(1)歩道を歩いていると、背後から音もなく猛スピードの自転車に追い抜かれてドキッ。
交差点で信号を待っていると信号無視の自動車が制御不能で歩道に乗り入れて、ドキッ。
駅のホームで電車を待っていると突然、後ろからブチ当てられて前のめりになってドキッ。
生活のなんということもない日常性の中に、思いもしない危険が満載(full load)だ。
安全社会のためのインフラ整備が、自己都合、満足度優先の快適ツールの開発、商品化、
社会背景に追いつけない。
仕方なく、歩道を歩くときは道路幅を頭に入れて周囲に目を配り、音に敏感に行動する。
交差点や駅のホームでは、境界線までの間隔を十分にとって周囲を見渡せる位置をとる、
自己防衛。
交通機関、各駅では、安全対応として線路とホームの間を仕切るガード・フェンスの設置
を決めているが、予算の関係もあってなかなか進展して(実施率、わずか5%)いない。そ
れならそれで、人的効果で乗客の安全を守ろうとしているのかと言えば、経営不振で人件
費の負荷も大きく、ホームで駅員を見かけることも少ない。
昨日も駅のホームで酔った男性にぶつけられた男性が転倒して、丁度進入してきた電車
との間に挟まれて、まもなく亡くなった。事実(報道)は表面的なものだけで、多分、酔った
男性にも意図はなく、亡くなった男性があまりにもお気の毒だったということだが、ガード
フェンスがあれば防げた事故だった。お気の毒ですまない人的、インフラの安全整備の遅れ
をどうするのか。特別警戒中の標識がむなしいだけだ。
(2)自動車離れの傾向の中で、環境適応仕様の自転車の利用が見直されている。自転車の
構造、機能性が格段に向上したことも一因だ。軽量化と高速化で使途も多様だ。
この高速自転車が、歩行者をはねて死亡事故を起こしている。10年間で自転車と歩行者
の事故が3.7倍にも増加した(データ)。
道路交通法上、自転車は原則付き(原則と言っても、高年令、幼少、身体不自由者の極め
て特定事項及び自転車専用レーンの場合のみ)だが、「車道を通行(pass the road way)」
するものと定められている。
このルールが意外と専門機関関係者にも理解していないことがわかって、一般社会では
自転車の「歩道通行」がほとんどという事態。自転車の高速化未満の時代までは、その方
がまだ安全ではあった。
自転車の高速化、機能性向上に対して、いつものように遅ればせながら、警察庁も安全対
策としての取締り強化を打ち出した。後追い対応だ。
一般化している歩道通行、無灯火、信号無視に遮断踏切への進入、酒酔い運転と悪質危
険な違反に交通違反罰則の適用を強化している。
(3)取締り強化の前に、「自転車は車道通行(bicycle pass the road way)」というルールの
周知、自動車運転者との共通理解、車道の安全共有認識の徹底と、事前の交通環境整備も
多い。そうでないと、自動車と自転車の「車道共存」も安全とはいかないだろう。
安全神話(safety legend)には、社会動静に少し前で適切に把握し対応できない警察庁他
専門機関の「能力」に問題がある。
交差点で信号を待っていると信号無視の自動車が制御不能で歩道に乗り入れて、ドキッ。
駅のホームで電車を待っていると突然、後ろからブチ当てられて前のめりになってドキッ。
生活のなんということもない日常性の中に、思いもしない危険が満載(full load)だ。
安全社会のためのインフラ整備が、自己都合、満足度優先の快適ツールの開発、商品化、
社会背景に追いつけない。
仕方なく、歩道を歩くときは道路幅を頭に入れて周囲に目を配り、音に敏感に行動する。
交差点や駅のホームでは、境界線までの間隔を十分にとって周囲を見渡せる位置をとる、
自己防衛。
交通機関、各駅では、安全対応として線路とホームの間を仕切るガード・フェンスの設置
を決めているが、予算の関係もあってなかなか進展して(実施率、わずか5%)いない。そ
れならそれで、人的効果で乗客の安全を守ろうとしているのかと言えば、経営不振で人件
費の負荷も大きく、ホームで駅員を見かけることも少ない。
昨日も駅のホームで酔った男性にぶつけられた男性が転倒して、丁度進入してきた電車
との間に挟まれて、まもなく亡くなった。事実(報道)は表面的なものだけで、多分、酔った
男性にも意図はなく、亡くなった男性があまりにもお気の毒だったということだが、ガード
フェンスがあれば防げた事故だった。お気の毒ですまない人的、インフラの安全整備の遅れ
をどうするのか。特別警戒中の標識がむなしいだけだ。
(2)自動車離れの傾向の中で、環境適応仕様の自転車の利用が見直されている。自転車の
構造、機能性が格段に向上したことも一因だ。軽量化と高速化で使途も多様だ。
この高速自転車が、歩行者をはねて死亡事故を起こしている。10年間で自転車と歩行者
の事故が3.7倍にも増加した(データ)。
道路交通法上、自転車は原則付き(原則と言っても、高年令、幼少、身体不自由者の極め
て特定事項及び自転車専用レーンの場合のみ)だが、「車道を通行(pass the road way)」
するものと定められている。
このルールが意外と専門機関関係者にも理解していないことがわかって、一般社会では
自転車の「歩道通行」がほとんどという事態。自転車の高速化未満の時代までは、その方
がまだ安全ではあった。
自転車の高速化、機能性向上に対して、いつものように遅ればせながら、警察庁も安全対
策としての取締り強化を打ち出した。後追い対応だ。
一般化している歩道通行、無灯火、信号無視に遮断踏切への進入、酒酔い運転と悪質危
険な違反に交通違反罰則の適用を強化している。
(3)取締り強化の前に、「自転車は車道通行(bicycle pass the road way)」というルールの
周知、自動車運転者との共通理解、車道の安全共有認識の徹底と、事前の交通環境整備も
多い。そうでないと、自動車と自転車の「車道共存」も安全とはいかないだろう。
安全神話(safety legend)には、社会動静に少し前で適切に把握し対応できない警察庁他
専門機関の「能力」に問題がある。