
🎵カラタチの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ
カラタチの棘は痛いよ 青い青い針の棘だよ 🎵
中国原産のミカン科カラタチ属の落葉低木 カラタチ属はカラタチ1種からなる 3m程になる
若い枝は緑色で長さ数センチの太くて鋭い棘が互生する
唐から渡来した橘のカラタチバナの略が名前になった
花は4~5月香りのある白い花が葉の展開前に咲く
花は4cm程の大きさで花弁は5個 花弁と花弁の間が広く開いている
果実はミカン状果 10月頃に黄色に熟す
果肉も黄色で香りは良いが苦くて種子が多く食用にはならないそうだ まだ食べた事がない
未熟な果実をとり輪切りにしてカラカラにに乾燥させて 煎じて飲むと健胃効果がある
乾燥した未熟果5個分をホワイトリカ500ccに3か月ほど漬けてから濾したカラタチ酒も胃に良いと言う


ホオノキはモクレン科の丘陵山地に生える落葉高木 30mほどにもなる
樹皮は漢方薬として利用される
生薬名を厚朴(こうぼく)と言い 配剤して神経性胃炎 収斂 利尿 せき 去痰など家庭薬で使われている
葉は枝先に集まって付き長さ30cm程と大きい
食物を盛ったり包んだりするのに使われる
岐阜県高山の名物朴葉味噌は この葉に味噌を載せ炭火で焼いて食べる
花は5~6月に咲き 黄白色の芳香のある大きい花で15cm程もある
日本の野生の花では最大級
花が咲いて1日目(左の写真)は雌しべが受粉できる体勢をとり(雌性期)雄しべは閉じたまま
翌2日目と3日目はは雌しべは閉じて 花糸が赤く葯は黄白色の雄しべが花粉を放出しパラパラと花弁の上に落ちてしまう
花には蜜は無く 芳香につられてまだ花粉の出ていない雌性期にやって来た虫は文字通り虻蜂取らず
雄しべの花粉を食べにやって来るのはハナバチやハナアブ

シギやチドリの渡りの真っ最中
嘴が大きく下に湾曲しているシャクシギ類
大中小と居て「大シャク」「中シャク」「小しゃく」と呼ばれている
「しゃく」は柄杓のことで長い嘴を柄杓に見立てた
東京周辺ではチュウシャクシギが一番よく出会い ダイシャクシギはボチボチ コシャクシギはほとんど見られない
チュウシャクシギは旅鳥で海岸周辺や水田などに居る
海水域では砂や泥の穴に嘴を突っ込んでカニをとって食べ 淡水域ではオタマジャクシやカエル 畑などではバッタ類を捕って食べる
鳴き声はピピピピピピピと主に7音で鳴くのでセブンホイッスルというあだ名がある
雌雄同色 嘴の長さは頭の2倍ほど
大きさは42cmと大型のシギ

公園の掲示板の下側に キアシナガバチが巣作りの真っ最中
キアシナガバチはスズメバチ科アシナガバチ亜科のハチ 名前の通り黄色い部分が多いハチだ
巣作りしているのは女王蜂一匹 大きさは25mmほど
巣は木の枝や軒先などに下向きに作られ 木の繊維などで和紙のような質の巣
アシナガバチの一年
春越冬から目覚めた女王バチは 一匹で巣を作り産卵する
幼虫が孵ると食料探しに出かけ羽化するまで育児をし世話をする
初めに羽化する成虫は働きバチでメスだが産卵はしない
女王バチに代わって巣の拡張 食料探し 幼虫(自分の妹弟)の世話をする
巣は次第に大きくなり働き蜂も増え夏になると 来年巣を作る新女王バチと 他の巣の新女王交尾するオスが羽化する
この頃最初の女王バチは寿命で死に 巣のハチも次第に数が減り秋には空になった巣が残る
新女王だけは交尾ししたのち 枯れ木の隙間などに潜って冬を越し 翌年の春新しい巣を作り始める
これがアシナガバチの一年

アゲハ蝶がハルジオンの花に来て蜜を吸ってお食事中
良く見ると長い足と口吻のせいで花からチョウの体が離れてしまって ハルジオンの目的の花粉がアゲハには付かず 花粉を運んで貰えそうにない つまりはタダで蜜を吸われてしまって丸損の感じ
アゲハは花から花へ舞い重要な花粉の運び手と思うが 相手によってはミスマッチ この花にとっては招かねざる客
花はこの辺の所は計算して繁殖活動しているのだろうか
アゲハ:蛹で越冬し4月頃から見られる
ミカン類を食草にしている 都市部でも庭木で発生することもある 我が家のミカンの木に幼虫が居た事が有った
ツツジ類やアザミ類ヤブガラシなど多くの花を訪れる
ハルジオン:北アメリカ原産のキク科の多年草 大正時代に園芸植物として渡来した
茎葉の基部は耳状に張り出して茎を抱く 蕾はうなだれる
花は4~7月に咲き 頭花は2cm程で 舌状花は糸状で多数あり色は白から淡紫色