いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

平和とは。 what a peace

2010-08-08 19:53:16 | 日記
 人間の自由で個人の考えを相互に認める生き方の中で、宗教の果たす役割について理解で
きる効果的な姿を見たことがない。排他的な唯我(神)が、異なる理念、理想を認めないからだ。
 イデオロギーの対立の冷戦時代が終焉して、現代の国際紛争(テロ時代)は宗教的対立の
時代が背景だ。

 社会思想と宗教(仏教)、カトリックとプロテスタントの対立、欧米のキリスト教と中東のイスラ
ム教との相入れない排他的な武装対立が、国家と武装勢力(テロ社会)に集約、象徴されて、
国際紛争が恒常化している。

 イスラム過激武装勢力が、米国の覇権主義による自然エネルギー資源の宝庫の中東支配に
対抗する名目で、各地域で、はたまた9.11ニューヨークを舞台にテロ攻撃で応戦する。
 キリスト教もイスラム教もその教えは理解できないが、武装勢力が排他的勢力の結集のため
にイスラムを名乗るから、宗教の持つ普遍的な(多分)愛を平和を理解できずに、その信用性、
信頼性を失う。

 日本にも過去の歴史の中で、キリシタン弾圧や比叡山焼き討ちなど政治と宗教の対立の経
験を持つ。

 8月7日、アフガニスタンでイスラム武装勢力のタリバンによる現地NGO(non governmental
organizations)診療チーム10人の殺害事件があった。
 紛争地域では、あらゆる「行動」が排他的で自己目的、防衛の名目、排除手段に使われる。
自己信条に敵対し、反するものは、存在(生命)を認めない狂信だ。

 殺害理由として「診療チームは、異教であるキリスト教の布教が目的であり、スパイも兼ねて
いた。」(電話取材報道)というものだ。
 こういうことが宗教戦争として語られる内は、仮に宗教の持つ潜在的力量の愛とか平和の教
えは、意義を持たない。

 平和とは、戦争のない自由な状態を言う。

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