夏の甲子園、全国高校野球選手権大会の決勝戦。1日1試合しかないのだから「せめて」
(この「せめて」もが夏の甲子園のダイゴ味、成果主義を知らないと言われそうだが)、夕方
の少しは暑さも和らぐ時間帯に休養も十分取って、いいコンディショニングの中でやったら
どうかと思うが、今年も連戦のしかももっとも暑い時間帯の昼日中に行われて、沖縄の興南
高校が相手チームを圧倒して、史上6校目の春夏連覇と夏の大会初となる記録づくめの沖縄
県勢の優勝を決めた。
今年の大会は大型チームが少なく、平均身長も170cm前半のチームが多く目についた。
興南のエース島袋くんも身長173cmと、投手としては小柄でしかし春のセンバツも夏の大会
もほとんどひとりで投げ抜いて、スタミナ(physical strength)と勝負強さ(mind control)には、
非凡な才能を十分に発揮した。
投手として、島袋くんにとっても翌日の決勝進出に向けた準決勝が一番負荷が大きかった
のではないか。その分、決勝戦ではこの1試合に賭けた能力をある意味でよみがえって発揮
し、実証するのが低力という才能(エース)だ。
そして、その才能を開花させるのが、日頃の練習の「精度」ということになる。
島袋くんは、顔の表情からもまたその投球からも冷静で理知的なものが感じとられて、また
ひとり頼もしい若者が甲子園から社会に参画していくのを、歓迎したい気持ちだ。
特に酷暑の夏に挑んで、才能を十分に発揮する若い高校生の可能性、活力、輝き、期待性
が、夏の甲子園の社会的成果なのだろう。
だから、「せめて」もではなく、連日でも暑い昼日中に挑むシチュエーション(situation)が必
要なのだ。
「多分」をつけなくても、今夏の興南高校の「強さ」は、大会出場の他チームすべてのベスト
メンバーに対してもそれ以上のチーム力を感じて、結果として優勝は当然だったように思う。
今夏、駐日米国大使(U.S.A ambassador to japan)が広島の平和記念式典参列の後、文科
大臣と一緒に夏の甲子園第1日目を観戦して、高校生の野球に4万人以上の観衆が詰めか
けるイベントを見て、驚いていた。(報道) 米国ではないことだ。
日本の若い力の可能性を感じてもらえたのではないか。その夏の甲子園の頂点が、米国が
今も占有状態を続ける、沖縄の若い高校生だったのだ。
駐留米軍基地の80%を占める沖縄の環境の中で育つ、若者からのメッセージを感じとって、
米国の押し付け、独善的な外交ではなく、今後の対等な関係の政治行動にいかしてもらいた
いものだ。
(この「せめて」もが夏の甲子園のダイゴ味、成果主義を知らないと言われそうだが)、夕方
の少しは暑さも和らぐ時間帯に休養も十分取って、いいコンディショニングの中でやったら
どうかと思うが、今年も連戦のしかももっとも暑い時間帯の昼日中に行われて、沖縄の興南
高校が相手チームを圧倒して、史上6校目の春夏連覇と夏の大会初となる記録づくめの沖縄
県勢の優勝を決めた。
今年の大会は大型チームが少なく、平均身長も170cm前半のチームが多く目についた。
興南のエース島袋くんも身長173cmと、投手としては小柄でしかし春のセンバツも夏の大会
もほとんどひとりで投げ抜いて、スタミナ(physical strength)と勝負強さ(mind control)には、
非凡な才能を十分に発揮した。
投手として、島袋くんにとっても翌日の決勝進出に向けた準決勝が一番負荷が大きかった
のではないか。その分、決勝戦ではこの1試合に賭けた能力をある意味でよみがえって発揮
し、実証するのが低力という才能(エース)だ。
そして、その才能を開花させるのが、日頃の練習の「精度」ということになる。
島袋くんは、顔の表情からもまたその投球からも冷静で理知的なものが感じとられて、また
ひとり頼もしい若者が甲子園から社会に参画していくのを、歓迎したい気持ちだ。
特に酷暑の夏に挑んで、才能を十分に発揮する若い高校生の可能性、活力、輝き、期待性
が、夏の甲子園の社会的成果なのだろう。
だから、「せめて」もではなく、連日でも暑い昼日中に挑むシチュエーション(situation)が必
要なのだ。
「多分」をつけなくても、今夏の興南高校の「強さ」は、大会出場の他チームすべてのベスト
メンバーに対してもそれ以上のチーム力を感じて、結果として優勝は当然だったように思う。
今夏、駐日米国大使(U.S.A ambassador to japan)が広島の平和記念式典参列の後、文科
大臣と一緒に夏の甲子園第1日目を観戦して、高校生の野球に4万人以上の観衆が詰めか
けるイベントを見て、驚いていた。(報道) 米国ではないことだ。
日本の若い力の可能性を感じてもらえたのではないか。その夏の甲子園の頂点が、米国が
今も占有状態を続ける、沖縄の若い高校生だったのだ。
駐留米軍基地の80%を占める沖縄の環境の中で育つ、若者からのメッセージを感じとって、
米国の押し付け、独善的な外交ではなく、今後の対等な関係の政治行動にいかしてもらいた
いものだ。