いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

日本の若い夏。 youthful summer

2010-08-07 19:49:47 | 日記
 (1)日本の若い夏がやってきた。92回を迎える夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)。
 今年の大会も、近年の傾向で大型化のチームが少なく、各チームの投手を見ていると身長
170cm前半の選手が目につく。前橋商のエース野口くんは163cm、57kgの体格で地方
大会をわずか2失点で勝ち抜いた。体格以上に優れたエレメント(element)を感じるし、スポ
ーツを志す高校生のボーダー(border)を確実に下げるものだ。

 今年の春のセンバツ優勝校の沖縄の興南高校も昨年夏の大会優勝校の愛知の中京大中
京高校も、今年のチームは平均身長で170cm前半のチーム構成だ。
 スポーツも多様に進化して、大型選手が野球を志すとは限らずに、また夏の炎天下での屋
外スポーツがメインの高校野球では科学的分析による体力消耗度、負荷、回復度合いも影響
してのチーム構成なのかもしれない。

 今大会は、センバツ優勝の興南高校の春、夏連覇と昨年夏の大会優勝の中京大中京の夏
連覇に挑むチームも代表として出場している記録の大会でもある。

 (2)その興南高校のエースピッチャー(ace pitcher)島袋くんは身長173cm、体重65kgという、
スポーツを志さない一般的な高校生の中でも平均的な体格。それでも、春のセンバツ優勝投手
として投打に高い能力は実証済みである。

 身体全体を使ったダイナミック(dynamic)なトルネード(tornado)投法から、線(糸)を引くように
ミットに収まる強い球筋でスタミナも十分、身体能力の高さ、強さを窺(うかがわ)わせる。

 マウンド上では、ダイナミックな投法と相まって身長、体重以上の「大きさ」を見せる好投手だ。
 マウンド上で体格以上に「大きく」見せる投手は、「力」があると言われる。沖縄初の夏の大会
優勝の期待のかかる好投手、好チームだ。

 今年はとりわけ酷暑の夏。各代表校とも地方大会に続く本大会での連戦に向けても、ペース
配分、暑さ対策がより大事になる。

 (3)高速道路無料化に向けて、09年高速道路110路線のうち105路線で経営黒字化、全体
で1兆4千億円の黒字(機構データ)だった。土、日、祝日1律千円により、利用者が大幅に増え
た結果だ。

 お陰でまだまだ高速道路の大渋滞は沈静化とはいかないが、一般道路との「すみ分け」効果
も見られるところもあり、時を追うごとに経験則(論)(empiricism)としての渋滞回避志向、自然
律がドライバー間で生まれれば、それも成熟した秩序社会、地球温暖化(二酸化炭素排出)
抑制につながるものだ。

 (4)100才以上の高年令者の所在不明が全国的にまん延している。年金受給とか高年令者
支援制度の確認不備で、行政側の業務不履行、無責任があきらかだ。
 個人情報保護の秘密主義が、臆病な行政の不作為を生んでいるとは言え、国民の所在、生
存確認は国民の投資(税金)にかかわる重要情報だ。いいかげんでは、すまない。

 親族が親との連絡を数十年もとっていないとか、親子の関係の希薄さを思うと、現代社会の
「子育て不在」による親子関係の崩壊(fall down)と同じかと思わせるが、背景はちょっと違う。

 100才以上の高年令者になると、その子、親族も相当の高年令者で、往き来や確認が疎遠
になるのもやむを得ない事情もある。まして、周辺は交流もない(持たない)閉鎖社会だ。
 行政の「継続的」で「確実」、「的確」な情報管理が求められていた。

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