだ
ハーブとして鎮痛 精神安定など精神や痛みを鎮める働きがある
欧州では医薬品にもなっている
この仲間でパッションフルーツと言われている果物は「クダモノトケイソウ」の実
今日は24節気の芒種
芒(のぎ)・イネ科などの植物の穂先にある棘状の物・のある植物の種を蒔くころ
スイカズラ科の半常緑つる性木本 暖地では冬でも葉が落ちない
子供たちが花の奥の蜜を吸ったのでスイカズラと名が付いた
別名キンギンカは花色が初め白いが黄色を帯びて来るので付いた名前
スイカズラ科にはハコネウツギやニシキウツギなど白い花が時と共に変わる花がある
5~6月に枝先の葉腋に香りが有る花を2個づつ付ける
香りは昼よりも夜の方が強く香る 花粉を媒介する夜行性の蛾を誘引するためと考えられている
色は初めは白いがやがて黄色に変わる
果実は液果で5㎜ほどの球形 2個づつ並んで付き9月以降黒く熟す
若い葉はそのまま食べたり 乾燥して忍冬茶(利尿 健胃に効果あり)
また茎 葉 花を酒に漬けて忍冬酒にする
テントウムシも繁殖の真っ最中
卵から親まで揃い踏みだ (左から 卵 幼虫 蛹 成虫)
出会ったのはナミテントウ
ナミテントウは最も普通に見られるテントウムシ
面白いことに翅の模様に変化が多く細か見ると100以上と言われていて 大きく4つに分けられている
二紋型:黒地に赤の紋が2個 南日本に多い
四紋型:黒地に赤の紋が4個
紋型:黒地に赤い紋が多数
紅型:(赤い)地に斑紋は無し 北に多く南には少ない
東京周辺では紅型が減り 南に多い二紋型が増えていて 天気変動の影響ではないかと言われている
テントウムシの種類は約180種と言われ 多くは植物の害虫であるアブラムシなどを食べるので益虫と言われる
中にはナス科などの植物の葉を食べる食植性のものもいて嫌われている
幼虫から成虫までの1世代で 5000~10000匹ものアブラムシを食べる