いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

「55」と「51」の夏。星。 twinkling summer

2010-08-09 19:48:48 | 日記
 エンゼルスの松井秀喜さんの調子が上がらない。例年調子が上向く暑い夏を迎えても好調
のニュースが聞こえてこない。
 昨年ヤンキースのワールドシリーズ制覇で日本人プレーヤーで初めてMVPに選ばれて、手術
した膝の様子を見ながらも今年、守備の機会とレギュラーとして出場の機会のあるエンゼルス
に移籍しての1年目。

 8月6日現在、ホームラン14本、打率0.246と低迷したままだ。チームは夏に守備もできる
外野手をトレードで獲得して、松井さんはDH(designated hitter)専門となる可能性も聞かれる。
 米国球界は社会同様、契約社会なので、当初の守備、レギュラーの出場条件は履行される
だろうけれど、チーム成績によっては出場機会も減る可能性はある。

 守備もして、9イニングフル出場する中での、慣れた野球環境でコンディショニングを調整、維
持する機会を選択しただけに、本来得意の夏場に調子が上向かないのは久し振りの守備も含
めたフル出場による膝のケガ(手術)への負担、負荷が解消しないのか。

 守備機会の映像を見ても、膝をかばう動きは緩慢(かんまん)で、膝の状態はまだまだいい
ようには見えない。勝負強い打撃は、昨年実証済みだけに、これから勝負所での松井秀喜さ
んの勝負所でもある。

 マリナーズのイチローさんも、今年7月の月間打率は2割台で最悪を記録した。10年連続の
年間200本安打の未踏の米大リーグ記録に向けて、ともに容易ではないがそれぞれの持ち
味を活かした今後の活躍を期待したい。

 松井秀喜さん36才2か月、イチローさん36才10か月、米大リーガーの主力として年令との
闘いでもあるが、現地の映像からは体力的な衰えは見られない。
 フィジカル・ストレンジ(physical strength)は、松井さんもイチローさんもそれぞれのタイプに
合わせて年令を感じさせない、とても鍛錬(たんれん)されている努力の成果がうかがえる。

 米国社会でもマインド・コントロールがすばらしいということであり、ケガさえなければ、また
ケガが回復すれば30代後半もいいパフォーマンス(performance)を見せれるのではないか。
 次世代の大学野球の日本チームは、キューバ、米国の力の野球にまだ及ばない。

 日本人プレーヤーの資質の高さを「実証」する先駆的大リーガーの松井秀喜さん(背番号
「55」)、イチローさん(背番号「51」)の米国でのこれからのさらなる「存在感(identity)」、
星の光(aura)が、あとに続くであろうダルビッシュくんをはじめ有能な日本人プレーヤーの
国際化による日本野球の進化には欠かせない。

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